<ボクシング>長谷川が公開スパーリング 接近戦で打ち合う 毎日新聞
…日本のエース、WBC世界バンタム級チャンピオン、連続8度の防衛を達成している長谷川穂積選手の次なる敵は、アメリカからやってくる同級4位のテクニシャン、ネストール・ロチャ…
このロチャ、オーソドックススタイル(右利き)であるが、長谷川選手にとっては3試合振りのオーソドックススタイルの対戦相手だそうな…
そういえば、そうだなぁ…
長谷川選手自身はサウスポーですが、サウスポーは苦手ってずっとご本人も公言していたが、しかし、こうもサウスポーとばっかり戦い続けてきたら、やっぱり調子狂っちゃうのかもしれない…
ここ数戦は世界上位ランカー相手に序盤KOの連続の充実振りでありますし、まぁ、問題はないでしょうけれど…
…と、多くの方々が考えている、と思うのですが、しかし、僕はなんだかちょーっと嫌な感じしている。
やはり、長丁場の12Rをフルで戦わなくちゃいけなくなった場合のスタミナ問題…
最近の長谷川選手は強すぎて相手は序盤にもんどりうって倒れてしまっていますが、もともと、長谷川選手はその「減量苦」を公にしているし、ある時などは、2階級上に上がってWBAフェザー級チャンピオンのクリス・ジョンと戦いたい…だなんて語っていました…
が、専門誌なんぞを読むと、まぁ、その志やモチベーションには問題はなさそうですが…
他団体チャンピオンとの王座統一戦や、複数階級制覇、また、夢のラスベガスのリングでのビックマッチ…等々、もちろんそういうものにも惹かれるが、しかし、「バンタム」に留まらなくてはならないのであれば、それの条件の中でもっともっと強くなる…なんて談話を読みました。
また、なんとも気の毒なのだが、ある「声」についても言及されている…
それは長谷川選手の対戦相手があまりにも最近見事に倒れるものだから、その対戦相手たちは「弱かった」のではないか? さらにいえば、なぜ強い相手と戦わないのか? …なんてボクシングマニアの「声」も聞こえるようだが、それは特に気にしない… なんて談話も専門誌には載っている…
ファッシオ、バルデス、マリンガ…と、ここ最近3試合はそれぞれ、2RTKO、2RTKO、1RTKO…
しかし、この挑戦者は2位や指名挑戦者もいるわけで、早く倒してしまったばかりにちょーっと辛い思いもしているのかもしれない…
が、誰がなんと言おうと、その安定感、その高速連打、その攻撃的スタイルの完成度…は、現日本人世界チャンピオンの中でもっとも充実しているのは間違いない…
ただ、そのような「不満」を漏らす否定的なファンの声の奥底には、あの選手が存在しているのではないか…?
元日本バンタム級チャンピオンにして、現東洋太平洋バンタム級チャンピオン、恐怖の無敗のロシアン・ジャバー、サーシャ・バクティン…
とにかく、この稲妻閃光のようなジャブとワンツー、そのテクニックは空前絶後…でありますが、このサーシャとなぜ戦ってくれないのか?…とは、多くのマニアが感じていることは否めないかもしれない。
----サーシャのボクシング、あれは人間業じゃぁない…
とは、いつか元ボクサーの方に直接聞いたことがありますが、確かに、尋常ではない…
ただ、まぁド素人の僕の印象を思い切って語らせていただいちゃえば、あまり、「凄み」と「恐怖感」は感じられない…
空前絶後のテクニックとそのビデオの早送りのようなスピード感こそ生唾モノでありますが、しかし、かつてのウィラポンやポンサクレックを観た時の背筋が凍るような恐ろしさは感じない…
とか言いながら、しかし、「判定勝負」になったら確かに危なそうだ…
が、今の長谷川選手ならば「判定」でも「KO」でも勝てる…って僕は感じているけれど、みなさんはどうお感じになるのでしょうか…?
むむむ…
でも、じゃぁロチャとサーシャが戦ったら…?って妄想すれば、やっぱりサーシャの「判定勝ち」が濃厚か…
さて、話は戻りますが、今回のV9戦は「勝って当たり前」…なんて言い方があちこちでされているようですが、本当にロチャは「安牌」なんだろうか…?
なになに…?
専門誌「ボクシングマガジン」によれば、ディフェンス面を除いてすべての項目で「長谷川優位」と出ていますな…
が、このロチャは総合的なバランスが良い選手という評価で、ここ数戦で長谷川選手が戦った距離やタイミングに特化した「一芸型」とはちょーっと違うから、ここが少し気になる…なんて書き方がされているようだ…
が、中盤までに長谷川選手が倒して決着をつける…っていう線が濃厚か、なんて予想が主流か?
でも、「楽勝ムード」…てのがなんだか不穏だ…
まぁ、「内藤×熊」みたいな驚くべき大波乱はないと思いますが、しかし、世界戦のリングでは「一発」が命取りになるから、そういう意味では緊張感はありますが…
まさかのカウンター直撃さえなければ長谷川選手のV9達成が「順当」だと思いますが、さて、どれほど「圧倒的な力の差」を発揮してくれるのでしょうか…?
多くのマニア衆がロチャじゃなぁ…なんて印象を持っているようでありますが、しかし、僕はかなり楽しみにしてます。
また、勝っても負けてもあれこれ言われちゃうのが「チャンピオンの宿命」かとも思います…
そして、やはり、この充実の長谷川選手を本当に苦しめられるのは、あのボクサーしかいない…
現WBC世界スーパーバンタム級チャンピオン、西岡利晃…
禁断の妄想 「じゃぁ、長谷川穂積×西岡利晃でお願いします…」過去記事
これ、結構盛り上がりましたね、前に書いた記事なんですが。
よろしければ覗いてください…
御愛読感謝
つづく