ホクレアに乗ったよ! | 光のハワイ日記

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ハワイ島在住フリーランスライター相原光のハワイ情報。Webマガジン「MY LOHAS」、総合旅行サイト「トラベルコちゃん」などに記事を書いています。電子書籍版「光のハワイ島日記」BOOKWALKERで独占先行発売中!夫婦で営む玄米寿司店「ドラゴンキッチン」は8年目に入りました。

おはようございます、ヒカルです。

スノーデンさん事件はびっくりでしたね。

実は、

「アメリカの機密を暴露した人がハワイに住んでいた事件」は、

最近、3件立て続けに起こっているんですよ。

なぜハワイ?

うーん、わからん。


ところで、

ハワイの航海カヌー「ホクレア」が、先日ヒロにやってきたんですよ!


※ホクレアとは?

ホクレアとは、古代ハワイの航海カヌーを再現して1975年に作られた木造船で、

ハワイ文化復興のシンボル的存在なのです。

近代的な航法器具を使用しないでハワイ・タヒチ間の航海を1976年に成功させ、

以来、航海を続けております。

太陽・月・星の位置・風・波・潮・海の色・鳥など、

自然を読み解く方法で航海を行っているのです。


そのホクレアが、

世界をめぐる航海「Malama Honua」を行うことになりました。


来年2014年5月にハワイを出航して、


タヒチ

ニュージーランド

オーストラリア

インドネシア

マダガスカル

南アフリカ

ナミビア

ブラジル

バージン諸島

ニューヨーク

ポルトガル

イタリア

パナマ

コスタリカ

ガラパゴス

イースター島


などに寄港し、2017年に帰ってくるそうな。

まさに世界一周の旅!

詳しい航路などはこちら をご覧ください。


その準備期間として、

今年5月から1年間はハワイ各地を訪問することになったのです。

そして最初にハワイ島にやってきたのだ。

わーいわーい!


6月9日日曜日にイベントがあり、

行ってきたよ。

場所はラジオ・ベイ。

防波堤のすぐ内側です。


ホクレア号はどこかなあ・・・。


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あ、いた!


でも2隻あるよ。どっち?

両方よく似てるなあ。


良く見たら、

手前がホクレアでした。

並んでいるのは「ヒキアナリア」で、

ホクレアと一緒に世界の旅に行くのです。


イベントといっても、かなりささやかなもので、

公園にいくつかテントが並んでいるだけ。

私が着いたのは4時近かったので、

もう色んなことが終ってたのかもしれませんが・・・。

楽団がハワイの音楽を奏でておりました。

のどか。


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かつてのハワイアンは、

このように鶏を籠に入れて航海をしていたそうな。


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良く見ると、

ホクレアと陸の間を青い小型カヌーが往復しています。

もしかして、ホクレアに乗れるの?

しかし、順番待ちをしている人はいない。

とりあえず岸の近くをウロウロしていたら、

ほどなくカヌーが戻ってきました。

と、やおらおばちゃんが立ち上がり

「それじゃー次ぎに乗りたい人ー」

と叫びました。


「乗りたい!」

というわけで、簡単に乗り込むことができました。

いやー、ハワイってこういうことが簡単でいいよねえ。

ディズニーランドだったら何時間待ち?

そして憧れのホクレアに・・・。


乗船した第一印象は、

「小さい!」


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こんなに小さい船で、

よくぞタヒチになんて行けたもんだなあ。

いや、タヒチどころか、日本とかミクロネシアとかパラオにも行ってるし。

全長は確か19メートルくらい。

船首から船尾まで簡単に見渡せるよ。


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ガスコンロとやかん。

おそらくここが台所なのであろう。


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ほら貝がぶら下がっていた。


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寝床なんて、シングルベッドよりも小さいよ。

足を伸ばして寝れるのかなあ。


ソーラーパネルが設置されていたので、

多少はテクノロジーを導入しているみたいです。

船首にはマイレのレイが飾られておりました。


ヒキアナリアは若干近代的で、

小さい船室みたいなものがついていたよ。


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ハワイの英雄エディ・アイカウ氏を追悼する記念碑。

1978年ホクレア第2回目の航海で亡くなった方です。

この話はまた今度・・・。


というわけで、

憧れのホクレア見学ができてとっても幸せでした。

関係者の皆さまありがとうございます。

来年もヒロに立ち寄ってくれるみたいなので、

楽しみに待ってます。


詳しくは hokulea.org  を見てくだされ。

映画『地球交響曲第3番』にも取上げられています。