「王者」より「チャンピオン」って言い方が好きだ… | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?

ボクシング&ロック野郎    higege91の夜明けはまだか?-Image041.jpg


日本チャンピオンたちが腰に巻く、チャンピオンベルトがこれだ…

BOXING好きの方々ならば、このベルトの意味と重さはよくご存知だと思いますが、しかし、世間的には「ちょっと凄い」的な感覚かも知れない…

それが僕は凄く気に入らないのだが、それはさておき、こうして改めて見つめてみると、なんだかジンジンと眼球の奥が疼いてくる…

チャンピオン…と呟き、やはり、僕は王者と言う呼び名よりも、チャンピオンの方がシックリくるな、などと感じる…

王者もまあ悪くないが、僕はなるべくチャンピオンと言う呼び方をするようにしている…

王者…って呼び名はBOXINGに限らず、あちこちの格闘技からも聞こえてくるような気がするし…

チャンピオン…

マジンガーZ、ゲッターロボ、ウルトラマン…って言うか、なんだかこんな少年たち憧れのヒーローに通じる感触を僕は感じるが、王者って言い方ではそうはいかない…

それは憧れの「超合金」的感触の響きであり、また、それと同時に、ある種の「はかなさ」をも同時に秘める呼び名…

膝が落ち、うずくまり、意識を混濁させ、度々、チャンピオンたちは、ある瞬間を境に、チャンピオンでなくなる…

チャンピオンから一転、ただのBoxerになってしまう…

チャンピオンベルトを眺める…

僕は特に「日本」のチャンピオンベルトが好きだ…

デザインやら見た目ではない…

その存在感と意味が好きだ…

だって、まだまだ先に、「輝かしい世界」が見えるし、実際に待ってもいる…

そして、このチャンピオンベルトには、その夢の途中で粉々になった、誰かの生き様が刻まれてもいるし、さらに、これを掴まんとその青春の全てを捧げた、幾多の挑戦者たちの想いも、これには染み付いてゆく…

世界のベルト東洋太平洋のベルトもそれは同じだが、やはり、まだまだ「夢の途中」、その「真っ只中」の日本チャンピオンのベルトが僕の好みである…

御愛顧感謝

つづく