今日の「ふいに無性に」は…
マイケル・ボルトン
♫ジョージア・オン・マイ・マインド
1989年発売の「ソウル・プロバイダー」に収録…
バラードの帝王…とニックネームされるブルーアイドソウル
確か、僕は当時高校一年生くらいだったかなぁ〜
これ、大ヒットしたんですよ
もとはジャズのスタンダードナンバーだけど、やっぱり、1番有名なのは、もちろんレイ・チャールズのこちらでしょうな
マイケル・ボルトンはこの ♫我が心のジョージア の他にも、♫ドック・オブ・ベイ とか、♫男が女を愛する時 とかヒットさせてますよね
もともとメタル・シンガー(^^)だったんだけど、そっちは泣かず飛ばずで、でも、心機一転、ルーツ・ミュージックに回帰して覚醒を果たすんだよね
あ、ちなみに、メタル時代は聴いたことない
でね、僕はマイケル・ボルトンのこの曲を聴いて、まじまじと理解したのよ
歌がうまい…ってのは、こういうことか、って
つまり、それまではかっこいいとか心に響く…とか、なんか漠然とそれぞれのアーティストを受け入れていたんだけど、まぁ、僕の私観ではありますが、この、マイケル・ボルトンの ♫我が心のジョージア を聴いた時、あぁ、これは磨きに磨き上げられた歌唱なのだ…と、ふいにはっとしたわけ
もちろん、どんなスターも努力と根性を以ってスタイルを構築しているわけだけど、僕はアーティストたちのそういう陰の努力と研鑽を初めて意識した…ってわけなんです
この、鍛えに鍛えられた、ムキムキなる肉体から繰り出されたる渾身の絶唱…
と、肌身で感じ、震撼したのだ
ややや
沁みるなぁ
望郷…という二文字が浮かぶ
んで、僕はマイケル・ボルトンのこの ♫我が心のジョージア を、ふいに無性に聴きたくなるのだ
伝統と研鑽の見事な融合を噛み締め、その味わいの深さとコクを愉しむのだ
で、今、施設にいる母親と、故郷でひとりで暮らす父親に想いを馳せる
我が心の…
鮮やかに脳裏に蘇る、風景と記憶…
んんん
で、つぶやく
父よ、母よ、そして、ふるさとよ
ありがとうございます
この素晴らしい名曲もまた、スペシャルの域にあるな、と思っております
御愛読感謝