田中恒成×石田匠 世界ランカー対決決定‼︎ | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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> 元世界3階級王者で、世界ボクシング機構(WBO)スーパーフライ級9位の田中恒成(畑中、中京高出)が24日、オンラインで記者会見し、12月11日に国際ボクシング連盟(IBF)スーパーフライ級5位の石田匠(井岡)と名古屋国際会議場で、52・5キロ契約の10回戦で対戦すると発表した。 

 田中は昨年大みそかにWBO同級王者の井岡一翔(志成)に敗れて以来の再起戦となる。井岡戦以降、防御を課題に挙げ、ガードを上げることを意識しながら練習に励んだ。次戦の石田については「世界王者を除いてこの階級では一番実力と実績がある選手だと思う」と評価し、「ディフェンス面でミスなく戦い、最後はKOで仕留めたい。理想は右ストレートで倒す」と語った。「この試合で終わってもいいと思えるぐらい次に懸けたい」と決意を述べた。

 東京五輪の男子フライ級で銅メダルを獲得した兄の亮明(中京高教)についても「試合を見て今までにない刺激を受け、感動した。自分もいろんな人に感動を与えたい」と語った。


…なかなか、いや、かなり好カードですな

両陣営、勝負の一戦

世界ランカー対決…ではありますが

元世界3階級制覇チャンピオンと元日本チャンピオンとでは、やはり、格の違いはある

世界戦を戦い続けてきた田中選手と世界挑戦を果たすも届かなかった石田選手…

僕の予想は…

ボクサー型の乱打を好まぬ正統派の石田選手を、スピードと感性の田中選手の波状攻撃が翻弄、中盤までには完全にペースを掌握、大差判定か終盤KOで勝利する、であります

さて、石田選手、こんなこと書かれたら悔しいだろうなぁ〜と

しかし、世界初挑戦はウェールズに乗り込んでカリド・ヤファイに判定負けしてますが、やっぱり、世界チャンピオンになるには才能だけでは足りない何かがあるのだ、と改めて感じた一戦でもあったかと

闘魂の燃焼と爆発

大胆なる戦術とその作戦の遂行

石田選手、良くも悪くも「まとまりすぎ」であり「無難」な印象

つまり、「怖くない」…

それに引き換え、田中選手、井岡一翔戦の敗戦の印象はあまりに鮮烈でありますが、ただ、「深い爪痕」を残す闘魂の燃焼と飽くなき勝利への拘りを体現させた

田中恒成というボクサーとしての「怖さ」は存分に発揮したかと

この圧倒的なる違いこそは、まさに、ボクサーとしての肩書きとしての「格」以上に、ボクサーとしてのスケールの「格」として厳然と存在しているかと…

この、「格」の壁は強大だと思う

石田選手、アジア圏の選手相手ならば持ち前のボクサースタイルでほとんど判定をモノにできるでしょう

が、世界レベルが相手となると一皮剥けないと厳しいと思う

田中選手、たぶん、井岡一翔選手に負けてさらに強くなっていると思う

弱点であった防御の穴も修正済みだと思う

田中選手は勝って当たり前…

石田選手はぶっちゃけ、高級なる咬ませ犬…

石田選手、生命線のジャブを掻い潜られたらもうドンジリになるでしょうが、しかし、捨て身の一撃を狙うタイプではない

ならば、どこに勝利への鍵を見出すのか…⁇

かなり厳しい戦いになるかと

だからこそ、田中恒成というビックネームとの戦いに挑もうとする気概と闘争心に期待をせずにはいられない

果たして、策はあるのか⁇

見どころは、まさに、そこだと思うし、石田匠というボクサーの「生き様」が炙り出される部分だと思う

しかしながら、やはり、ボクシングを始めてからずっと積み上げてきたもの、磨き上げてきたもので戦わねば、その上で最強の自分を押し出さねば何が何やらわからなくなる

負けたら死ぬほど悔いが残る…

田中選手はやりたいようにやるだけ、しかし、石田選手は自身のボクシング道の大きな分岐点に立たされることになる

でも、いつもの鋭いワンツーと距離感重視のボクサースタイルで戦うしかないよな

もちろん、ファイタースタイルを選べなんて意味ではない

ただ、接近戦や危険なタイミングでのカウンター狙いのリスクはより積極的に背負えなければ勝ち目はない…と思う

石田匠というボクサーにとってこの試合は、そのボクサー人生の集大成となると思う

その持てる全てを、あますことなく、その全身全霊を、ありったけ吐き出して欲しい

名勝負誕生に期待

御愛読感謝