たった一日。
たった1日だけの1人の時間。
しかも街に着いたのは夜が明けたばかり。
時間はたっぷりある。
さっそく、宿にバックパックを置き街を散策。
歩きながらどんな街なのか見る。
どこに何があるのか?
なんかおもしろそうなとこはないか?
街の様子は特に何も無い。
川を挟んで向こう側はラオスだ。
大道りには様々なお店が立ち並び、
そこから裏の通りに行くと、バザールちっくな
ところがある。
そんなもんだった。
雰囲気は落ち着いていて、喧騒はないが
さすがタイ。小さくてもコンビニはあるし、
携帯屋、ネットと結構なんでもある。
チャリンコを借りて少し遠くまで行く。
国境まで明日の偵察がてら街を走る。
暑い。
汗をかく。
疲れる。
それでも初めての街を見るのは楽しい。
しばらく走りまわったあとネットやに向かう。
自分のPCをつないでネットする。
コンセントが使えなくてバッテリーがなくなるまでやった。
すぐになくなるのがムカつく!!
帰り道。
トゥクトゥクのおっさんたちが仕事中にもかかわらず
ビールを飲んでる。
さそわれるがままビールをご馳走される。
言葉がわからないから、適当に笑いながら
ビールを頂く。
旅人の性。
やさしくされたら、疑ってしまう。
笑ってる表情の裏ではいろんなことを考えてしまって、
心から楽しめない。
常に相手の動きは観察してしまう。
数人いたら、話をしながら横目で他の人の行動を気にしてる。
オレを交えて話をしてない時は、(現地の人同士で話をしてるとき)
どんなことを話しているのか、常に気になる。
お酒をもらっても、酔わないようにすこしずつ。
そんなやっても楽しくない。
あっちは単に異国の人と交流しようとしてるだけなのに、
いつも疑ってしまう。
そして何事も無くて、疑ってしまって「ゴメン」って言いたくなる。
この辺て難しいな。
と思いながら宿に帰る。
宿は川のすぐそば。川沿いだ。
けっこういい雰囲気。
カフェもあってコーヒーを飲みながら、
川を眺めながらゆったり過ごす。
・・・・ん?
カフェの柱に目をやると、
変な線が。
すこし目線を上にやると、
「インターネット無料」って書いてある。
早く言え~~!!
わざわざ金出して、
重いPC持って、スタッフに変な顔をされながら
がんばっていたのに・・・
しかも気がついた時間が9時。
使える時間が10時まで。
なんかムカつく。
あしたは国境越え。
今日は早く寝よう。
オレ独り。
ノンカーイへ向かう夜行バス。
久しぶりに独りになった。
シェムリアップからバンコクをでるまでずっと誰かと行動を
共にしていた。
独りになる寂しさと、喜びが入り乱れなんか複雑。
って言っても1日だけの本当に自由な時間。
久しぶりだった。
とは言ってもタイの観光はほとんどしていない。
てかまったくだ。だってラオスからまた戻ってくる予定だったんだもん。
タイでしたこと。
1、カオサンで買い食い。
2、カオサンでお土産屋巡り。
3、アユタヤ行った。
4、小学校に突撃訪問。
そんなもん。
小学校はたまたまバスに乗って適当に降りて
散歩していたら、あった。
入り口に立っている人に、中入ってもいい?
って聞いたら、以外にあっさりOK。
戸惑いつつも中に入って、歩いていると・・・
おばちゃんに見つかった!!(たぶん先生)
怒られるかな?出て行け!!って言われるのかな?
なんて考えていたんだけど・・
気がついたら子供達に「日本から来た人たちです。」
って紹介されていた(笑
中に入れられた所はなんか図書室みたい。
そこで自習していた子達に紹介されすこしだけ交流。
いろんな図鑑もって「これは○○だ!!」
なんてタイ語を教えてもらったりしてた。
案外こういったことが楽しかったりする。
ガイドブックに載ってる所もいいけど、
偶然的な出会い。
こっちのほうがおもしろい。
ってことでタイをほとんど見ずラオス入り決定!!
さてさて夜行バスは国際バス。
国境を越えラオス入るのだが、おいらは途中で降りる。
その街はタイ側、国境の街ノンカーイ。
国境を独りで歩いて渡るという野望を抱き、
「ここがノンカーイだ」
って言われバスを降りる。
荷物をバスから降ろし、
ここはどこだ?とキョロキョロする。
そして、バスは走りだす。
って・・・
ここで降りたの、オレだけじゃん!!
日本人は居なかったけど、バスには
沢山の欧米人・・・・がしかし!!
ここで降りたのオレ独り・・・(泣
なんで・・・・・・・・?
とりあえずラオス・・・
とりあえずラオスへ行こうと思い、G・Hで行った人の話を聞く。
何もないけど良かった。
行ってきた人たちはみんなそう答える。
ホーチミンでも、シェムリアップでも、バンコクでもそうだった。
みんなおもしろいほど、同じ答えだからドンドン興味が湧いてきた。
ラオスへ行ったあとミャンマービザを申請してる間にタイを
観光する。漠然とそんなふうに日程を決めていた。
カオサン辺りをうろつき物価や、食べ物を調べつつ
G・Hで情報収集。そんな数日を過ごし、ラオス手前の
国境までのバスチケットを買う。
ラオス行きのバスは夕方に出発する。
7時に旅行会社に集合。
そこからバス乗り場へ行き、出発するという。
12時にチェックアウトをすまし、街をうろつき
5時くらいにまたG・Hに戻り、時計を気にしながら
これで最後になるだろう人たちとしばらく雑談。
そんな時、1人のアフリカ帰りのさとしとの話がこれからの
旅の方向を大きく変えた。
いつも夜な夜な聞かされた中央アジアの話。
「ラオス行ってからどうするんですか?」
「またこっち帰ってきてそのあとミャンマーかな?
そのままバングラに抜けられるとおもう?」
「分かんないけど、多分大丈夫じゃないですか?」
「そっか。帰ってきたら考えよっと。」
「それより中央アジア行きません?」
「中央アジアか~、おもしろそうだよね。」
てかこの時点では中央アジアがどの辺かいまいち
分かってなかった(笑
「行っちゃうか?」
もちろん冗談でだよ。
それが話をしばらくしていたがどうもマジメらしい。
オレ、これからラオス向かうんですけど・・・
ただ、オレ自身もマンザラでもない。
正直今回の旅ではまったくのノーマーク。
そこに引っかかっていたんだ。
この子に会わなかったらきっと行くはずの無い所。
これも縁かな?って。
それからチベットへの闇入域。
闇ってところがワクワクしない?
行ける可能性が6割だって。
チベット行くなら闇で行ってみたい、なんて考えてたオレちゃんは
テンションUP!UP!!
もともとハナからルートなんて決まっていないも同然。
それならこの話にのっちゃうか!!
完璧ワルノリだ~!!勢いだった。
「よし!決めた。行くよ!!」
バスの時間はもうすぐ、急いで具体的な話しをする。
ラオスには行きたかったから、そこで落ち合おう!!
タイ側の国境、ノーンカーイで一泊。
そのあとラオスに入り、ビエンチャンで待ち合わせ。
さとしは次の日にビエンチャンに直行。
落ち合うG・Hと連絡先を交換して、そろそろ行かなきゃ。
日本人宿恒例のお見送り。
バスの出る所までゾロゾロみんなで行って、
「また、どこかで!」
「気を付けて」
「良い旅を!!」
なんて言いながら、握手してバスに乗り込む。
違う街へ向かうバスに乗るときはいつも、複雑。
新しい街への期待、ワクワク感。
発つ街の寂しさや、思い出。
両極端の感情が入り混じり、感情が不安定になる。
それがまたどこか心地よかったり・・・・
すこし感傷に浸ったあと、新しい街に思いを寄せ眠りについた。




