[ふいに無性に] ライ・クーダー♫パリ、テキサスを聴くべし | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?

今日の「ふいに無性に」は…





ライ・クーダー


♫パリ、テキサス




これ、ドイツの巨匠、ヴィム・ヴェンダース監督の大傑作映画のサントラね



1985年のアメリカ映画になるのかな


あ、西ドイツとフランスの合作映画…ってあるけど、舞台はアメリカなのよ


当時の、そのあまりの美しさが忘れられないのが、ブロンド女優のナスターシャ・キンスキーでありますな


彼女を一眼見るためだけでも一見の価値あり…



いやいや、これ、歴代ロードムービー映画の中でベスト10には確実に入る大傑作であります


<あらすじ>


 W・ヴェンダースが、S・シェパードのシナリオを得て描いたロード・ムービー。テキサス州の町パリをめざす男。彼は失踪した妻を探し求めていた。男は、4年間置き去りにしていた幼い息子との間にも親子の情を取り戻す。そして、やがて巡り会った妻に、彼は愛するがゆえの苦悩を打ち明ける……。


本当に渋い映画なんだよなぁ


で、その渋さを極地まで高めているのが、スライドギターの達人、その人、ライ・クーダーなのよ




もうね、生ギターの美しさの極地…がここにある


んで、映画の切なさと美しさが相まって、驚天動地の領域まで達しておりますな



恋愛とは…


愛するが故に…


一時も離れたくない…


好き過ぎて、壊れる…


父と子…


愛おしすぎて、逃げるしかなくなる…



…もう、とにかく堪らない映画であります


僕はふいに無性に、映画と音楽の関係性と相乗効果を想う時、このサントラを聴きたくなるのだ


総合芸術たる映画、その音楽性とお芝居と物語と映像が互いに高め合うの境地を、僕はこの「パリ、テキサス」に見るのだ


あ〜


この映画を観ずに死ぬのはあってはならんぞよ…と、老婆心ながらついつい押し付けたくなる映画の一本であります


乾いたアメリカの大地と、研ぎ澄まされたスライドギター…


哀愁と孤独…


無垢なる愛情…


おおっ


究極の一本…をぜひお楽しみいただきたいなぁ


爆推しっ‼︎



御愛読感謝