東洋太平洋ウェルター級チャンピオン、レブ・サンティリャン…
初めて生で観たのは日高和彦選手を壮絶にKOしたホールでの試合でありました…
日高選手、元々打たれ強くなかったが、意識も吹き飛び、その先まで続けたら死んでしまう…ってくらいの壮絶KO決着でした…
で、東洋太平洋王座を奪い返したわけですが(元々その日高選手に確か4RKO負けかなんかで陥落してました)、その後、ホールで山口裕司選手に判定で敗れて王座を失うものの、その山口選手が丸元大成選手にKO負けして、そして、この丸元選手をKOして三度この王座を獲得した日本のボクシングファンには馴染みの深いハードヒッター…
で、このサンティリャンに挑むは元日本スーパーライト級チャンピオンで、「むらのある頭脳派ボクサー」、協栄ジムから帝拳ジムに移籍したばかりの佐々木基樹選手…
佐々木選手と言えば、あの牛若丸あきべぇ選手を劇的な1RKO勝利で退けた湯場忠志選手をKOした『曲者』として知られていますが、僕の中では現在の超安定日本王者・木村登勇選手を苦しめたしぶといしぶといタイトルマッチが忘れられませんでしょうか…
1R立ち上がり、いきなるダウンを奪われるもしがみつき、反則すれすれのダーティファイトを交えながらも「石にかじりついてでも」…なしぶといしぶとい戦いで判定勝負に…
2-0のマジョリティーで敗れて王座復帰はならなかったのですが、途中の反則減点がなければ王座交代もありえた非常に緊迫したタイトルマッチの印象が大きいですね…
その後も再起の道をインドネシアの無敗世界ランカー、ダウディ・バハリから圧倒的な判定勝利を奪い復活するも、日本人のノーランカーにまさかの引き分け、さらに敗北を喫する「波の荒さ」…もまた彼らしい…というか、期待を良くも悪くも裏切らない不思議なボクサーであります…
その彼が今夜あのサンティリャンに挑む…とあり、非常に興味深い…
で、その彼のHPの日記に、この試合への意気込みを見つけ、これがまた面白かった…
バハリ戦、山岡戦、飯田戦…とその浮き沈みを生観戦しておりますので非常に期待しております。
必ず何かをしでかす男…
楽しみに今夜のゴングを待ちたいと思います…
天上天下唯我独尊…
残念ながら生観戦はできそうもないなぁ…
ご愛読感謝
つづく