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マスコミに取材される方法

新聞社とTV局に21年。PR会社に1年。その経験でプレスリリースの発信とマスコミ登場をサポートします。

 

本当はもっと早く起きたかったのです。

松林の清掃活動に参加するはずでしたが…

寝過ごしました。

 

電車に自転車を載せて出歩くのが

週末の習慣です。写真のように。

 

ぽっかり空いた時間を使って、

ブログを書くことにしました。

 

夏のことでした。

デパートに行くと、

目当ての紳士ブランド売り場がありません。

 

分かりやすく教えてくれた方

 

年に1回か2回しか行かない売り場。

主だった服はそこで買うのが習慣で、

担当の方も決まっていました。

 

女性で夏目雅子さんに雰囲気が似て、

勉強熱心でした。

 

ブランド自体やデザイナーの考え、

素材、色遣い、織り方…。

さらに社会の変化も。

50代の私が理解できる言葉を選んで、

分かりやすく教えてくれた方でした。

 

私が服を選ぶ基準も熟知していて、

こんな風に提案してくれました。

 

・こちらは従来から好きなタイプ

・こちらは流行を取り入れた一例

・こちらは挑戦してほしい色や形

 

短いやり取りでしたが、

貴重な勉強の時間でした。

 

心と体に関することだから

 

もうアドバイスを受けられないと分かり、

かなりがっかりして、

他の売り場に立ち寄らず、デパートを出ました。

 

がっかりした理由は

心と体に関することだからだと思いました。

 

 

かかりつけ医、という言葉がありますが、

そのブランドの売り場にいた女性は

私にとって「かかりつけのアドバイザー」だったのです。

 

かかりつけの〇〇の方


かかりつけは他にもいます。

理髪店の担当者もそうですね。

黙っていても理解してくれる。

カルテのように過去のデータがある。

髪型は心と体に大きく関わります。

 

コンサルタントも似ていますが

体に関することではありません。

強いていえば、

かかりつけのパソコンの先生。

あるいは発信のアドバイザー。

心の安定剤のように関わってくれるからでしょう。

 

 

元新聞記者、テレビ局デスク

メディアコンサルタント・荒川岳志

 

 

企業の広報を指導する時、

大切にしていたのは発想の転換でした。

相手目線、相手の気持ちで考え、

企業の主張ではなく、

相手(マスコミやお客さん)が求める

情報とは何かを考えて「転換(変換)」する。

それが企業広報の基本です。

 

そのままではつながらない電気配線の接合に、

アダプターを付けますね。

広報はあのアダプターに似ています。

 

消費者(購入者)の立場から見ると

分かると思うのです。

企業の言い分が素晴らしいと思って買いましたか?

違いますよね。

あなたの気持ちや生活スタイルに合ったから、

購入したはずです。

 

相手が受け入れやすい形に変換する

 

発想の転換とは、

先ほども書きましたが、

広報ではなくて広聴から始めること。

広く聴く「広聴」で分かったことを、

相手(マスコミやお客さん)が

受け入れやすい形に「変換」して伝えることです。

 

 

例えば対マスコミならば、

記者が考えるニュースの切り口に変換する。

記者が使う記事スタイルで伝える。

記者目線のプレスリリースを書くことです。

 

商品の機能や装備を単に説明するのではなく、

その商品を使う「社会の変化」を、

記者の頭の中に映像を映すように伝える。

そんなプレスリリースに変換しなければ、

記者は記事を書く気にならないでしょう。

 

お客さんの行動を変えたいなら、

お願いするのではなくて、

お客さんがその行動を望む仕掛けを作る。

小便器を汚してほしくなければ、

便器の中に「的のマーク」を貼る。

 

モラルや美徳をひたすら訴えても

人の行動を一気に変えるとは思えません。

(そういう真面目な考えは大好きですが)

広報なら遊び心とユニークさも持ち合わせてください。

 

簡単に書きましたがとても難しい。

広報マン(広報ウーマン)も会社員です。

私の広報研修内容を実践しようとするほど、

周囲の賛同者が減るかもしれません。

 

広報を送り出してきた企業の経営者が、

広報の仕事を誤解、曲解しているケースです。

広報の仕事を「企業の都合に合わせた情報発信」と

思い込んでいる経営者がいます。

 

研修を終えた広報担当が、

相手目線で賛同を得ていく発想転換を実践できず、

再び「企業の主張型広報」に戻ることもありました。

 

真剣に実践する企業は伸びる

 

難しい話はこのへんでやめます。

要は「分かっていてもやめられない」のが通常で、

そこを思い切って変える企業や団体なら、

大いに見込みがあるのです。

 

良い話を聞いた。

そこで終わる企業が大勢で、

良い話だから大いにやってみよう。

そういう企業は、

広報の基本である「広聴」の意識があり、

大いに伸びる素地があったということですね。

 

ん?……。

また難しい話を書いている自分がいる。

すみません。

 

広報の頑張りはとても大切


このブログを読んでくださる

企業広報やPRコンサルタントが大勢います。

これからの社会を変えたいのでもうひと言。

 

あなたの頑張りはとても大切です。

あなたの発信の根元にある考えが、

単に「企業のため」ではダメで、

マスコミや消費者に心が透けて見えるでしょう。

 

そうではなくて、

あなたの企業の特長を現在の社会のため、

将来の社会のために使うことを優先してください。

 

企業の特長を、

マスコミやお客さんの心に届くように

「変換」する役目に徹してください。

 

 

すみません。

最後まで難しい話になりました。

今の時代に生きていることが貴重です。

日本の大きな転換期だからこそ、

売り方や伝え方を

大きく変えてほしいのです。

 


元新聞記者、テレビ局デスク

メディアコンサルタント・荒川岳志

 

 

2カ月ほど前のことですが、

大学生に向けて1時間半ほど講義をしました。

広報活動に興味を示す大学生が相手です。

10数人ずつ、2回連続の入れ替え制でした。

 

大学側から求められたテーマは

「伝わる文章術」でしたが…

私はもっと大事なことを伝えたかったので

依頼された文章術以外の時間も多く取りました。

 

おもしろすぎて…と言われて

 

大学の担当職員さんに

写真撮影を頼んでいたのですが…

撮り忘れたそうです。

 

「おもしろすぎて、撮影を忘れて夢中になりました」

 

私の講座、

記者時代のエピソードを交えながら進めます。

動画はありますから、

いずれ、YouTubeにアップするかもしれません。

 

文章術に関しては

先輩が書いた本が分かりやすいので、

その本を薦める理由を語り、

私なりに記者時代に工夫した点を添えて終了です。

本当にあっさり。

なぜなら、わずか1時間ほどで

文章が急に上達することなどありませんから。

記者がそれなりに書けるようになるのは、

仕事で毎日書いて、デスクに添削されるからです。

 

 

私が推薦した文章術の本は、

北海道新聞記者時代の先輩で、

現在は大学教授の高田昌幸さんの著書。

「伝える技法」(旬報社)です。

 

その後、私が伝えたかったことに集中しました。

 

ニュースを生み出す力

 

私が最も伝えたかったのは

ニュースを発掘する力や視点、

ニュースになる出来事を生み出す力です。

 

自らニュースを創り出す動きをして、

自ら広報として広められたら、

どんなにワクワクするかを話しました。

 

 

どうですか?

あなたがそんな立場だとしたら、

ワクワクしませんか?

 

夢の実現に向けた文章とは


例えば大学内のラジオ局を作るという発想。

どう思いますか?

などと例を挙げながら。

 

ラジオ局を作るには理由が必要です。

何をどう実行するのか計画書も必要です。

どう運営するのか。メンバーは。

どんな番組を放送するのか。

機材はどうするのか。

補助金を狙うのか。

スポンサーを募るのか。

 

山ほどある方法の中から、

決定権のある人たちを納得させる

筋道を示さなければなりません。

 

講義の締めで学生さんたちに言いました。

 

そうした夢を実現するために、

分かりやすい文章を書く必要があります。

分かりやすい文章とはどういうものなのか、

先ほどの本を読んでくださいね。

 

学生さんたち、納得してくれたようです。

 

 

すべての学びは単発ではなく、

交差点のように関係してくるのです。


元新聞記者、テレビ局デスク

メディアコンサルタント・荒川岳志

 

 

これからの「世の中」を

大人だけで決めてしまって良いのでしょうか。

きょうはこのテーマを

同じアメブロ仲間に尋ねます。

 

本当に「大人だけ」で良いのでしょうか。

あなたはどう思っていますか?

 

大変な社会を引き継ぐのに…

 

今の子どもたちが大人になった時、

とても大変だと思います。

 

税金は高い。

収入は少ない。

だから、変えられることはとても少ない。

生きにくい世の中に舵が切られています。

 

それが分かっているのに、

子どもたちの世代にかかる決め事を

大人たちだけで決めて良いのですか?

 

それが今回の記事テーマです。

あなたはどう、感じていますか?

 

家の将来に関わることだとしたら、

子どもであっても(年齢制限はあったとしても)

考えを聞いて参考にすると思うのです。

例えば「お墓」、例えば「家業」。

 

 

それが日本全体となればしない。

あるいは、できない。

それで本当に次世代は納得するのでしょうか?

 

地域の将来に意見する子ども議会

 

2つの例を挙げますね。

 

1つは「地方の子ども議会」です。

地方の自治体ほど積極的で、

この地域の将来を一緒に考えよう、と

PRしています。

子ども目線の指摘はまっとうで鋭く、

慣習に慣れ切った大人が時に、

ドキリとする内容があります。

いや…ドキリとする内容ばかりです。

 

なぜ、地方の取り組みから離れたら、

子どもの意見を聞かないのか。

私はまったく、不思議でなりません。

 

例えば町内会だとします。

あなたが町内会長。

人口が減り続ける地域の町内会だとします。

地域にいる小中高生に

聞きたいと思いませんか?

 

この地域をどうしたら良いと思いますか?と。

 

先輩が後輩の教育責任を取る


もう1つはテレビ局時代。

系列のテレビ東京のデスクたちが忙しい時期がありました。

 

私はテレビ北海道のデスクですから、

関係ありませんが、

キー局には毎年、何千人の入社応募があります。

 

振り分けるのはデスク連中。

「大変ですか」と

分かり切った質問を当時、してみたら

「大変ですよ~」と言われました。

 

 

それと、子どもの意見がなぜリンクするか。

 

キー局のテレビ人たちは

責任を持って育てる後輩を選別するのです。

 

ここ、とても大切です。

子ども議会は大人が子どもの意見を聞く。

TVキー局の選考は先輩が後輩の教育責任を取る。

 

でも、向きが違うだけで

同じことを言っていると思いませんか?

 

私の今回の記事は大人目線の考えです。

私が子どもだとしたら、

もっと発信したいし、

昔と違って全国連携や連帯もできると、

大人にプレッシャーを掛けたでしょうね。

私たちの未来は私たちに選択させろ、と。

 

子ども自ら、

将来の責任を決める時代に入りました。

それができる時代です。

 

任せると委ねる。

その時期だと思うのです。

 

 

元新聞記者、テレビ局デスク

メディアコンサルタント・荒川岳志

 

 

きょうはどんなことが待っているのかな?

そんな風に毎日、ワクワクできたら

どんなに素敵でしょう。

きょうを生き抜くよ。

そんな風に覚悟を決められたら、

どんなに素敵でしょう。

 

どうしてこんなことを書くのかというと、

最近、特に「お仕舞い」を感じるからです。

 

上の写真を掲載しようか迷うほど、

一直線に「お仕舞い」に向かっている

自分がいます。

 

「お仕舞い」に向かっています

 

悲しくもなく、寂しくもなく。

「お仕舞い」に向かっている自分を

客観視していて…

それで本当に満足したの?とか

自分に尋ねるもう一人の自分がいて、

自己評価(採点)する毎日です。

 

あなたはどうですか?

私と関わってくれたあなたを、

このブログで関わってくれたあなたを、

僕は自分の人生の大切な大切な

一部だと思っていますから。

 

最近、始めた習慣です

 

最近、始めた趣味があります。

趣味というか習慣ですね。

笑ってください。

御朱印をいただくことです。

 

頂いた御朱印をアップしますね。

日本らしいな、と思いました。

 

 

感謝して、感謝して。

ありがたいと毎日、感謝して。

それはきっと、

お仕舞いに近付いているからなのかも

しれませんね。

 

変な励ましなのです


そうなると…。

あまり、人の評価は気にならなくなって、

あまり、人に左右されなくなって、

(トレンドを感じる意味ではダメですが…)

自由気ままにやりながら、

あれは楽しいな、

これは伸びるかもよ、

それは時代の求めだから応援するね、と

やっている自分をまた、

おもしろいね、その「お仕舞い」は。

などと、変な励ましをしているのです。

自分に対して、ですね。

 

 

この部屋に掲げた書画の話は

後日にします。

とても素敵な話、だと思っています。

 

 

元新聞記者、テレビ局デスク

メディアコンサルタント・荒川岳志