TV観戦!! 「メイウェザー×マルケス」 ウェルター級12回戦!!! | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?

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ああああぁ!!!


2R、フロイド・メイウェザーの死角外からの閃光のような左フックを喰らって倒れたのはファン・マヌエル・マルケスであった…


元5階級制覇チャンピオンのメイウェザーと、3階級制覇チャンピオンのマルケスによるウェルター級12回戦をTV観戦しながら、最初に声が洩れたのはそのダウンシーンであった…


1年9ヶ月ぶりの復帰戦となる無敗のスピードスター、メイウェザーでありますが、僕は好きか嫌いか、といえば、そんなに好きではない…


が、勇猛果敢なるメキシコの闘魂、マルケスは大好きだ…


1R、その立ち上がりから光速のスピードと神懸り的な反射神経を持つメイウェザーが試合を有利に進める…


2R、狙いすました絶妙なる左フックカウンターでマルケスはダウンを奪われ、さらに、4R、右瞼をカット…


マルケスは打ち合いに持ち込むべく貪欲に前進を貫くも、メイウェザーはその飛び込み際に合わせて左フックをズバズバとクリーンヒットさせてゆく…


ポイントはことごとくメイウェザーが奪ってゆく…


メイウェザーはノーガードから顎先を突き出し、挑発しながらさらなるカウンターを狙う…


くそう… くそう、くそう…ッ!!!


6R、歴戦の雄、メキシコの英雄、マルケスが初めてコーナーを背負う…


メイウェザーの右が貫かれる!!!


マルケスのパンチはことごとく空を斬り、メイウェザーの稲妻のような「見えないパンチ」にマルケスの顔面が弾かれ続ける…!!!


7R、メイウェザーをコーナーに追い込んでマルケスのコンビネーションが打ち抜かれる!!! 


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…が、決定的なパンチは当たらない… メイウェザーはさらにガードを下げて挑発… マルケスは結局誘われ、狙い撃ちを喰ってしまう…


8R、マルケスのパンチであるが、どうしてもメイウェザーに届かない、当たってもその右ガードの上からだ…


畜生、畜生、畜生…ッ!!!


メイウェザーの左にマルケスの顔面が弾かれ、さらに、いきなりの右を浴びる…


マルケスの鼻からおびただしい鮮血が溢れる…


くそ、くそ、くそっ…ッ!!!


なんとか、なんとか胸がスカッとする一発を、マルケスにはメイウェザーの顔面に叩き込んで欲しい!!!


9R ここまでパンチが当たらないなんてっ…!? これほどの「一方的」が待っていようとは…!?


反射神経とスピードが違う…


解説のジョー小泉さんが言う…


----言葉は悪いが、マルケスがまるで『子ども扱い』のようですねぇ…


10R メイウェザーの左が縦に、あるいは、脇から打ち抜かれ、そして、光速の右ストレートがマルケスの顔面に抉り込まれる…!!!


痛い、痛い、痛い…っつうの!!!


11R マルケスよ、倒れるなよっ…!!!


屈辱、屈辱、屈辱…ッ!!!


12R マルケスが空振りする度に、僕は胸が痛くなる… メイウェザーはほとんど無傷だ… 


マルケス行け!!! 捻じ込め!!! 


メイウェザーの右が炸裂っ!!!


試合終了のゴングが鳴った…


あぁぁぁ… あのマルケスが、これほどまで一方的に敗れるとは…


解説のジョー小泉さんが言う…


----まるで地球人と宇宙人くらいの差がありました…


----『次元』が違う…!?


なんなんだ、これは…!?


「3-0」の文句無しの判定勝ちで、勝者、フロイド・メイウェザー!!!


強いことはもちろん了解していますが、しかし、1年9ヶ月振りで、ここまでやるとはっ…!?


試合後の勝利者インタビューにWBA世界ウェルター級スーパーチャンピオンの、中年の光速、シェーン・モズリー登場で揉め始める…


…ぐっ、この両者の戦いも確かに観てみたいっ!!!


が、やはり、パッキャオならば、この「宇宙人・メイウェザー」をなんとか料理してくれるのではないか…!? と妄想が始まる…


いやぁ、アジアの超英雄を以ってしても、やはり、メイウェザーの『別次元』が試合を支配してしまうのだろうか…!?


パッキャオはWBOウェルター級チャンピオンのミゲール・コットとのビックマッチを控えているが、もう絶対にこれに勝利してなんとかメイウェザーを叩きのめして欲しい!!! っと、僕はしみじみと感じたのだ…


メイウェザー好きの方には申し訳ないが、僕の好きなマルケスをここまで一方的に叩きのめされてしまい、もうその強さに嫉妬してしまったのだ…


だって、誰と戦っても『別次元』発揮しそうだし、もうこれに対峙できるのはモズリーかパッキャオしか浮かばない…


うぅぅ…


しかし、あのマルケスがここまで何もさせてもらえなかったことが、僕はそうとうショックでした…


みなさんはどうお感じになったのでしょうか…?


あぁ、36歳、歴戦の雄、勝負の鬼、ファン・マヌエル・マルケスに勝って欲しかったけれど、本当に完敗でした…


また、リナレスとデラ・ホーヤのツーショットインタビュー、胸が躍りましたねっ…!!!


あぁ、デラと契約かぁ…


あぁ、後楽園ホール育ちのあのリナレスがついにラスベガスで全世界的なスターになるのか…って思うと、感慨深いですねぇ…


日本語も巧いし、愛嬌も抜群だし、性格も素晴らしいし…


なんといっても「感謝」の心に溢れているって部分が最高じゃない!!!


日本人並みに、いや、それ以上に日本を愛してくれてるって感じますねぇ…


御愛読感謝


つづく