

オーディション、セッション、ライブ等が決まり、新曲の準備を始めた方も多いですね。
1️⃣自分の楽譜
2️⃣歌詞カード
3️⃣先生用の楽譜
と、しっかり準備してまいりましょう
<<譜面の準備の仕方・注意点>>
新曲レッスン時には、楽曲への理解を深めていただくため、ご自身で楽譜を用意していただいております。
以前は、こちらで準備しておりましたが、今はネットからほぼ購入(セブンで印刷もできる)できますので、ご自身でお持ちいただいております。(こちらで用意されるものだと思っている受身の生徒さん、自身で頑張りましょう)
その際注意することは
①ボーカル・メロディ譜であること
ピアノ伴奏譜、歌詞とコードだけ、ギタータブ譜、ギター譜、何か別の楽器の楽譜、合唱譜、バンド譜はNGです。
ネット上に、メロディ譜はないが、バンド譜や弾き語りピアノ伴奏譜がある場合は、メロディ・歌詞・コードをきりぬき、A4の紙に切り貼りし、ご準備いただいております。その際、コードや記号類(繰り返し記号・fやp)も切らずに載せてくださいね。
↓↓
(原曲とkeyが違う譜面を持って来た為、急遽手書きでコードを書いています)
②原曲のKEYであること
時々、簡単に弾けるKEYに移調された楽譜をもってきてくださる方もおります(上記写真のようにオリジナルキーが書いてある場合もあります)。見本の譜面をみて、原曲どおりか確認してからご購入ください。
売っている楽譜のKEYが原曲どおりかわからない場合は、早めにレッスン時に尋ねてください。これもわかるようになることが大切なので、自分で楽譜の準備はしましょう!
③枚数が少ないこと
譜面台におけるのは、A4が3枚までです。3枚までは許容範囲ですが、A3が5枚6枚ではレッスン時に伴奏できません(めくれない)ので、3枚程度にしてお持ちください。(①の理由はこれです。コードで伴奏が可能な為、ピアノ伴奏譜は必要ありません)
④製本してくること
これは、お作法でもあるのですが、先生の分は「製本して」からお持ちください。
A3を6枚くらいバラバラになった状態(真ん中で折れ目がついてしっかり開けない)で「はい」と渡してきたり、メールで写メしたとてもみにくい楽譜を(メールで送りましたと、レッスン当日にコピー譜を持ってこなかった方も)送ってくださる方もおりますが、これは失礼です。
楽譜製本の仕方
(実際にどうやって作ればいい?)
<<レッスンではなぜ楽譜が必要なのか?>>
「以前習っていたボイトレ教室では、音源カラオケだけでやってたので楽譜は先生も持っていませんでした。」
そんな衝撃的なことをおっしゃる生徒さんもいらっしゃいます。
楽譜を読む=ピアノですらすら弾けるようになること、ではありません。リズム、メロディ、音階(音符の上下)を的確につかむ為です。
あっているようでなかなか上手に聞こえない、なんだか”もやっ”としている。メロディーがなくなった途端、メロディーがわからない。毎回音が違う。先生によっぱらいのカラオケみたいと言われる。
自宅練習やカラオケ練習でこのように感じた場合、楽譜が読めない方は自分で確認ができないのでここでストップしてしまいます。
お教室では、毎回間違える部分の音があっているのか、また、楽曲がどのような作りになっているのかを視覚的からも自主勉強できるよう、ソルフェージュにも力を入れております。(ソルフェージュは、音高・音大を受ける方は必須の技術です。)
音楽レッスン歴がなく、音階(音の階段)の認識が全くなかった方も、1年後には、楽譜と歌詞のつながりを自身で読み取れるようになります。(ジャズの方はご自身で譜面を書きますので、もっと早く習得できます)
自身ひとりで、新曲の楽譜を正確に読み取り完成させてからレコーディングや、歌稽古等に行けるレベルになならいとお仕事はできません。
ですからレッスンも、そのつもりで臨んでください!「何もやってきませんでした」「教えてもらっているとおりの練習はしてません。とりあえずなんとなくメロディーを覚えてきました(結局ほぼ音やリズムが違っている)」ではいつまでたっても合格できませんよ!
スクールや養成所的なボーカルレッスンで、カラオケのみでレッスンをされるなんて怖いですね。どうやって音階の微妙な間違いを正してあげるのでしょうか❓どうやって自宅で練習させるのでしょうか❓先生は楽譜が読めない、音楽の知識が無い素人なのでは?と思ってしまいます。プロになれたとしても、その先苦労するのは”生徒さんご自身”です。勉強して損はありません。頑張りましょう
楽譜が売っていない、ライブ版と同じかっこいいフェイクの楽譜が欲しい、自分のKEYでの楽譜が欲しい、などは、耳コピーから楽譜を起こしてくださるお教室提携の先生がおりますので相談(有料)が可能です。レッスン時にお尋ねください。
ジャズレッスンの方は自身のKEYで譜面が書けるよう練習いたします。(他のジャズボーカル教室に通われている方も、自身のKEYを確認したり、楽譜の書き方・楽典を学びに来てくださっています)
男性が歌っている曲でも、女性が歌えるキーのものも多くあります。また逆に女性曲を男性が歌うと合格する可能性も高いです。性別問わず、ご自身の声域に合った楽曲を試していきましょう
<<TPOでの武器曲選び・新曲を学ぶ心構え>>
選ぶ際には葛藤があると思います。
知らない曲を歌うには少し抵抗が・・・モチベーションが・・・
という方もいるでしょう。
ですが、せっかくレッスンで習うのなら、”今だけ流行”の曲を歌うのではなく、残っていく曲、勝負できる曲、今の自分に必要な技術がつくような楽曲を選んだ方が無駄がないと思います。
たくさん歌って深く勉強し、人前で発表して、初めてレパートリーとなります。
これが武器曲。オーディションなどでも使える1曲になります。
といっても、レパートリーになったら完成、もう練習しなくていい!ではなく、他の楽曲で様々な技術を学んだ後また歌ってみると、歌いやすくなり、余裕もでき、さらに人の心を動かせる楽曲に変化します❗️(ここ重要)
ぜひ、この境地まで頑張ってレパートリー(武器曲)を作っていただきたいと思います。
発表会やセッションに参加している生徒さんは、「完成させる」を経験しています。人前で歌ってアウトプットすることで、成功体験を得、一段階上にあがった感覚を得た方もいらっしゃるでしょう。逆に、あの時と同じ感覚にならなければ完成していない、ということも体感していただいたと思います。
曲数は狭く深く。レパートリー数ではありません。
TOPに合わせて、さまざまな楽曲が必要!と気づいた生徒さんもいらっしゃいますね。急がず、こつこつ1曲づつアウトプットしながら武器曲を磨いていきましょう。
今年もあと数ヶ月、これから新曲をスタートさせる生徒さん、頑張りましょう

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