どんな想い出だったかは割愛しますが、その想い出のあおさそばが食べたいと思ったのは、驚くことにすでに2ヶ月半も前のことでした
その後、つゆ(だし)はみかん亭ではそれこそ日常のかえしを使った濃い色の、そして本膳かえしと呼ぶところの関東風ではなく……
だし汁にうすくちしょうゆと本みりんを加えてひと煮立ちさせた関西風ではないかとか、それこそ曲折浮沈し……
あるいは複雑多岐と激闘し……
ま、隠すところなく表現するならば、
した結果。
無事、いただくことができました
■材料(1人分) あおさ(ヒトエグサ) 5g*1~ だし汁*2 250ml サクラカネヨ上淡*3 25ml 本みりん*4 20ml ゆでそば 1玉 かまぼこ 2切れ 長ねぎ(小口切り)*5 適宜
あおさ(ヒトエグサ)はザルに入れて軽く水洗いして戻す(少々かたい部分があってもよい)。ザルの中であおさを押すようにして水気を切る。
ゆでそばは沸騰したたっぷりの湯で、お好みのかたさになるまでゆでてザルに取る。どんぶりにゆでた湯を入れて温めておく。
鍋にだし汁*2、サクラカネヨ上淡*3と本みりん*4を入れて中火にかけてひと煮立ちさせる。
どんぶりの湯を捨て()、そば()を入れ、のつゆ(だし)を注いだら、箸で麺を持ち上げて戻してほぐしながら馴染ませる(何回か繰り返す)。あおさ()を載せ、かまぼこ、小口切りした長ねぎ*5を添えればできあがり。お好みの辛味(分量外)を振っていただきます
*1 大さじ2.5ほど~。
*2 お好みのだしパックを使って標準的な(袋書きどおりの)濃さのだし汁を取ります。
いろいろ試した……
結果、みかん亭では関西風でも関東風でもおそばのだしには当面は『海と暮らしのダシ』を使うことになりました。水 400mlに1パック(10g)を入れて火にかけ、沸騰後には弱めの中火にして8分煮出して300ml弱のだしを取ります。
*3 お好みのうすくちしょうゆで良いのですが、サクラカネヨの上淡でなければ、本みりんを増やす必要がありそうです。
*4 みかん亭では福来純の本みりんが基本……
ですが、ほぼ2ヶ月待った流山本みりんが届いたので使ってみましたが、おいしくできました。
考えてみると、万上ブランドの本みりんのコストパフォーマンスに驚かされます。
*5 関西風を名乗るのならば、青ねぎ(小ねぎ)の小口切りとすべきなのかも知れません
藤井聡太王将と羽生善治九段が競う、第72期王将戦第3局2日目で……
藤井聡太王将が『治部煮うどん』に舌鼓を打っているだろう頃のことでした
そして、治部煮うどんに添えられているおいなりさんを見て……
おいなりさんとかついてると、やっぱ違うよね
そうね、違うわね
うちは、なんでついてないのさ
みかんちゃんが張り込みとか言ってテレビの前から動こうとしないからじゃない
はいっ、姫神みかんは無事、二日間の張り込みを終えたのでした
治部煮そば……なんてのはどうだろうね
きっとそう言うと思ってたわ
photo by miiinaamiii さん via photoAC