「仕事人、京都へ行く
闇討人の謎の首領!」
元結(もっとい)の新吉 演-近藤正臣
京の仕事人。
表の稼業は髪結いを生業とし、殺しの際には相手の首筋に元結を飛ばして絞め殺す。
生き別れとなった妹を常に気にかけ、殺しをやめさせるために自身が足を洗う。
ところが、妹は外道に成り果て、元締を手に掛けたことで、自らの手妹を始末することを決意する。
兄とは名のらず、妹を冥土へ送る準備をする新吉の胸の内とは……。
妹の首に元結を掛けるが、一瞬のためらいが油断を招いてしまう。
絶対に切れないはずの赤い元結が切れてしまい、敵の一刀を浴びた挙句、死亡してしまう。
外道を働き続ける妹を止められず……。
ちなみに、この元結ですが、日本髪を結う時に使う紙紐で、和紙を撚ったものに米で作った糊を掛けて作るそうです。
新吉が塗っているのは蝋かな?
近藤正臣の格好良さが際立った作品で、渋い仕事を見せてくれます。
首を絞められた相手が、必死で解こうとしても「あかんあかん、この元結はちょっとやそっとでは切れへんで」と京都弁のセリフが素晴らしい。
それもそのはずで、近藤正臣は京都出身なのです。
スペシャルならではでしょうが、藤真利子、松山英太郎、丹古母鬼馬二、佐藤蛾次郎、織本順吉……脇を固めるキャスティングがいい。
胡散臭いおじゃるの松山英太郎が黒幕だったとは、ある意味すっきりさせてくれる展開でしたよね。
哀しい最期を遂げて主水に仕事を決意させた、おろくの財布の中身があまりに切なすぎる。












