『COUNT ME IN 魂のリズム』ドラマーたちの深いドラム愛を感じるドキュメンタリー。 | himawari's diary

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鑑賞日 2024年3月17日(日)
 
 
製作年 2021年
 
製作国 イギリス
 
言語 英語 日本語字幕
 
尺 85分 
 
公開日 2024年3月15日(金)
 
原題 COUNT ME IN
 
レイティング G
 
配給 ショウゲート
 
 
スタッフ
 
監督・製作 マーク・ロー
 
 
主なキャスト
 
ロジャー・テイラー(クイーン)
イアン・ペイス(ディープ・パープル)
ニック・メイソン(ピンク・フロイド)
チャド・スミス(レッド・ホット・チリ・ペッパーズ)
スチュワート・コープランド(ポリス)
ニック・“トッパー“・ヒードン(ザ・クラッシュ)
テイラー・ホーキンス(フー・ファイターズ)
シンディ・ブラックマン・サンタナ(サンタナ/レニー・クラヴィッツ)
クレム・バーク(ユーリズミックス/ブロンディ)
ニコ・マクブレイン(アイアン・メイデン)
ラット・スキャビーズ(ザ・ダムド)
ボブ・ヘンリット(ザ・キンクス/アージェント)
ジム・ケルトナー(トラヴェリンク・ウィルベリーズ/エリック・クラプトン/ライ・クーダー)
エミリー・ドーラン・デイヴィス(ザ・ダークネス/ブライアン・フェリー)
スティーヴン・パーキンス(ジェーンズ・アディクション/ポルノ・フォー・パイロス)
ベン・サッチャー(ロイヤル・ブラッド)
サマンサ・マロニー(イーグルス・オブ・デス・メタル/ホール)
エイブ・ラボリエル・ジュニア(ポール・マッカートニー/スティング)
ジェス・ボーウェン(ザ・サマー・セット)
 
 
概要
 

鍋やフライパンまでありとあらゆるものを叩きながら過ごした子供時代から、世界中のスタジアムで旋風を巻き起こすようになるまでの道のりはどんなものだったのだろうか?クライマックスへ向けた特別なセッションへの道のりを軸に、錚々たるドラマーの面々がドラムの歴史、自身のキャリア、音楽やドラムそのものについて語る、貴重なインタビューが交錯しながら自然とドラムへの理解が深められてゆく。

現代ドラム文化の本拠地たる米国と、ビートルズ、ローリング・ストーンズ、ザ・フー、レッド・ツェッペリンといった偉大なバンドを産み、お互いに影響を与えながら音楽文化を発展させてきた英国。伝説的なジャズ・ドラマーたちが現代のドラマーと音楽に対して与えてきた影響を解説しながら、それらのレガシーをロックへ持ち込んだジンジャー・ベイカーの功績を讃え、ニック・”トッパー“・ヒードンやラット・スキャビーズといった伝説的なパンク・バンドのドラマーをフィーチャーするなど、英国制作ならではの視点が光る。

子供たちが初めてドラム・セットを手にした際の喜びを爆発させる瞬間を筆頭に、リラックスして楽しめる作品でありながら、ニコ・マクブレイン、スチュワート・コープランド、シンディ・ブラックマン・サンタナ、チャド・スミス、テイラー・ホーキンス、ロジャー・テイラー、ジム・ケルトナー、イアン・ペイスといった超一流ドラマーに留まらず、ベン・サッチャーや、エミリー・ドーラン・デイヴィスなどの若い世代のドラマー、更にはロス・ガーフィールドのようなドラムに関するスペシャリストにもスポットが当てられ、玄人を唸らせる深みも兼ね備えている。全編に渡ってドラムへの愛が溢れた作品でありながら、ドラムに関する専門的な知識は不要。全ての音楽ファン必見のドキュメンタリー!

(引用元:公式サイト)
 
 
感想
 
ドラマーに焦点を当てたドキュメンタリーは
 
初めて観たかも。
 
とてもよかったです。
 
 
演奏方法はそれぞれ違って、
 
オリジナリティがありますが
 
共通しているのは、とにかく、ドラムが
 
「大好きでたまらない」ということ。
 
トークしながらテーブルを叩くだけでも
 
音楽になってしまいます。
 
ものすごい数と種類のドラムを集め、
 
レンタル業をしている人物のドラム愛も深い。
 
見事なチューニングは企業秘密だそう。
 
 
みんな、子供のように目を輝かせて
 
ドラム愛を語ります。
 
始めたきっかけ、
 
リスペクトしていて、影響を受けたドラマー…
 
ジャズドラマーに受けた影響や
 
その技術をロックに取り入れたことなど。
 
その他の話も、どれも興味深かったです。
 
 
いろんなライヴ映像も映りますが、
 
ドラムが場を支配する瞬間はカッコよかった。
 
 
ロジャー・テイラーも、もちろん登場しますが、
 
彼は本作の出演者でありながら、
 
リスペクトされる対象としても
 
取り上げられます。
 
初めて見たライヴがクイーンだった、
 
と話すドラマーがいて、
 
1977年のクイーンのライヴの
 
「We will Rock You」が映ります。
 
これは嬉しいサプライズでした。
 
ロジャーはフレディに見た方がいい、と
 
勧められたライブがあったことを語っていました。
 
 
女性のドラマー達も登場します。
 
ファンが忍び込んだと勘違いされて、
 
自分の楽屋から追い出されそうになったとか、
 
女性としての苦労もあったようですが、
 
好きだからやっていたら、
 
プロへの道が開け、夢が叶ったと。
 
あまりに好きすぎて問題を起こしたことがある、
 
など「好き」のレベルが
 
高すぎるのが伝わってきました。
 
 
ラストにはドラマーたちのセッションがあり、
 
カッコいいのはもちろん、本当に楽しそうでした。
 
ユニークなオマケ映像も!
 
 
 
本編を思い出しながら読むパンフレットも楽しい!
 

 

 

 

この相関図も興味深い。

 

 

 

 

こんな素敵な展示も。

 

希望者は、お面を付けて記念撮影ができる。

 

ロジャー・テイラーのお面が右の籠の手前に。