我が家の味噌は、手作り味噌。
と、いっても、業者さんの全面協力によるものですがね。
頼んでいるのは、藤沢町の上場麹店さん。
生前はお袋が作っていたのですが、
亡くなってからは親父が、
その親父も亡くなり、今年からはボクが作ります。
システムとしては、
まず、業者さんにお米を一斗提供します。
業者さんは、それを使って麹をつくり、大豆をなんちゃらして、もろみを作ります。
そのもろみを我が家に配達してもらい、樽に入れ、塩をふり、重しをかけ仕込みます。
あとは、業者さんのご指導のもと、様子を見ながら熟成させていきます。
1年で完成するのですが、うちでは2年ものから食べています。
向かって右が、今日仕込んだもの。
左は去年、親父が最後に仕込んだもの。
形見ですな…。
今、食べてるのは、この写真の左端に映り込んでるやつです。
仕込んだ時は白っぽいのですが、出来上がりの味、色合いは赤味噌。
場所や管理の仕方なのかもしれませんが、市販のものに比べると、やや荒々しい感じのする味噌です。
でも、ボクはこの味噌でないと物足りません。
もちろん、料理により味噌は使い分けますが、
普段使いの味噌は、これでないと。
おまけもあって、
仕込んでいるうちに上層部に溜まってくる汁。
いわゆるたまり醤油。
親父はそのままかき混ぜていましたが、
この前、ちょっぴりすくって、
カツオの刺身に使ってみたら、
めっちゃ美味い!
こんなことができるのも、手づくりならでは。
お値段でいえば、スーパーの出来合いを買うより高くなるのかもしれませんが、
ここにしかないもの、それを幸せの一つと感じることができることは、
プライスレスかな?