日本ランカーは月額11万円、日本王者などタイトルホルダーは同16万5000円、世界王者になれば同33万円とランクに応じて支給する。ジムを後援する企業の協賛金が原資で、同ジムのプロボクサー15人のうち6人が支援を受けている。
制度を提案したのはジムの税務顧問を務める「みのり税理士法人」(大阪市中央区)の辻正夫所長(74)だ。日本王者クラスの選手がアルバイトを掛け持ちし、減量に苦しみながら試合前日まで働く姿に驚いたという。「夢を追う若者たちを支えたい」とスポンサー集めにも奔走し、5月末時点で9社から年間約2000万円を調達した。
同ジムから久々に誕生した世界王者の西田凌佑(27)も父親が営む鉄工所で働きながら、5月にベルトを奪取。「(ボクシングに)集中できる環境は本当にありがたい。やる気も増す」と感謝する。
新たな試みの背景には、関西ボクシング界の地盤沈下への懸念もある。過去には辰吉丈一郎さんや長谷川穂積さんらを輩出したが、現在、関西のジム所属の世界王者は西田と寺地拳四朗(BMB)のみ。寺地は練習拠点は東京だ。
六島ジムの枝川孝会長(60)は以前、小学生から育てた選手が進学などを機に、環境面で優れる東京に引き抜かれた経験があるという。「待遇改善で関東への流れを食い止めたい」。先駆的な取り組みが、関西復権の足がかりになることを願う。
…以上記事な
これは有名な事実、というか、暗黙の了解というか…
その昔、戦後復興期に起きた日本ボクシング興隆期、昭和時代には人気の日本チャンピオン、東洋太平洋チャンピオンともなれば「家がたった」とも書物にありますが…
もはや、それが遠い昔となって久しい
つい最近、再起を果たした元アジア三冠チャンピオンにして、アメリカ遠征して世界挑戦者決定戦に出場まで果たした吉野修一郎選手の一般新聞記事にもありましたわ
「三冠チャンピオンでも食べられないから、朝から夕方まで内装工(確か)として働き、それから夜までトレーニング…」
とかなんとか
まぁ、家庭の事情なんかは千差万別だとは思いますが、日本選手には世界が遠いライト級ってのもありますが「ボクシング漬け」というのは無理…とはなんとも切ない
で
この六島ジムの取り組みを、ありがたいと感じられる選手たちは大いに活用、ジム活性と相乗効果のウィンウィンとすればよい
しかし
これを「束縛」あるいは「呪縛」と感じるならば無理強いはできまい
つまり、この「補助」を受けるための条件に未来まで極端に縛るようなものがあるなら、そんな契約条件があるなら抵抗感あるかな、と
ただ、ボクサーたちも食べていかなきゃならないから、その多くの選手たちがありがたいと甘受するのかなぁ⁇
記事にある補助だけ、これだけでは生活できないから、やっぱり練習だけに専念は無理そうだけども、働かなくちゃいけない時間がかなり軽減されるのは確かでしょう
まぁ
今は自分でスポンサーを見つけてお金を稼ぐ「チャンピオン未満」の逞しい選手たちも多いとも聞く…
✴︎ただし、かなりのアマ実績が必要だとは思いますが…
とにかく
「日本ボクシング界全体」に波及し、さらに、馴染む画期的なる環境作りなくして、更なる繁栄は望むべくもないかなぁ、とは思いますなぁ
業界が潤わなくて選手たちが潤うはずもなく
選手たちが集まらなくては業界の「未来はない」わけで…
これは単純明快なる理屈である
…しかしながら
日本経済と一緒で、そう簡単なはずもないですなぁ
ただ
井上尚弥選手らを筆頭に、今、日本ボクシング界は歴史的なる「全盛期」を迎えている
「革命的施策」を打つなら今がその時…かと
最近、大橋会長が政治家先生に「スポーツべッティング」の日本解禁を陳情した…とかなんとかニュースに触れましたが、それがボクサーたち各々のファイトマネーに貢献して、さらに、新しい幅広いファン層の拡大に繋がるならばあり…かと
ただ
ボクサーたちの「熱戦」にお金を賭けることに道義的な抵抗感を感じる方々も多そうだ
でも
僕は賛成派かな⁇
戦う側も、声援を送る側も
「より熱心に、より本気になる」
ってのは間違いないよな⁇
まぁ、問題は「八百長」の疑惑発生と完全排除だと思う
ううむ
あまり考えずにバラバラと書いちゃいましたが、業界、選手、支援者、ファンが一丸となって向き合うべき問題であり、一丸とならねば改善はせんな…と確信はありますわ
御愛読感謝