仮面ライダーハート
タイプスピードワイルドテクニック
仮面ライダードライブサーガ『仮面ライダーハート』に登場する、新たな仮面ライダー……いや、ただの失敗形態です。
ウェブサイトにある「仮面ライダー図鑑によると、正式名称は『仮面ライダーハート不完全変身態』らしいですよ。
過去のデータから、ドライブを模した力を手に入れようとして、仮面ライダーハートに変身するつもりでした。
仲間とともに、ドライブの姿を思い出しながら、即興でデータを構築。
頭がタイプテクニック、胴体がタイプスピード、下半身がタイプワイルドという奇妙な姿になってしまった。
ここにタイプフォーミュラの意匠が無いのは、仲間曰く「青はやられたから嫌い」とのこと。
頭部がテクニック=分析能力に優れた頭脳。
だが、いくら分析が優れていても、それを生かせる手先の器用さが無ければ意味はない。
胴体がスピード=空気抵抗をなくすため薄くされた胸部装甲。
だが、足が速くなければただの紙装甲。
下半身がワイルド=力で圧倒する前提の重たい脚部。
だが、肝心のパワーを活かす箇所は腕であることが、攻撃を受けやすい部位は胴体であることが多いため、ただ足が遅いだけ。
と、まさに全てのタイプの長所を完全に殺している奇跡的なスタイルです。
てんこ盛りが、ここまで悪影響を及ばすことがあるのは、珍しい例でしょうね。