大阪名物
昨日のことになるけど、新しいボランティアの人が来られたときの話。ひとつ年上の女の人だったのだが、一通り話をした後、ふと携帯電話に目をやると、どっかで見たようなキャラクターが…。よくよく見ると、某パ・リーグ球団の熊のマスコット。まさかと思って訊くと、やはりかなりのコア・ファンであることが判明。というより、1.関西在住なのに東京時代のファイターズファンクラブに入って、さらに招待券をすべて使い切っている、2.名護キャンプの観戦に出かけている、というあたりで、僕のはるか上を行くマニアック度である。いるとこにはいると聞いていたけど、女性でハムファンでしかも関西在住って、どう考えてもかなりの希少人種。やっぱり世の中って広い。もっとも、そろそろ足を洗うという話ではあったけど…。
今日は、気まぐれに思い立って、串カツ屋に入ってみる@梅田食道街。どんなとこかと前々から気にはなっていたのだが、生まれて初めての経験。とりあえず印象としては、
・おおむね1本100円強やけど、1本はそんなに大きくないので、腹ごなしをしようとするとそれなりにかかりそう
・昼間やったけど、酒を呑んでいる人が多い。というかそれがわりと標準っぽい
・けっこうきれいな油を使っているらしく、 カツはけっこう旨い。少なくとも、コンビニよりは。
・ソースも色のわりにあっさりしていて、どっぷりつけても、それほど辛くない
・白いご飯がないようなので、あまりカツばかりは食べられないかも
・とんカツがなかったのが意外。牛カツはあったのだが。もちろん、店によるのかもしれんけど。
といったあたり。牛串、れんこん、きす、うずら、牡蠣の串揚げの計5本で、570円。これも一種のファストフードですな。
地域の紐帯
それにしても、地域コミュニティって、生きてるとこでは生きてるのね。いろいろ悪さも教えられてるみたいやから、いちがいにいいとばかりも言えんけど、地域の紐帯ってやっぱり大事やなあと改めて思う。崩壊しているのが当たり前の世界に生きている僕らが、それをどう再獲得していけるのかは不透明やが。
しかし、泉州方面って、高速使えば案外近かったな。結局、1時間くらいで着いてたし。鳴尾浜から天保山まで10分かからないというのが驚異的。
男女共同参画
出産や育児で活動中断、女性研究者の復帰に奨励金(読売新聞)
政府は、出産や育児で研究活動を中断した女性研究者らの現場復帰を支援する「特別研究員復帰支援事業」を創設する。
研究者本人に毎月約36万円の研究奨励金と年間150万円までの研究費を支給する。2006年度中に30人を選んで支援を開始する方針だ。
対象は、博士課程修了程度で、出産や子育てのため研究活動を中断した研究者。大学や大学院のほか、独立行政法人など公的研究機関への復帰を希望する人について、研究中断前の実績などを基準に選考する。支援期間は最長で2年間。
支援事業は、政府が05年12月に、出産・育児後の女性の社会復帰を促進する目的で策定した「女性の再チャレンジ支援策」の一環。政府の男女共同参画白書などによれば、女性研究者の6割以上の人が「出産・育児・介護などで研究の継続が困難」と感じている。大学や研究機関の研究者の採用では、直近の実績が重視されることが多く、育児などで数年間のブランクがある女性研究者の再雇用には不利な状況がある。
復帰支援事業は、研究を再開した研究者が実績を上げるまでの一定期間経済的に支援し、採用側の研究所などに経費が削減できるメリットを与えることで、再雇用を促す狙いがある。
(読売新聞) - 1月3日11時59分更新
いつも思うんだが、こういうのって、どうして支援対象を「女性」に限るんだろう。女性に限るから、いつまで経っても、女性だけが仕事と家庭との両立が要求される反面、男性の家庭への参入障壁が解消されないのだと思うのだが。いわゆる「女性の仕事と家庭の両立」をサポートするのは、確かに「働く女性」が子育てその他をするのにはプラスになると思うし、多少なりとも少子化対策にもなり得るとは思うが、それって果たして「男女共同参画社会の推進」」って言えるのか?? 実際に利用する男性がどれだけいるかどうかはともかく、男女ともに制度が開かれているのがスジではないんだろか。ついでを言えば、いないんだったら、逆クォータ制でも導入して、男性を優先的に制度適用する仕組みだってあっていいくらいだ。
なんか、新年早々、硬いこと書いてるなあ。とりあえず、今年もよろしくお願いします>皆さま
3連休の過ごし方
@23日。名古屋まで日帰り。以前、あるオフ会でお会いした方と話をする。取り留めのない話になってしまった嫌いはあるが、なかなか貴重な話が聞けた。坦々麺と味噌カツを食べてきたけど、どっちも旨かった。名古屋って食い物のレベル、けっこう高いのかも。
それにしても、名古屋って近いのね。ちんたら近鉄の普通列車で行ったにも関わらず、大阪から3時間半ていど(雪でJRは遅れまくっていたらしいので、近鉄で正解)。株主優待券を金券屋で買っても、1500円そこそこやし、時間的にも感覚的にもすぐという感じ。こんなに近いんだったら、名古屋大行っときゃよかったかなと、今さらどうでもいいことを思う。
@24日。ちょっと策を練ってたところもあったのだが、結果的にはやや空振り。たぶん、空振りしておいて正解だったのだが。ちょっと思うところもあるので、しばらくは様子見。
@25日。父の還暦祝いと称して、我が家ではめったにない、家族での外食。家族でフランス料理なんて、実際、初めてのことじゃないか? とりあえず、旨かったっす。
何か、こうして見ると、ちょっと食べすぎか? おれ。
横山秀夫『クライマーズ・ハイ』
大学時代の先生からまたもメール。NGO関係の求人をわざわざ転送してもらう。今さらながら、人との繋がりのありがたみに感謝。自分は本当に、周囲の人には恵まれているなと、最近よく思う。
さて、昨日、NHKでドラマをやっていたのを見て、積ん読になっていた、横山秀夫『クライマーズ・ハイ』に手を伸ばす。けっこう厚めのだったけど、一気に読了。日航ジャンボ墜落事故を取材する、地方紙記者の話。事故をめぐる新聞記者たちの人間模様をエンターテインメントの軸とすると、家族・親子の関係をめぐる不全感が、小説の主題としてもう一つの軸を作っている。父親のロールモデルって、誰にとってもなかなか難しいものなのかもなと思う。
新聞記者としての矜持と自己保身との間を揺れる、「北関」の登場人物の面々も、なかなか面白い。編集局長・局次長・社会部長の3人の幹部と、悠木の同期のデスク2人の、それぞれのキャラの区別が、今いち掴みきれんかったけど。あと、安西の息子の最後の一言は、いくらなんでも凡庸。いくらなんでも、あれはベタベタすぎるやろう。伏線らしい伏線もなかったし。
そんでも、日航機事故当時の時代の雰囲気、新聞社の雰囲気は、なかなか迫真にせまる。せっかくやし、ちょっと当時の新聞のバックナンバーでも読んでみようかなあ。