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Global blog 〜世界の社窓から〜

アジア、東南アジアに積極展開するインターネットカンパニー
アドウェイズの海外社員ブログです。

前回のfacebookページランキングに続いて、今回はTwitterフォロワー数ランキングです。インドネシアのTwitterユーザー数は東南アジアNo.1で4000万人を超えると言われており、facebookと共に企業のマーケティングニーズも高いです。そんなTwitter大国インドネシアで、どのアカウントが人気を博しているのか。本日7/31のトップ10を写真つきでご紹介致します。



では早速1位から発表しましょう。


第1位は歌手のアグネス・モニカ(Agnes Monica)で、フォロワー数は821万6867人です。幼い頃から、歌手、女優、司会など様々なフィールドで大活躍し、今やインドネシアでは知らない人はいない超大物歌手です。携帯通信キャリア最大手テルコムセルの広告に起用されており、TVCMや街中の看板で彼女をよく見かけます。

 

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第2位は、同じく女性歌手のシェリナ・ムナフ(Sherina Munaf)で、フォロワー数は637万2012人です。彼女も子供の頃から歌手、女優として大活躍してきたインドネシアの国民的アイドルです。最近では韓国の人気アイドルグループBIGBANGと一緒にカカオトークのTVCMに出演しています。



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第3位は、Indonesia Ramalanという占いアカウントで、フォロワー数は626万2711人、第4位はdetik.comというオンラインニュース最大手のサイトで、フォロワー数は540万5705人です。



第5位は、作家でコメディアンのラディティヤ・ディカ(Raditya Dika)で、フォロワー数は531万148人です。即席麺市場第二位のミースダップのTVCMに出演しています。彼がTwitter上で1回つぶやくのにかかる宣伝費用は日本円で5万円ほどです。安いと見るか、高いと見るか…。


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第6位は、女優・モデルのルナ・マヤ(Luna Maya)で、フォロワー数は517万8059人です。インドネシアで大人気ロックバンドNOAH(当時のバンド名はPeterpan)のボーカルアリエルとのSEX動画がfacebookを中心に流出し、アリエルが逮捕されるという大騒動がありました。

 

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第7位は、男性歌手のアフガン・シャ・レザ(Afgan Syah Reza)で、フォロワー数は479万7094人です。インドネシアの最高学府であるインドネシア大学在学にデビューした秀才シンガーです。

 

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第8位は、男性歌手のフィディ・アルディアノ(Vidi Aldiano)で、フォロワー数は458万2539人です。3歳からピアノを習い、数多くの音楽フェスティバル、コンクールで賞を獲得して来た若手実力派シンガーです。

 

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第9位は、プロサッカー選手のバンバン・パムンカス(Bambang Pamungkas)で、フォロワー数は442万7161人です。サッカーインドネシア代表のキャプテンです。

 

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第10位は、女優のシレーン・スンカル(Shireen Sungkar)で、フォロワー数は441万3831人です。ドラマを中心に歌手としても活躍する1992年生まれの21歳です。

 

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やはり上位となると音楽アーティストを中心とした超有名人ばかりですが、インドネシアでは、影響力のあるTwitterアカウントやブロガーをプレスカンファレンスに招待して、発表する商品に関してどんどんつぶやいてもらうという手法が多く見られます。所謂バズマーケティングという手法ですが、それはまた別の機会にご紹介したいと思います。今回はTwitterフォロワー数ランキングを通して、どんな人がインドネシアで人気なのか感じて頂けると幸いです。

本日(7/30)付けで、ブランドカテゴリーにおけるfacebookページのファン数ランキングを作成しました。

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facebookの分析ツールを提供している会社として有名なsocialbakers.comの分析データから、TATは自分で追加しております。

※TATとはなんぞやと言う人はこちらへ


1位のバティック(Batik)は、インドネシアのろうけつ染め布地の特産品で、バティックシャツは正装とされていて、ビジネスでも着用している方が多くいます。2位はインドネシアで大人気の携帯電話BlackBerry、3位はバイクのヤマハ。4位はイスラム教徒が90%近くを占めるインドネシアでは重要なイスラム教における全知全能の唯一神アッラーが続いて、あとはインドネシアでは大手企業のブランドがほとんどです。

この中にインドネシアのfacebookマーケティングに携わる者として、触れておかなければならないfacebookページがあります。


それは、7位の「サーファーガール(Surfer Girl)」です。

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サーファーガールは、女性向けのリゾートファッションショップで、1998年にバリ島にできてから女性の旅行者を中心に一気に火がつき、島内で店舗を増やし、今ではバリ島以外でも展開するまでになりました。そして、個人商店のfacebookページとしては伝説的な285万人というファン数を集めるまでに至っています。

Tanking about thisとしては、それほど高くは無いのですが、メインターゲットの女性にウケる可愛いイメージのポストが目立ちます。また、アイコンの2つしばりの可愛い女の子のキャラクターも人気です。ジャカルタでも、このキャラクターのステッカーを車の後ろに貼っているのをよく見かけます。(宣伝のために誰かに貼られた可能性もありますw)


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私もバリの店舗まで行って参りました。


以前ご紹介したfacebook広告画面による調査が好評でしたので、モバイルまわりでもう少し調べてみました。

まずは、東南アジアのモバイルOSシェアをご紹介します。


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※重複を考慮しておりませんので、あくまで参考値としてお考え下さい




インドネシアだけ構成が大きく異なっています。その他が50.9%、BlackBerryが25.8%と他の国と1位2位が違います。その他が多い理由は、以前の記事でも紹介しましたが、中国から流れてくる激安の携帯電話が多いことがあげられます。フィーチャーフォンで世界的にシェアを広げたNokiaもそうですし、CROSSやmitoといったインドネシアローカル企業もテレビCMや看板広告で広告投資を強めています。BlackBerryに関しては、BlackBerryメッセンジャーの利用とそのコミュニティの形成が大きいと言われています。ジャカルタのようなビジネス都市では特にBlackBerryを使っているビジネスパーソンが目立ちます。仕事上でも顧客や取引先、あるいは情報源とのつながりを保つために、BlackBerryメッセンジャーから離れられなくなってしまうのです。

しかし、今回私が特に注目したいのはAndroidです。昨年9月の調査で、Androidは5.68%でした。それが約10ヶ月で、20%までアップしたのです。BlackBerryはほとんど変わっていません。中間層の所得が上がったことや、Android 端末でもLINEやカカオトークなどのメッセンジャーアプリが発達していったことが理由で、OthersのフィーチャーフォンユーザーがAndroid端末を持つようになったのだと思います。



続いてはインドネシアスマートフォンユーザーの端末シェアです。


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BlackBerryが半分を超えています。そしてサムスンを筆頭にAndroidも大きなシェアを持っています。iOSはまだ5.7%ですが、今年ジャカルタにアップルストアができると言われており、巻き返しが期待されます。

AndroidとiOSは、このまま今後も伸びていくことが予想され、我々もスマートフォン広告の分野で強みを発揮できるため、非常に注目しています。