「仕事人大集合」 棺桶の錠 | 聖 神吾 hijiri-shingoのブログ

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ミステリー作家です。
本来であれば、作家活動の記事をアップするところなのですが、そう毎日毎日ネタもなくて……。
半分、趣味の内容になっています。

 

「仕事人大集合」 棺桶の錠

演-沖 雅也

 

室津(兵庫県)の沖合、外国人殺し屋集団が乗る船に近づく小舟に、女衒として乗っていた。

 

困っている人を見ると放っておけない熱血漢で、悪党にぶつける怒りはすさまじいものがあります。

 

かわよい娘のためであれば、銭金関係なしに仕置をしようとするほどで、女性に対しても不器用さで接していた。

 

むしろ女性には極めて禁欲だった錠が、なぜ外国人相手の女衒をやっていたのかは謎です。

 

いったい、何があったのでしょうか。

 

 

荒い気性の中に秘めた優しさと孤独感が印象的ですね。

 

彼自身のほんの気まぐれではあったものの、異国船に捕らわれていた三味線屋の勇次を救出。

 

外道一味との戦いに参加を決意、助っ人としてチームに参加する。

 

死闘の淵に立っていた主水たちに大きな貢献を果たしてくれました。

 

 

「八丁堀に会うのが楽しみ」と言っていましたが、主水との再会シーンが撮影されなかったのは残念で仕方ありません。

 

スケジュールが合わなかったのかな。

 

仕事を終えた終盤、オランダの商船に潜り込み、バタビア(インドネシア)と言い残して去って行ったのですが……。

 

 

二つに割れる鉄の角棒に仕込んだ手槍で、高所から飛び降りざま、敵の首筋や心臓めがけて突き刺す戦法が得意。

 

空手、格闘技にも優れています。

 

 

企画段階では、念仏の鉄の復活劇が構想されていた話は有名ですよね。

 

山崎努がスタッフからのオファーを断ったので、かわりに棺桶の錠と知らぬ顔の半兵衛が再登場することになったそうです。