今日の「ふいに無性に」は…
ライ・クーダー
♫パリ、テキサス
これ、ドイツの巨匠、ヴィム・ヴェンダース監督の大傑作映画のサントラね
1985年のアメリカ映画になるのかな
あ、西ドイツとフランスの合作映画…ってあるけど、舞台はアメリカなのよ
当時の、そのあまりの美しさが忘れられないのが、ブロンド女優のナスターシャ・キンスキーでありますな
彼女を一眼見るためだけでも一見の価値あり…
いやいや、これ、歴代ロードムービー映画の中でベスト10には確実に入る大傑作であります
<あらすじ>
W・ヴェンダースが、S・シェパードのシナリオを得て描いたロード・ムービー。テキサス州の町パリをめざす男。彼は失踪した妻を探し求めていた。男は、4年間置き去りにしていた幼い息子との間にも親子の情を取り戻す。そして、やがて巡り会った妻に、彼は愛するがゆえの苦悩を打ち明ける……。
本当に渋い映画なんだよなぁ
で、その渋さを極地まで高めているのが、スライドギターの達人、その人、ライ・クーダーなのよ
もうね、生ギターの美しさの極地…がここにある
んで、映画の切なさと美しさが相まって、驚天動地の領域まで達しておりますな
恋愛とは…
愛するが故に…
一時も離れたくない…
好き過ぎて、壊れる…
父と子…
愛おしすぎて、逃げるしかなくなる…
…もう、とにかく堪らない映画であります
僕はふいに無性に、映画と音楽の関係性と相乗効果を想う時、このサントラを聴きたくなるのだ
総合芸術たる映画、その音楽性とお芝居と物語と映像が互いに高め合うの境地を、僕はこの「パリ、テキサス」に見るのだ
あ〜
この映画を観ずに死ぬのはあってはならんぞよ…と、老婆心ながらついつい押し付けたくなる映画の一本であります
乾いたアメリカの大地と、研ぎ澄まされたスライドギター…
哀愁と孤独…
無垢なる愛情…
おおっ
究極の一本…をぜひお楽しみいただきたいなぁ
爆推しっ‼︎
御愛読感謝