
静岡市・焼津市のプロ養成と既プロの為のお教室
「相澤ひかるミュージカル・ボーカル教室」です

オーディションの課題曲が1週間前に届いて急いで覚え完成させなくては!本番が急に決まって自分が普段歌わない曲などを急いで覚えなくては!そんなことがこれからたくさん増えてきます。
普段のレッスンで新曲を覚える場合も同じですね。
以下、最も早く覚えられる(上手くなる)上達練習方法を書きます。レッスンで初めて楽曲を勉強する場合にも言っている内容です。忘れてしまった方、面倒だなと思ってやっていない方もう一度見直しましょう。
特に、音楽レッスンをきちっとされたことが無い方、楽譜が読めない方、自分は歌に対して”もっていないな”と思っている方は、以下の練習方法で徹底的にやらなければ、歌えるようにはなりません。
まずは「やってはいけないこと」から。こんな練習をしていたら音程音痴、リズム音痴から脱出できません。音痴は”音楽耳”が無いことによるものが多いのです。音が違うよ、リズムが違うよと毎回言われる方、まずは意識的に自分の耳を鍛えてください。
【やってはいけないこと】
カラオケでガイドメロディとエコーをかけて歌う。
youtubeや歌手が歌っている音源を流しながら歌う練習をする。
家で練習してる時間がないから、とりあえずレッスンで音とり(譜読み)を先生にしてもらうという他力本願。
音符(音の階段)で歌ってしまう。
①大手カラオケメーカーではカラオケ音源だけをCDにして持ち帰れるようです。その場合もガイドメロディは外して録音しましょう。メロディを聞いて歌うのは、聞いてから声を出すのでブレスの度に遅れます。酔ったおじさん等が遅れて歌っていて下手だな、と思うと思いますが、ここまではいかなくても、私に「テンポ遅い、ノレてないよ」と言われる方はこれがおきています。
②Youtube音源や元の音源にあわせて歌う場合も上記と同じ。聞いてから歌う、また、音程もリズムもわかっていない部分も、元の歌手が歌ってくれていて自分もなんとなく「歌えている気分」になり、流してしまっています。完コピする場合は、元の歌手の音の上に音程もリズムも”どんぴしゃ”で声を乗せ、録音を聞いた時に元の歌手の声が一切聞こえなくなるようにしましょう。
③もってのほかです。レッスン中に音とりはいたしません。これでは現場には出れませんよ。もっと自覚を持ちましょう。
④音楽レッスンをきちっと受けてきた方、ピアノ講師、声楽家に多いです。歌いたい世界のイメージを出していただきたいのに、楽譜と音の階段が見える方です。歌詞のイメージより「mpやf」「クレシェンド・デクレシェンド」「ドレミ音階(カタカナがみえます)」が優先され、私に毎回「楽譜がみえるよ」と言われる方々です。相手の心に届いたり、心を動かす歌は歌えませんね。「声が綺麗ですね」「音程が安定していますね」「お上手ですね」と言われる程度だと思います。普段の発声練習から届ける練習をしてゆきましょう。
【練習の仕方】
大きなノートに歌詞と母音を書きます。楽譜が読めない方は音階もかきましょう。英語の場合は発音記号も書きます。効率的な歌詞ノートの作り方はメソッド生には説明しております。
原曲や参考にしたい曲を聞きます。原曲だけでなくコピーしている方のものも聞きましょう。ジャズの場合は10曲くらい男女関係なく聞いてください。相澤メソッドでは「自分の曲」として歌っていただくため「ものまね」や完コピは推奨していません。自分らしくその曲を完成させてゆきます。まずは自分で、音階がわからないところや、休符、イメージ、ブレスなど、歌詞ノートにメモしてゆきましょう。
構成を歌詞ノートにメモします。Aメロ、Bメロ、サビ、Cメロ、エンディング。楽譜が読める方は楽譜とセットで確認します。
メロディをある程度覚えたら、原曲よりすこしゆっくりしたテンポでメトロノームをならし、まずはAメロのみを母音でアカペラで歌って練習します。原曲を聞き返しながら覚えましょう。
CメロやDメロがある場合は、まずCやDから❗️メロディーやリズムパターンが変わっているので聞き覚えがなく、覚えるのに苦戦し時間がかかりますので、まず最初にやろう❗️
覚えたなと思ったらメトロノームで歌う母音アカペラを録音します。その録音を聞いて、原曲どおり歌えているか、まずリズムがあっているかを確認。音程がむつかしいところはレッスンで直せますが、メロディのリズムは自分で覚えてきてください。もっていない人はAメロの音とりでも1時間で終わりません!
録音した自分の歌と音源が同じになってきたら、歌詞でAメロを歌って録音します。これもまた原曲と聴き比べ歌詞ノートに気づきをメモしてゆきます。いつも間違うところは「ここまで3つ伸ばす」などしっかりとメモしてゆきましょう。
母音と歌詞が、自分が今出来る限り覚えたと思ったら次はBメロです。一気に一番全部を練習をしないようにしましょう。ピアノのレッスンでもそうですが、4小節や8小節などちょっとずつ練習すると思います。
Aメロ、Bメロ、サビ、まで母音と歌詞で歌えるようになって初めて、一番を母音、歌詞共に通してみます。録音して聞き返して、今の自分が納得すればOK!2番の練習にゆきましょう。また同じように2番も行います。
2番3番も録音し、今の自分が納得できるところまでできたらレッスンに行きましょう。このとき、すでに、「ここの音程が何度やってもわからない」「ここのリズムが取りにくい」「この音が出ない」「この歌詞が言いにくい」と、かなり具体的な質問が出てきます。これを埋めるのが「レッスン」なのですよ。これがないのに来ても意味がありません。もったいない。ただし「これでどうだ!」はアリです。すごい!と私をうならせてください。
音を覚えたら最後は歌詞解釈です。原曲の解釈、自分が伝えたいこと、すべきこと、自分の位置、イメージの共有、をしっかりと考え、それが歌に乗っているかを確認(これも録音・ 録画して確認しかありません)しましょう。レッスンではこの⑩を学ぶつもりでいらしてください。
歌の練習はこれの繰り返しです。面倒に感じるかもしれませんが、学業や仕事で時間がない方には、小分けに練習できるので、最も早く覚えられる練習方法です。そして耳もよくなります!
だらだらとカラオケや音源に合わせて歌っていてもうまくなりません。また、1番ばかり上手になり、2番3番がかなり残念な感じになります。ですので、2番3番から練習してもいいと思います。未成年者の保護者の方が練習のお手伝いをする場合は、以上のようにやってみてください。「そこが違ってるよ!」というアドバイスより「どこか違ってた?どこが上手く歌えた?」と聞いてみてください。耳が育ちます!気づいたこと、大切だと思うことはどんどんご自身でノートに書き込み覚えてゆきましょう。
レッスンは何を学びに行くところか、が明確になりますね。行けば先生が何か教えてくれるという他力本願=習いたいことが漠然ではお金の無駄です。「今日は何を学びにきたの?」とこれから聞くようにしようかしら。「こんなふうに自分なりに完成させてきました!」の”先”をレッスンするのですよ。
練習方法は私も実行しているやり方です。歌が上手くなる近道は、自分で自分の耳を鍛え、自分の耳で自分の歌がジャッジ出来ること!
歌のコンテストに出場したい方、ライブに出演したい方、ミュージカル俳優を目指す方、オーディションを考えている方は必須です。もう一度練習の仕方を見直しましょう!
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