GOOD LUCK!!
もう何時間もバスが動かない。
この何も無い、山道でずっと止まったきり。
この道端でどうにか直そうとしてるらしい。
こんな所で直すことができるのか?
ロクな工具もない、部品もない。
オレならとっくにお手上げだ。
それでもなんとかみんなで直そうと必死だ。
オレはただぼ~っと早く直らんかな?
目的の街、ウドムサイ(ムアンサイ)いつ着くの?
なんて思いながら暇を持て余していた。
「GOOD LUCK」
って左の手首にオレンジの紐を結んでもらったのに、
もうこれかい!!
いきなり不運じゃね~か!
今度メールで文句言ってやろう。(笑
ってイライラしててもしょうがない。
とりあえずまだまだ時間が掛かるであろう、
バスが動くまで時間を潰そう。
このラオスらしさ全開の山奥でいったい何ができよう。
ただ言葉もわからない現地人と話をするか、
もってきた本を読むとかそんなもんだ。
そして少しの間、道路に寝そべって昼寝をする。
そんなこんなでいつになるかわからない、
日もそろそろ落ちかけてきた頃、
一緒のバスの人たちが散歩に行こうなんて言い出した。
正直散歩なんてどうでも良かった。
だってここ山だもん。なんにもないじゃん。
山道が延々と続くだけ。
ま~日も落ちてきたことだし、
夕日でも撮りに行くのもいいかもね。
ってことで歩くことにした。
そしたらさ少し歩いたら小さな村が!!
見た瞬間から一気にテンションが変わる。
いままでラオスの小さな村はバスの移動のたびに
何回も見てきた。だけどなかなかアクセスがなく
しかも時間もないので、行きたくてもただバスの中で
指をくわえて見てるだけだった。
その行きたくても行けなかった、村がすぐそこにある。
やばいね。チョー興奮したよ。
早く来いって言うみんなの声を無視しながら、
村の家や子供たちの写真を取りまくってた(笑
一通り村の人たちと遊んでバスに戻ると、
代わりのバスが一台止まっていた。
早くそうしなよ。って思いながらバスに乗る
時、辺りはすっかり真っ暗闇だった。
軽快に走るバスに揺られながら「たのしかった~!」
と思い返す。
不運?
全然!!
最高じゃん!?
ただ通り過ぎるだけだった、
また指をくわえて見るだけだけだった、
そんな小さな小さな村が、
大切な思い出をくれた。
いつもそう、
偶然ってヤツは
いつも何かを運んで来てくれる。
バスが故障したって!?
やったね。ラッキーじゃん!!
駆け抜ける。
2人旅の始まり。
目指すは中央アジア。キルギスタン。
さとしの帰国がもうすぐなので、一気に駆け抜ける。
ラオスもじっくり見たかったが、とりあえず中国に向かう。
これからは移動、移動の毎日だ。
ラオスでのほほんなんて言ってられね~!!
ほんとは色々観たかったのに・・・
だけどもう一度乗っかってしまった、キルギス行き。
そして2人旅。あんまりわがままも言ってられんな。
そんなわけで、いちおさとしに合わせつつチクチク
わがままを言いながら、行きましょうともキルギスタン。
ビエンチャンを一泊し、ハイライトのバンビエンを通り過ぎ、
ルアンパバーンへ一直線。
とは言っても移動ばかりもつまんない。
ラオスの思い出も欲しい!!
って事で、ここでは二泊することに決定。
泊まった宿はバナナが「無料で食べ放題」で有名なG・H。(ほんとか?)
バナナを食べながらまったり。バナナは大切な栄養源。
ここぞとばかりに食べまくる。めちゃうまい!!
バナナを口いっぱいに頬張っていると。
他のテーブルに座ってる一人の女性を見つけて、口の動きが止まる。
そう、(どう?)彼女はカオサンで一度会ってるんです。
ラオスに向かうってのは知っていた。
だいたいルートが一緒だと結構会うんだけど、
彼女がカオサンを出たのはウチらよりも数日前。
きっと会わないなって思ってた人だったんだ。
彼女が出発の日、アユタヤに行っててバイバイできなかったから、
結構うれしかった。
ルアンパバーンの街は寺院だらけ。
あっち行ってもこっち行っても
寺院ばかり。
他は・・・・なんかあんのか?
街中にお坊さんが溢れてて、インターネットをしてたり
たばこを吸ったり、携帯で電話したりと生活感丸出し。
なんかね~・・・。
ルアンパバーンの観光は寺院巡り。
のはずがお坊さん巡り。
だって、寺院をみてるよりお坊さんイジってるほうが楽しんだもん。
寺をみててもお坊さんを見つけると、勝手に足がそっちのほうへ。
手を振ると返してくれる。英語や日本語が少しだけわかる人も。
完璧に観光地化されてます。
それもそのはず。ここにある寺院は入るときにお金を取られます。
1ドルとかそんなもんなんだけど。けっこうまわったから、なにげにイタイ。
ほんとは時間があれば小さな村なんかにも行きたかったところだけど、
ささっと次に行っちゃいます。
再会を喜びつつ、すぐに見送られてしまいました。
「Good Luck。」
そういって左手に結んでもらった紐?ミサンガ?
ようわからんけど、そんなやつ。
「ほんとはどうでもいいって思ってるでしょ?」
なんて言われたけど、なにげに観るたびにニヤニヤしてる自分が
気持ち悪い。
ありがとうございました。
お返しになんか無いかな?ってバックパックを漁ってみたものの
何もあげれる物が無くて(旅に必要な物以外は人から貰ったものばかり)
これだ!!って手に握ったものは、
縁結びのお守り。(笑
今年の初詣。
旅にでていろんな縁がありますようにって買ってみた物。
ちょっと意味ちゃうかな?って思ったけどそれしかなかったんだ・・・
ゴメン。
正直こういうのってかなりうれしんだよね。
日本の友達からもらったお守りも。
手紙も。寄せ書きも。ライターも。
旅先で現地の人からもらった、手紙等等。
電話番号が書いてあるだけの紙ですら、
きっと多分一生捨てられない。
アリガトデス。
スタート!!
ノンカーイからラオスのビエンチャンに入る。
ラオスはビザ必要なし。
出入国カードを記入して列に並んだ。
国境越えは橋を渡る。
国境は橋の上。
歩いて渡る気マンマンで、ジャンプしながら国境をまたぐ。
そんなベタなことがしたくてしょうがなかった。
出国を済ませて、いざ歩こうと気合を入れたのにもかかわらず
バスで行け!って言われた。
そもそも歩いては行けないらしい・・・
ま~しょうがないから、おとなしくバスに乗りどこが国境なのかも
分からず入国してしまった・・(泣
あ~いつになったら国境で遊べるんだろう?
今の所まだ一度も、「せ~の」ってやってない。
入国がしたあととりあえず街にいかなきゃ!!
どこだ?バス停は?
その前に両替だ!!お金がない!バーツしか持ってない!!
両替屋を探しながらバックパック背負って歩く。
他にパッカーさんがいないのでどこに何があるかわからん。
探してもなかなか見つからず、喉が乾くだけ。
ジュース売ってる所のおばちゃんにバーツで買える?
ほぼ日本語で聞いてみる。
なんとなくいいみたいだから、ぼったくられながらもGET!!
「この辺バス停無いの?」って聞いたら、
「ここだよ。」
「街に行きたいんだ。」
ってのを言葉通じないながらもなんとか会話する。
たばこを吸いながらいっぷくしてると、バスが停まる。
そこに居たみんなが「あれに乗れ!」
って一斉に言う。
まだたばこ吸ってるのに~。
なんて思いながらも「ありがと」って言ってバスに乗り込む。
そして気がついたんだ。
オレお金持ってない・・・
まーどうにかなるか~!
どうにかなったんだけどね。
待ち合わせのG・Hを探す。
同じ道をぐ~る、ぐる。
ないぃぃぃぃ!!
確かにこの辺だったはず。
だけど無い。
って思ったら、そこつぶれて普通の人が住んでた。
ネット行って連絡とろう!
「バーツ使える?」
「OK。」
案外バーツやるじゃん!!
なんとか連絡を取ってさとしに会うことができた。
後から聞いた話。
待ち合わせのG・Hが二つともつぶれてて、
すごいオレを探し回ってたらしい。
なのにオレは「近くのネット屋にいるよ!」とメールして、
ずっとネットやってた(笑
これから中央アジアを目指し、2人旅のスタート。












