【温故知新】やっぱりテレビが好き!!パート1【1970年代のテレビドラマの記憶】 | 私の青空(MY BLUE HEAVEN)~せまいながらも、楽しい我が家

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暮らしの中で、気づいたことや思ったことを綴った日記です。

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40年以上前の昔の、自分自身の記憶はかなり不鮮明になっています。

テレビ全盛期の1970年代の番組をBSやCSで観ているうち、忘れている昔の、今と比べると不便だった時代のことを改めてどんな時代だったのか?考えてみたいと思うようになりました。



TBSテレビで放映されていたホームドラマ「時間ですよ」(出演:森光子、堺正章他 放映開始1970年から)は懐かしさと共に、当時の世相や自分自身の身の回りのことを思い出します。

風呂屋が舞台のこの番組ですが、東京を含めて、私の子供時代は風呂屋はどこの町にも当たり前のようにあったように思います。

スマホやパソコンなどの通信網はなかった時代です。

「昔は、良かった」というような思いは多少ありますが、果たしそうだったのでしょうか?現代社会は、格段に便利になって暮らしやすい社会になったように思います。当時、子供だった私ですが、不満や嫌なこともたくさんあったことを覚えています。「早く大きくなって、自分で何でも思うように行動したい」と思ったことを忘れていません。


2013年現在、物質文化は豊かになりました。家風呂が当たり前のようになり、車も、クーラーも、電話も、当たり前のように各家々で所有できるようになりました。一個人が、暮らしていくためには男であろうが、女であろうが、ある程度平等に暮らしていける社会になっているように思います。表面的には。

反面、現在は人間関係が希薄になった社会のように思います。

(豊かな物質文化は)家電やIT等の技術革新による利便性の向上等の影響で、人間同士の共存共栄、相互扶助、と云うような意識や考え方を失ってしまったように思います。(貧しかった昔はお互いが助け合いながらの生活が残っていました。着る物は家庭内などで共有していたり、ツギハギをしていたり。なんと、トイレットペーパーではなく、新聞紙を使っていた時代もあったのですから。1980年代は、1960年代~1970年代高度成長当時即ち、少し貧しかった時代の、村社会=共同体が崩壊し、現代社会に移行していく黎明期だったのかもしれません)
又、その原因には、個人主義、自分優先の考え方、自分と云う個人を過剰に考えることや、他人との競争によって価値が創造されるという考え方などによる影響も強いと思います。(このような概念がギスギスした、ドライな社会を創造したような気がしてます)

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SNS等による人的交流が増えた現在ですが、本来の、心のつながりのある人間関係は希薄・ドライになっている印象がどうしてもあります。
(SNSの交流は、すでに形骸化しているという印象があります)
今後どのような展開がネット上であるのかわかりませんが、大切にしたい人間同士の、心のつながりはネットつながりであれ、どのような形であっても持ち続けたいものです。



趣味でも、仕事でも選択肢の多い現在の社会というのは一面的には健全な良い社会だと思います。

1970年代は大ヒットレコードや大ヒット商品が数多くあったように記憶しています。
(インフレ経済だったことにも起因しているのでしょうが)
近年来の経済情勢はデフレで消費が硬直化していることと、一般庶民に必要とされる商品の需要が以前よりも大幅に減少して、70年代当時のような消費には程遠い状況です。

日本経済は小泉政権以降、ご承知のように賃金や福祉などについては格差が増大されています。

過去から現在に至る必然性、なるべくしてなった現在ではないでしょうか。
よいことも、悪いことも含めて。
勿論さまざまな偶然の要因にもよりますが。
(ワールドワイド、グローバル化など、不確定要素のなかで)

「全ての人々が満足する社会などない」と云うのは人間の業の深さを
考えてみるとわかることです。

経済優先の社会、効率や合理性を重要に考える社会、個人主義を主張する人々の多い社会。
考え方を見直して、過去の古い村社会に戻るのではなく、物質文化やお金中心の価値観から脱却して、こだわりのない「ゆるやかな」社会、或いは生き方ができればと思います。
「やっぱり、お金が大事。云うことは簡単ですが、現実はなかなか難しい」
と、おっしゃるご同輩が多いでしょうが。
ですが、それは個人の気持ち次第ではないでしょうか?


最後に、今回の僕のつたないブログにお付き合いいただきありがとうございました。

(追伸)1970年代や1980年代など、激動の時代を生きてこれたことに
僕の周りの全ての人に感謝したいと改めて思いました。

では、またいつかどこかで。

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