2月17日、うちのご近所の安芸国分寺で、とんど祭りが開催されました。
神仏の前で竹を焼き、その火は浄化して、災厄を避けてくれると言われています。とんどの火にあたることで、家内安全・無病息災・五穀豊穣を祈ります。
とんど焼きの開始直前にお寺に行ったら、広いお庭に孟宗竹の束が用意されていました。
正月に飾った門松やしめ縄、書初め、古い御札や御守をここに入れて、火をつける。書初めが高く舞い上がれば習字が上達するなど、ご利益があるそうです。
お寺の方により、点火前の儀式が説明されてました(が、元気いっぱいのお子様たちでにぎやかで、よく聞こえなかった)。
お経を読まれたあと、竹の束に日本酒をまいておられます。
点火してまもなく、火が爆ぜるぱちぱちという音とともに、煙が立ち昇ります。
ときに爆発音も聞こえてかなりの迫力。
炎があがって、見ている私たちも熱くなる!
そして、竹の束は炎とともに倒れていきます。
周りの草むらも焼けている。
すぐ隣は民家だし大丈夫?と思うけど、運営されている方々は淡々と火の管理をされていて、心強いです。
焼け落ちた後の竹は寸断されて、火の中に投げ入れられる。
20分ほどたつと、普通の焚火みたいな状態になりました。
誰が合図するわけでもなく、見学客が竹竿が並べてあるあたりに移動。これから、竹竿にお餅をはさんで、とんどの火でお餅を焼いて食べます。無病息災を祈りながら。
お寺で今朝ついたお餅だそうです。皆さん、暑っ、熱っ、と言いながらも火に近寄って、お餅を焼いていました。
(私はあまりの熱さに途中であきらめました)
とんどは日本各地で行われている伝統行事。とんどの火にあたると、1年間健康に過ごせるのよね。
今年も息災でいられますように!