今日の「ふいに無性に」は…
パティ・スミス
♫ロックンロール・ニガー
あの、ズバリ、女性ロッカーの中で、1番カッコイイのはパティ・スミスだと思う
パンクの女王…とも言われてる
…というか、もう、ジャンルを超越してる
そういう存在かと
1978年発表の「イースター」に収録…
このビート、このエネルギー、このド直球…
なんていうのかな、ハートを打ち砕かれる…っていうのかな⁇
ある種の、ロックの核…とかいうものを剥き身でとりだせたら、たぶん、この ♫ロックンロール・ニガー が現れるんじゃないかと…
で、この「ニガー」という言葉は差別用語…のスラングでありますが、パティ・スミスは、「虐げられし者、疎外されし者」という意味で使っている、と理解してます
ちょっと、この言葉がアメリカの日常の中で、どんな空気を作るのかわからない僕が日本語訳を読んでも理解は難しいのですが…
♫ジミ・ヘンドリックスも、ジーザス・クライストも、おばあちゃんもニガーだった…とある
ジョン・レノンの曲に、♫女は世界の奴隷か っていうタイトルありますが、そこにも「ニガー」という言葉使われてますが、これはもちろん、差別社会の欺瞞を暴くためのメッセージ…であります
そして、パティ・スミスが使う「ニガー」という言葉には、「反抗する者、反骨精神をもつ者」という意味も含まれている…と解釈している
で、僕は、なにか自分を奮い立たせたい時に、ふいに無性に聴くたくなるのだ
前衛、反体制、抵抗…
そして、気骨…
憧れていたボブ・ディランの愛人になりたくてニューヨークへ…
詩人となり、子供を産み、養子に出す…
29歳デビューの遅咲きの、アヴァンギャルドなるパンキッシュ・女性ロッカー
凄い存在感…
まぁ、カッコイイ女性…はたくさんいるけど、ここまで突き抜けてる感じがあるって、あまりに稀有…というか、皆無かと
女性的とも、いや、男性的とも言えない、この感じ…はヒリヒリとしていて、他者を寄せ付けない鋭いオーラを放ちながらも、しかし、魅力されて止まない
怖くて目を合わせられない…のだけど、心を引き寄せられ、拒否できない
で、僕は♫ロックンロール・ニガー と合わせて、ふいに無性に、聴きたくてたまらくなるのが…
♫グロリア
だ
イギリスを代表するシンガーソングライター、ヴァン・モリスンがゼムというバンドでヒットさせたナンバーのカヴァー…
カッコイイ…
慟哭…
パティ・スミスはブルース・スプリングスティーンの曲 ♫ビコーズ・ザ・ナイツ をヒットさせてるけど、僕は♫グロリアがいいかなぁ〜
さて、僕の経験上、一般人でも、こういう感じの、男女の性別を越えたような、ちょっとカリスマ性を秘めた女性って、ごくごく超たまに実人生に出現したかなぁ〜⁇
ここまで振り切れてはないし、まぁ、もちろんアーティストとか、詩人なんかじゃなくて、独特なる感性と存在感のある女性…って意味ね
僕が思い出すそんな女性、あるいは女の子たち…は、ショートカットの凛々しい剣道部主将とか、金髪のスタイル抜群のスタイリストとか、あまりに綺麗なんだけど空気に馴染めないキャバ嬢とか…
…どう⁇
ちょっと違うか⁇
何というか、同じ空気を吸ってるとは思えないというか、別世界の方かなぁ…って思っちゃうような感覚を与えられる異性…って感じ
僕は昔からそういう感じを漂わせた女性に惹かれるんだよなぁ
わかるかなぁ〜⁇
なんか近寄り難くて、ちょっと怖いくせに、なんか目が離せない…って感じ、わかるかなぁ
絶対に太刀打ちなんかできないくせに…ね
そういう迫力のカリスマ性と人間力のある女性の象徴が、僕の中ではパティ・スミスなのだ
…もてない自覚のある僕には、絶対に近づけないタイプの、神々しき、まさに、クイーン・オブ・アーティスト
尊敬…
御愛読感謝