> ◆報知新聞社後援 プロボクシング第598回ダイナミックグローブ 東洋太平洋ウエルター級(66・6キロ)タイトルマッチ12回戦 〇豊嶋亮太 (判 定) 長浜陸●(16日、東京・後楽園ホール)
7回、絶妙なタイミングで豊嶋の右ストレートがうなりを上げた。倒れ込む王者。「ここだと思った時に出たパンチ。練習でも同じタイミングで出ていたことがあって、強い相手に当てるにはどうしたらいいか、と、練習してきたことが試合で出ました」。4回までの中間採点は、1人が同点、残りは長浜、豊嶋と三者三様。5回以降、左カウンターやボディー攻撃でポイントを重ねた豊嶋は、7回のダウンにつなげた。
王者も反撃に出て、9回には強烈な右で何度も挑戦者を追い込んだ。だが「自分は高速リターンと返しが得意。相手も頭脳派と言われ、負けたくなかった。相手のパンチの角度に対し、最適なパンチを返そうと思った」とひるむことなく前に出た。あえて距離を縮め、打ち合いにも応じた。スパーリングでは元世界3階級制覇王者ホルヘ・リナレスらに胸を借りた。担当はカルロス・トレーナーと、「子供の頃からの憧れだった」リナレス兄弟のサポートでつけた力と自信を大舞台で発揮した。
勝負は判定へ。117―110、116―111、115―112と3―0の会心勝利だ。ベルトを肩にかけ「ベルト、やっぱりカッコイイですね」と笑顔。「カルロス・トレーナーとやってきたことができた、会心の勝利」と喜んだ。目標だった、帝拳ジムにベルトを持ち帰ることが実現した。「ジムでは今年最初の試合。先輩も後輩もみんな応援してくれた。チーム帝拳に王座を持って帰りたかった。これから出てくる後輩たちにつなげたかった」と豊嶋。「ボクサーファイターのオールラウンダーを目指している。世界をめざしてもいいと言ってもらえるようにならないと。今日はその第一歩になった」と笑顔で胸を張った。
…新チャンピオン誕生でしたか
おめでとうございます
リナレス 兄弟と一緒に獲ったチャンピオンベルトか…
これは堪らないなぁ
さらにさらに…頑張ってください
御愛読感謝