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日本ライト級チャンピオン、吉野修一郎(三迫)への挑戦権をかけた最強挑戦者決定戦8回戦は30日に東京・後楽園ホールで行われ、同級2位の鈴木雅弘(26=角海老宝石)が1位の利川聖隆(25=横浜光)をダウン応酬の混戦の末に2-1の判定で退け、挑戦権を手に入れた。6月に獲得した日本スーパーライト級王座を返上してこの試合に臨んだ鈴木は、来年のチャンピオンカーニバルで2階級制覇に挑む。
この試合はおそらく日本では初めてペイパービュー(PPV)によるオンライン・ライブ配信されたもの。組まれた4試合はそれぞれ熱戦となる。メインイベントもまた途中から熾烈なシーソーゲームとなった。
プロ転向からわずか6戦(全勝4KO)で日本王座を手に入れた鈴木が、持ち前の技巧を駆使して先行する。2ラウンドにはダウンを奪うなど、さしたる波乱もなく戦いを進めていたが、6ラウンドにダウンを奪い返されたことで、試合は大きくもつれる。結果的に最終回、鈴木が決死の攻めで優位に戦っていなければ、勝負はどう転んでいたかわからない。
序盤戦の鈴木はとてもうまかった。長身の利川を自分の距離に固定してコントロールしていく。ことさらに左フックは絶妙で、角度を違え、ときに軽打、さらに上体を大きく振ってハードヒットを強調したり。1ラウンドにして若き老練の味わいを見せた。2ラウンドに奪ったダウンも、利川の下がり際を右フックをダブルで追いかけてのもの。ダメージはそれほどでもなかったが、流れは確実に掌中にした。
順風のうちに戦っていた鈴木だが、6ラウンド、利川の長い右ストレートを浴びて倒れ、レフェリーにカウントを数えられる。「自分ではダウンと思わなくて、それも初めての経験だったので気負ってしまいました」。鈴木の余裕はとたんに削がれる。7ラウンドは乱れたところを、利川に追い詰められ、逆転の予感さえ漂った。最終回、鈴木はようやく気持ちを立て直して攻撃的に戦い、そのまま逃げ切った。
「判定は割れるとは思っていました」ときわどい判定にも笑顔で答えた鈴木は、アマチュアの先輩でもある吉野戦に腕を撫す。「吉野先輩は日本チャンピオン以上、世界のランキングボクサー。憧れの選手でもあります」。吉野は主要4団体すべてのトップ15に名前があり、ことにWBOでは5位にランクされる。確かに鈴木としては日本王座の2階級制覇以上に重みのあるタイトルマッチになる。
…いやぁ
鈴木選手、日本スーパーライト級タイトルをせっかく獲ったんだからせめて一回は防衛せんかいっ‼︎
…と、密かに思ってましたが、しかし、こうして階級を一つ下げて挑戦者決戦戦に登場となると、なかなか骨がある…となりますな
だって、今、日本で1番強くて安定感ある日本チャンピオンは間違いなくライト級の吉野選手である
日本タイトル、東洋太平洋タイトル、WBO.APタイトルの3つを同時に保持する、アジアタイトルを片っ端からグランドスラムしちゃったライト級チャンピオンである
なるほど
ある意味、日本スーパーライト級チャンピオンとして君臨するよりも、歴史に残る日本ライト級チャンピオンの吉野選手に挑戦者として挑むことの方が茨の道か…⁈
とも言えますなぁ
やっぱり、鈴木選手は独特なる選択をしたなぁ、と…
100人中、99人は、自分が日本チャンピオンであることを選ぶかと…
しかし、こうなると俄然楽しみになってきた
年明けのチャンピオンカーニバル
日本ライト級タイトルマッチ‼︎
これは大注目ですなぁ〜
御愛読感謝