明日はいよいよ共通テスト。
僕は大学受験雑誌に載っていた入試問題の英文和訳がちょっと目についたので、やってみた。
冒頭から英語の長文が続くが、下線部だけ、、

(このブログの読者の方は、英語好きな人も多そうなので、よかったら、下線部和訳考えてみてください。)
最初、京大か阪大あたりかと思ったら、九州大だったので、ちょっと舐めて?取り組んだ、、
下線部2行目最後から3行目の our unconscious fundamentally rules our behavior 〜 を見て、、
our の後にはいずれ名詞が来るはずだが、、
unconscious は " 無意識の" 、とか" 気づいていない " という意味の形容詞。
その後の fundamentally は副詞なので、ならばその後の rules が名詞と取りたい所だが、、
rules の後には our behavior という目的後があるので、この rule は "支配する" という意味の他動詞である。
その後は明らかに名詞は出て来ず、文はピリオドで終わる。
ば、馬鹿な、 our の後に来る名詞がどうしても見当たらない。
unconscious が " 無意識 " という意味の名詞として取れるなら簡単なのだが、、
" 無意識 "の意味の名詞形は unconsciousness だ。
だから、やはり unconscious は形容詞のはずだ。
わからない。
他はわかるが、この部分だけどうしてもわからない。
京大の入試問題などはまれに予備校講師も悩ます難問が出ることもあるが、、
九州大学の問題が(一部とはいえ)、わからないなんて、僕は英語の先生、失格だ 
悔しいが、諦めて解答を見ると、、

unconscious を" 無意識 " という意味の名詞として捉えていた。
でも、やはり、辞書で調べてもunconscious は " 無意識の" 、とか" 気づいていない " という意味の形容詞 と載っており、例文も形容詞としてのものばかり。
最後の方に、心理学など学術用語として名詞として使用されることもある。
と僅かに載っているだけだった。
まあ、名詞なら納得いくけど、プロの翻訳者の試験じゃあるまいし、そんなレアな用法を入試問題で出して良いのか?
と思い、冒頭の設問をよく見てみると、、
なんだ、「無意識 (unconscious)」(= 名詞) と最初に書いてあるじゃん。
この一文がないと、この問題は入試問題として成立しない。
(un)conscious は受験生向けの単語帳でも形容詞としての用法しか載っていないから。
むしろ語彙力のある受験生ほど通常の大学受験用の単語帳には載っていないが、、
「名詞なら unconsciousness になるはすだ。」と思うだろうからね。
ちなみにこの下線部和訳の解答例をもう一度活字で載せると、、
" その実験の設定には、無意識が基本的に我々の行動を支配しているという主張が著しく誇張されたものであるということを示唆する基本的問題が複数存在することを、我々は今では知っているのだ。"
どうですか?日本語でもちょっとわかりづらくないですか?
でも、この訳出が減点されない大学入試の英文和訳の典型例なんです。
上記の下線部英文の構造がこの訳例にはよく出ています。
適当な意訳は、英文構造を理解していないと取られると、減点どころか、0点になります。
ちなみにこの程度は、旧帝大レベルでは普通に出題されます。
京大なんかはもっと難しい。
このレベルを論理的にきっちり指導できるのがプロの英語講師ですね。
帰国子女やTOEIC満点レベルの英語講師なら、上記の unconscious が形容詞でなく名詞であることを冒頭の注意書きが目に入らなくても一発で見抜けるのでしょうが、、
僕は見抜けませんでした。
英語講師の中には、ネイティブ以上の?バケモノのような英語力の方が何人もおりますので、、
そうしたレベルをお望みの方は、大手予備校をおすすめします。
前回、予備校をちょっとディスってしまいましたが、、
やはり大手予備校の存在価値はありますね。(反省)
それはともかく、明日の共通テスト英語は量は多くて大変だろうけど、こんな複雑な和訳問題は出ないので、、
受験生の皆さんは落ち着いて、取り組みましょう 