「しゃがむのも一苦労」 | 消防設備士かく語りき

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川崎の消防設備士、平成め組代表のブログ

 

昨日、そして一昨日とJIRAAのトレーニングに参加していた私。

 

だが本日はJIRAAを一旦お休みし、普段通りに仕事。

取引先の現場応援で横浜港から程近い事務所ビルへ。

他社の応援に行くと炙りを任されることが多いのだが、本日は消火器の担当。

 

合計50本程度で、尚且つ点検物件は事務所ビルとは言っても現在は専ら資料倉庫として使用されているらしく、広いビルの中にいらっしゃった関係者は僅か2名ほど。

規模もそこまで大きくなく、人もおらず、そして任されたのは消火器のみと…

内容からすると結構なラッキー現場と言える。 がしかし…

 

この2日間のJIRAAトレーニングの影響で朝起きてから身体中の節々が筋肉痛。

本日は特に「脚」がヤバく、何せしゃがむのも一苦労。

「ロープ技術のトレーニングでどうして下半身が筋肉痛になるの?」と疑問に感じる方も多い事だろう。

 

実は4月に受けたIRATA(アイラタ)、そして今回のJIRAA(ジラ)とも、トレーニングではロープを「降下」するよりも圧倒的に「登る」ことの方が多い。

例えば地上から4m程度の高さで隣のロープに乗り移るという課題(これをRope To Ropeと呼ぶ)をこなす場合、一先ずその高さまで自分でロープを登らなければならない。

 

もちろん登る際には「アッセンダー」、そして「フットループ」と呼ばれる専用の器具を使って登るのだが、日常生活の中では行わない動きだけにこれが結構疲れる。

IRATAやJIRAAのトレーニングの場合、一日の中でそれを何度も繰り返すので腕などと同様に脚にも相当な負担が加わる。

 

普段から定期的に走り込みをしている私だが、それでも下半身の筋肉痛は避けて通れない。

そんな状況の中で任された本日の消火器点検、正直普段の3倍の時間を自分的には費やした格好。

 

幸い人も殆ど居ない建物ゆえ時間的な縛りも無く、サクサクと作業が進んだこともあり14時には終了し、15時前後には帰宅出来た。

だがもはや身体を動かす気力が持てず、帰宅後は布団にごろ寝しながら無料のオンラインオセロ対戦にひたすら興じていた。

 

しかし明日からまた3日間連続でのJIRAAトレーニングが待っている。

4月のIRATAの際はアセスメント含め6日間連続で、尚且つ翌日も仕事を入れていたのだが、しかし身体があまりにもきつかったので今回4日目は予め完全オフとしておいた次第。

 

16日にアセスメント(試験)が控えているのでその日は一切身体を動かさず、ひたすら頭の中での予習&復習に時間を使う予定。

 

 

さてそんなワケで本日私はトレーニングが無かったものの、一方のIRATAトレーニングの参加者の方々はやはり6日間連続。

私より開始が1日遅いので彼らは今日がトレーニング2日目。

人にもよると思うが、私の経験上この2日目辺りで最初の「壁」を感じると思う。

 

余程運動神経に恵まれた人なら何事もなくこなせるかも知れないが、普段ほとんど運動などをしていない方の場合「心が折れる」としたら恐らくそれは2日目。

初日は午前中が座学、そして午後は至って単純なロープの登降の練習だけ。

その為、初日終了後「明日以降も大したことなさそう」と油断してしまう。

 

だが基本練習に終始した初日とは打って変わり、2日目から一気に難度の高いロープ技術のトレーニングが目白押し。

 

信じ難い話だが、受講者の大半は2日目にして早くも「4~5mの高さで2m離れた隣のロープに乗り移る」ということが出来るようになってしまう。

因みに私は2日目では全く出来ず、完全に心が折れかけていた。

 

明日の朝、皆の表情を見れば今日が「順調であった人」、「心が既に折れかけている人」が顕著に分かることだろう。

少し楽しみにしているサディスティックなわたし代表村田である。