〈必殺仕事人/主水、大奥に参上!〉 2002年
中村主水 演-藤田まこと
2002年8月に東京・明治座で上演された舞台で、これを観に行きました。
2002年といえば、必殺シリーズはどうなっていたか?
劇場版の『必殺! 主水死す』の公開が1996年なので、主水が死んだ?と想定されたあとの舞台なのですよ。
主水は死んでいなかったというわけですね。
さて、舞台のパンフレットの中で、このように藤田まことが語っています。
「ここ数年、東京でのホテル暮らしが多いもので、映画や音楽のビデオやDVDをレンタルして見ることが楽しみの一つになりました。
ある時、ホテル近くのビデオショップへ出かけてみたら、必殺コーナーがすべて貸し出し中で、未だに人気があるのだなあ、と思っていました。
そのうちテレビか、舞台でやれと言われるのではないかと内心恐怖?を感じていたら、やっぱり……。
くどいようですが、舞台でも映像でも、中村主水を演じるのは今回の明治座が最後ですよ、絶対に他ではやりませんから……」
とのことですが、この2002年あたりは、パチンコの「CR必殺仕事人シリーズ」が大ヒットを記録し続け、藤田まことはPRイベントに色々と参加してましたよね。
そして何よりもですよ、2002年から5年後、「必殺仕事人2007」で見事に復活してくれました。
その後も、レギュラー放送の「仕事人2009」、そして翌年の「仕事人2010」にも出演してくれました。
ただし、藤田まことの死去により、この舞台が「藤田まこと演じる中村主水の最後の舞台」となったのは確かです。
舞台の内容ですが、白木万理がりつと老女上尾の1人2役という点が面白い。
しかも、老女上尾は悪役なので、物語のクライマックスでは、あの白木万理が主水に斬られてしまうのですよ。
でも、エンディングでは、いつものりつとして主水の前に現れるのですけど。