「それも前進」 | 消防設備士かく語りき

消防設備士かく語りき

川崎の消防設備士、平成め組代表のブログ

 

本日は10日ぶりの完全オフ(休日)であった私。

 

だがここ数日間のロープトレーニングの疲れがどっと出たのか、昼前に1本ストロング系サワーの500ml缶を飲み干し、久方振りに昼食をガッツリと食した後、ひたすら寝ていた。

5時間ほど寝たが、まだまだ寝足りないという感じ。

 

明日は他社の応援業務があり、明後日は残ってしまった課題をやりにまたロープトレーニング。

今日を含めれば中2日空けてのトレーニングとなるが、何だかこの2日間で学んできたことを忘れてしまいそうで怖い。

 

思えば座学でも私はとにかく「ひたすら繰り返し参考書を読むことで少しずつ理解していくタイプ」の人間。

そしてそれは運動や機械操作の手順なども同じで、とにかく何度もやることで最終的にその扱いややり方をマスターする。

 

自分自身を車に例えるなら「最高速度は高いけど加速力が著しく低い」そんな性能であると感じている。

 

今振り返ってみると、もしかすると私の運動能力のピークは3~5歳くらいであった様に思う。

まだ幼稚園児であった42年前、私は脚の速い子供であった。

リレーの選手に選ばれるなどし、その他の運動にしてもかなり機敏にこなしていたと記憶している。

 

ところが小学校入学時点で何故だか「平均以下」となり、その後の人生、今日に至るまで勉強から運動から全てが低空飛行。

そんな性質を自然と理解し、以後はありとあらゆる事柄を「繰り返しで身に付ける」という手法をとってきた… と言うかそれしか手立てがなかった。

 

だがそうして何事も「繰り返すこと」が自身の中に標準化したことが齎してくれた部分も大きい。

結果的に私は「勉強すること」がある意味、得意にもなれたのだ。

 

仕事上、その資格が「必要」となれば直ぐに勉強を始め、そしてやがてはそれを取得する。

この仕事でここまでやって来れたのは「若い頃から散々資格を取ってきたから」でもある。

だから今となってはもう、義務的に参考書を開く必要も無くなり(つまり「取らなければならない資格」というものがなくなった)自身が興味を持った事柄にだけ注力できる。

 

とは言え、小規模ながらも経営者という立場になった今、興味が出るのは何もかもが仕事がらみ。

そしてたまたま今はロープ技術の習得に躍起になっているのだが、自身の体質(繰り返しで覚えるという)との相性の不一致に苦しんでいる…そんな状態。

 

現在行うトレーニングは「繰り返す」というこれまでの手法が時間的な制約の中で通用し難い環境であり、でも何とか対応しようと右往左往している。

 

これまでの人生、少なくとも仕事面ではある程度「上手くやって来れた」という思いはあり、また自分自身「何とか上手くいかせよう」と頑張っても来た。

だが今あからさまに「上手くいかない」そんな環境に直面し、いささか戸惑いを感じている。

 

でも上手くいかないが故、「では今後どうしようか」と考えることも出来る。

上手くいかなければ「次」を上手くいかせるためのヒントだけ見つけられればそれでいい…などと。

 

どれほど悩ましい問題でも、しかしそれを全てしょい込んで前に進めば結局はそれも「前進」である。

今は解決できなくとも、前に進む中で自然と解決されることもある。

 

もう2日、頑張ってみようじゃないか。