経産省前テント日誌:7.7(土)300日目 |  ひこぱぱ

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 反原発・反基地・反差別・反弾圧・反貧困・反TPP!
    「積極的(戦争による)平和主義」という妄想に惑わされず
 「福島事故は終わってない!命を守れ!」の声を一つにして
    平和憲法を守り、軍事国家への転換を阻止しよう!
      

7月7日(土) 曇り後雨
 このところ2日続きで夕方から夜にかけて雨が降る。七夕というと自分の記憶の中では、星空の下浴衣で夕涼み、といった清々しさなのだが。
 ということで、今日の七夕アクションは、テントの前でのアピールと歌・カンショ踊りなどあたわず、カンショ踊り流しで首相官邸前へという行動も取りやめとなり、第2テントの中での賑やかな集いとなった。
 テントの前には笹竹が何本も取り付けられている。そしてその笹竹には短冊がいっぱいつり下げられている。様々な怒りが、未来への意思が、希望がそこには表されている。
 降り始めた小雨に笹の葉がしっとりと濡れ、それも一つの風情であろうか。短冊をつり下げた笹竹を背景にみんなが集まって写真撮影。
 第2テントの中には何人ほどが入っているのだろうか。20人をこえている。持ち込まれたいろいろのものを飲んだり食べたりしながら、賑やかなお喋りが続く。
 メインは富岡町から水戸に避難しながら、反原発を訴え続けておられる、テントではおなじみの木田節子さんの話であった。3・11後の避難生活の中で反原発活動へと踏み出されたいきさつ、その過程での家庭内での様々な軋轢と葛藤、東電社員と下請け作業員とのあからさまな差別、また避難をよぎなくされた人たちの生活と、それに対する避難先の住民たちのまなざし、そこにある分断のシステム等々、胸に迫るものであった。
 また、先日の福島フォーラムでの福島原発作業員との対話、あるいは4月25日時岡おおい町長の家を訪れ夫人と話したときのこと等、聞く者をぐいぐいと引き入れていく。気負いなくユーモアを交えたその話はそれだけになお、深く考えさせるものであった。
 第2テントには入れ替わり立ち替わり人がやってきて、のべ40人にはなっただろうか。
初めてお目にかかる人も多かった。実際テントは初めてという方や遠方の方も何人かおられた。そして若い人達の参加も多くあった。
 今日企画した女性たちの話では、これからも毎土曜日に夕涼みもかねて、茶話会やDVD上映会やお話を聞く会、カンショ踊り等、催していきたいということであった。( Y・T )