パーフェクト・レボリューション (トークショー付き) | himawari's diary

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映画、美術館、読書、おいしいものなどで楽しく過ごす日々

『パーフェクト・レボリューション』




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障害者への様々な誤解を解くために

講演やイベントなどで活動する

熊篠慶彦さんの企画・原案による作品

実話にもとづく物語だとのこと




熊篠さんの友人である

リリー・フランキーが主人公のクマ役です

車椅子での生活や

人格障害を持つミツ(清野菜名)との

出会いと恋愛

フィクションの部分も多いと思いますが

かなりリアルに感じました

めちゃくちゃ楽しく過ごしたかと思えば

いきなり生命の危機が訪れたりします

アップダウンの激しいミツに

振り回されながらも

徐々に彼女に惹かれていくクマは

微笑ましくてだんだん可愛く見えてきました




とにかくリリー・フランキーが上手いです

セリフが無い時の表情が

特に印象に残っています


親戚一同にミツとの付き合いについて

あれやこれや言われているときの表情は

本当に絶妙でした


彼によるイラストも使われていました

そう言えばリリー・フランキーは

イラストも小説も音楽も演技も……

多才な方ですよね〜





クマのハイスペックカスタムな車椅子が

カッコ良かったのと

作中曲の銀杏BOYSの「BABY BABY」も

作品に合っていて良かったです




障害者への誤解を解くという点では

かなり貢献する作品だと思います








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上映後にトークショーがありました

リリー・フランキーと水道橋博士です

2人は車椅子絡みのイベントなどで

協力し合ってきたようです

熊篠さんも会場にいらっしゃっていて

途中からステージにご登場でした


リリー・フランキーだから

当然のごとく下ネタも多かったですが

全体的には笑える楽しいトークでした

また作品の意図も良く分かりました

リリーが「バカ映画だと言っていいよ!」

と言っていました

かなりリアルな雰囲気で進んできた話が

ラストでいきなり「⁉️」な展開になるので

ちょっと疑問に思いましたが

バカ映画であれば納得です


博士によるとラストは『テルマ&ルイーズ』

のような感じとのことですが

こちらは更に納得です


「シリアスなネタをもとにバカ映画を作る」

これは最高に贅沢な

作品作りではないかと思います