「奇蹟の異形」中谷潤人の未来を夢想して燃える | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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中谷潤人、WBC世界バンタム級奪取で日本選手3人目の全勝での世界3階級制覇目指す サンスポ


> プロボクシングの前WBO世界スーパーフライ級王者で、現WBC世界バンタム級1位の中谷潤人(26)=M・T=が9日、神奈川・相模原市の所属ジムで練習を公開。24日に東京・両国国技館で初防衛を目指す王者のアレハンドロ・サンティアゴ(28)=メキシコ=に挑戦し、井上尚弥(大橋)、田中恒成(畑中)に続く、日本選手3人目となる全勝での世界3階級制覇を狙う。


中谷はシャドーボクシングとサンドバッグ打ちを各1ラウンド披露。軽快な動きを見せた。5日に試合前恒例の長期合宿を1月4日から行っていた米カリフォルニア州ロサンゼルスから帰国。6日と7日にも所属ジムで各10ラウンドのスパーリングをこなした。この日も非公開で8ラウンドのスパーリングを実施予定だという。

「減量もすごく順調に進んでいるし、体調も良く、スパーリングもたくさんこなせている」

昨年は5月に米ネバダ州ラスベガスのMGMグランド・ガーデンアリーナで行われたWBO世界スーパーフライ級王座決定戦で、元WBA王者でWBO2位だったアンドルー・モロニー(オーストラリア)に鮮烈な12回KO勝ち。WBO世界フライ級王座に続き、世界2階級制覇を達成した。9月にはWBO6位だったアルヒ・コルテス(メキシコ)に3-0の12回判定勝ちし、初防衛に成功。他団体王者との統一戦を希望したが交渉は難しく、減量が厳しいこともあり、昇級してのサンティアゴへの挑戦を決めた。日本男子7人目の世界3階級制覇を目指す。

今回のテーマは「しっかりと手数を出す」。計146ラウンドのスパーリングをこなしたロサンゼルス合宿の終盤に「スムーズに手を出せるようになってきた。良いイメージをつかめた」と手応えを感じている。サンティアゴは昨年7月にラスベガスで、元世界5階級制覇王者のノニト・ドネア(フィリピン)と王座決定戦を闘い、3-0の12回判定勝ち。機動力、手数の多さ、タフネスを併せ持つ難敵だ。中谷は「ノックアウトに持っていくには手数が必要」と考えている。「全体的にコントロールして、僕のボクシングで倒したい。どんな相手だろうと、自分のボクシングを展開できれば倒せると思っている」と自信は十分だ。

WBC世界バンタム級王座は辰吉丈一郎、長谷川穂積、山中慎介、井上尚弥ら日本の名王者が獲得してきたもの。中谷も小3で極真空手を始めて以降、長谷川と山中に憧れてきた。「しっかりと強いチャンピオンに勝って、日本人に歴史のあるWBCバンタム級で、必ず世界チャンピオンになります」と力強かった。