「井岡は4階級覇者、田中は世界最速で3階級制覇。日本人実力者同士のガチンコバトルは“世紀の対戦”と注目されていました」
とボクシングライターが語る。
“年間最高試合”との呼び声が上がるほど見応えのある内容で、井岡が“格の違い”を見せつけた。ただ、「あまりにいい試合だったために、誰もツッコめなかったことがあって……」
どういうことか。
「井岡がタトゥーを隠さずにリングに立ったんです」
日本ボクシングコミッション(JBC)ルール第86条には〈入れ墨など観客に不快の念を与える風体の者〉は〈試合に出場することができない〉と定められている。外国人選手や海外での試合は適用外だが、日本のライセンスを持った選手が国内のリングに上がる際は本項が適用される。「入れ墨があればファンデーションやテーピングで隠すのが慣例です。脇腹と左腕にタトゥーを入れている井岡もこれまではそうしていたのに」(同)
ちなみに、同じく大晦日に放送されたフジ系格闘技イベント「RIZIN」でも、タトゥーを刻んだファイターが登場したが、地上波中継では彼らの試合はカットされた。娯楽性の高いRIZINがかように配慮しているというのに、休日なら「ちびまる子ちゃん」が放送されている6時台のスポーツ中継で入れ墨丸出しとはこれ如何に?
JBC幹部に尋ねると、意外なことが判明した。「実は、前日軽量の際に、念のため一翔には注意したんです。これまでも試合では隠していたので、今回も当然隠してくると思ったら……。当日、あれでも本人的には何かを塗って隠したつもりだったんでしょうか。少しだけ薄くなっていたように見えなくもなかったですけど。でも試合が進むにつれて、塗っていたと思しきものが剥がれてきたのか、だんだんと濃くなって……」
試合後、JBCには少なからぬファンたちから問い合わせがあったのだとか。
安河内剛JBC事務局長によると、「彼だから特別許可したということは一切ありません。ルール違反は明らかで、現在、対応を検討中です」“判定”はどうなる?
…ぶっちゃけ、僕もかなり気になってました
元暴力団や不良あがりのボクサーたちは、これまで、プロのリングに上がるために自分の皮膚を剥がして張り替えるような手術をしてまで刺青を隠してきました
ファンデーションも使っていたけど、それは痛々しい傷痕を隠す理由でもあったかと…
特例…はあってはならない、とは思う
当然、試合内容に文句はない
けど、コミッションの運営、規律と健全の遵守の徹底には疑問が残る
試合が終わってからの、異議…では、刺青してもOKと宣言したようなもの
これはコミッションの怠慢も糾弾されても仕方ない
しかしながら、タトゥーはファッション…だとしても、ルールはルール
ならば、日本のリングを捨てて戦えばよい、と、僕は思う
古い、前時代的、と言われようとも、僕は道義的に認め辛い
ルールはルール
井岡選手だからと見て見ぬふりするならば、権威と規律の否定に他ならない
根幹がゆらぐ
井岡選手は日本のリングに上がるならば、せめて、刺青を隠せ
で、わざと消えてなくなるように、意図的にファンデーションを薄く塗っていたとするなら、処罰すべき
確かめられないなら、次回、12Rフルで戦っても刺青がぼやけるかどうかテストを受けさせるべき
嫌がるなら、日本のリングから排除せよ
何階級制覇しようが、誰に勝とうが、人間性がクソならばクソなのだ
…と、僕は思う
いっそのこと、海外に拠点を移すべき
だって、ぶっちゃけ、意図的だとしか思えない
刺青問題は以前から取り沙汰され、注意も受けていたわけで、で、僕の記憶が確かならば、前より刺青の面積広くなってると思うんですが…
間違いなく、確信犯…だと、僕は思う
井岡一翔は、確かに強かった…が、僕には理解不能だ
そして、コミッションの優柔不断と甘やかしにはガッカリした
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