映画「男はつらいよ(望郷編)」は見所満載です! | 私の青空(MY BLUE HEAVEN)~せまいながらも、楽しい我が家

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暮らしの中で、気づいたことや思ったことを綴った日記です。

映画「男はつらいよ(望郷編)」(松竹 第5作 1970年公開)
を久し振りに観て・・・。
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1)全編で渥美さんの演技が生き生きしている。

2)寅さん映画の本質、テーマは「地道に生きる」ということだと
僕は思っています。

3)見所満載!
本作は随所に面白い台詞やきりっとした小気味良い演出を観て
いて感じます。
(笑いと涙、物語の展開や登場している俳優陣の演技は、
観ていてドキドキの連続!)
①冒頭の場面を観て感じたのは・・・。
~早とちりの寅さんが叔父ちゃんが亡くなったと勘違いして
葬儀の段取りを手配してしまい、騒動になる場面。
とらやで叔父ちゃんがごろ寝しているところに寅さんが帰ってくる。
輪をかけて勘違いするが・・・。
~植木さんのギャグ「こりゃまた、失礼いたしました~~」を
連想しました。
僕だけかもしれませんが・・・。
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②北海道から柴又に戻った寅さんが職探しをすると、
とらやで相談する場面。
~さくらが「お寿司屋なんかいいんじゃない!粋で、いなせで」と云う。
すると寅さんは「粋で、いなせなんていうのはいままでの俺のことだ。
それが地道な生活といえるか?」と云う。
「てんぷらやなんてのはどう?」「だめだめ!てんぷらは嫌いだから。
理屈じゃないだよ」と次々に拒否するのだが・・・。
油まみれの仕事をしたいという。
その結果ご近所に職探しに出てどのお店でも断られ、
途方にくれて江戸川のべか舟でごろ寝をしている内に、
舟のもやいがとけて下流の浦安に流されて偶然豆腐屋に就職
するというくだりは台詞や演出にテンポがあって面白いです。
(寅さんがてんぷらが嫌いだったというのは今まで気がつきません
でした。新発見です。笑)
③配役が興味深い。
テレビシリーズでさくら役だった長山さんがマドンナ役。
また、叔母ちゃん役だった杉山さんも登場している。
(長山さんの母親役で)
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④舞台のひとつ、ロケ地の浦安は僕の生まれ育った船橋の隣町です。
(漁師町の風景が懐かしい!)
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⑤本編最後のシーンでの寅さんの台詞(ギャグと云えるのかも):
登(津坂匡章改め秋野大作)と旅先で偶然再会する場面
「徐々にかわるんだよ~」「いっぺんにかわったら体にわるいんだよ~」
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その他、見所満載!です。