「思い通りにはいかなかったが」 | 消防設備士かく語りき

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川崎の消防設備士、平成め組代表のブログ

 

 

 

5日間に及んだJIRAAトレーニングも本日が最終日…

 

となる予定であったのだが、昨日の記事でも触れた通り、何せ覚えの悪い私。

結局当初「試験」となるはずであった16日を残りの課題&復習とし、今月22日に改めてJIRAAレベル2の試験を受けることと相成った。

やはり途中の「エイドクライミングレスキュー」という種目でどハマりしたのが響いた格好。

 

とは言え、確かに一般的に見れば相当覚えの悪い私ではあるが、しかしこの5日間で大分新たなロープ技術が学べたという思いもあり、またそれ以上に「よくぞ恐怖感に打ち勝った」という満足感もある。

 

確かに既に5~6階レベルの外壁降下は何度か経験済ではあるが、一方で今回のJIRAAのトレーニングの様に「自身がロープで宙吊りの状態で他者を救助する」というのは技術的にも全く次元が異なるもの。

 

トレーニングセンターは一番高い所で6~7mほどであるが、そこで行う「救助作業」は何よりも先ず「高さへの恐怖感」に打ち勝つのが難しかった。

 

だがそれも今日で大分克服できたという思いがあり、なので本日のトレーニング終了後、当初「試験」とされていた16日を「残りの課題とこれまでの復習に」と提案された際、試験などは無しでその日を最後にしても良いかな、という思いもあった。

 

もちろん試験を受けなければ資格の取得は叶わないが、しかし資格があろうがなかろうが「今回そうした技術を学んだ」ということは事実。

 

なので「もうそれで十分」とも考えたのだが、一方でこの5日間覚えの悪い私にお付き合い頂いたインストラクターの方からも「試験云々ではなくこれまで学んだことの「発表の場」くらいはあってもいいのかなと思います」とのご提案もあり、なので22日をその「発表の場(一応試験)」とさせて頂くことに。

 

今回のJIRAAレベル2のトレーニング、自分から申し込んでおいて何だが、正直2日目以降は「もう行きたくない」という思いとの戦いであった。

 

4月のIRATAレベル1と比べ使用する機材の量も格段に増えたことで先ずは手順を覚えるのが大変、そして体力的にも大変、挙句に高いのが怖くて大変と。

何もかもが大変尽くしな内容で、もしもこれが月謝1万円程度の「お稽古事」であれば多分初日で辞めていたことと思う。

 

それでも5日間継続出来たのはやはり「仕事の為」、そして何より自身の中のささやかな「意地」もある。

 

今回は中々思い通りにいかない部分もあったが、しかしその思い通りにいかなかった部分を「乗り越える」という挑戦は、それこそ「思い通りにいかなかったことで得られる経験」とも言える。

 

「これはこれで楽しんで進もう」

やり切ったという思いもあるが故、むしろ今は素直にそう思える。