興毅「7人目」任せろ…現役6人目の世界王者誕生「ええことや」
日本ボクシング界に黄金時代がやって来た。名城信男(24)=六島=が史上最速タイの8戦目でWBA世界スーパーフライ級王座を奪取し、現役世界王者が史上最高の6人に達した。8月2日には、“浪速の闘拳”亀田興毅(19)=協栄=がWBAライトフライ級王座決定戦でファン・ランダエタ(27)=ベネズエラ=と対戦。新記録の7人目を目指す。(スポーツ報知)
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そう、先ずは7月30日にWBCフェザー級タイトルを保持する越本隆志の初防衛戦がある。
対戦者は22歳のルディー・ロペス…
王者・越本は言わずと知れた『35歳』の世界王者である。
まだ二十代の方はわからないだろうが、特に鍛えたり身体を使う方以外の一般の方はお分かりになるはずである。
肉体能力の減退… は三十路を超えると雪だるま式に低下して行く…。
それは日常生活にあっても圧倒的な迫力で三十路以上な我々に、まるで『恐喝・恫喝』のような恐ろしさで詰め寄ってまいりますですね。
さらに、彼の右肩(越本はサウスポーのアウトボクサー…)は度重なる激戦の果てに故障しているという。それは専門誌で本人によって語られている周知の事実であり、それでもなお世界王座奪取を果たし、その彼のボクシングはそのピークを維持し続けている…というのだからその精進と精神力は驚くべきもの…なのだ。
その限界と年齢との戦いも含め、この世界タイトルマッチは若い挑戦者だけが『敵』なのではなく、『アスリート・プロボクサー』としての挑戦は続くわけである…。
従って、見所は多い。
…で、8月2日にWBA世界ライトフライ級王座決定戦に出場する亀田興毅選手であるが、比べてはかわいそうであるが、名城信男が戦ったマルティン・カスティーリョと比べると、条件的には勝ちやすい…はずである。
もちろん、世界戦のリングだし、ボクシングというスポーツの性質上『絶対』はないのであるが、勝たなければ「失望」されてしまうほどの好条件…での戦いとなる。
フライから1階級落とした興毅に対し、ミニマムから上がってきたランダエタ…
パワーでは興毅であり、興毅が以前倒したノエル・アランブレット(思いっきりのアウトボクサー)に判定負けしているランダエタ…。
19歳 VS 27歳
…キャリア的には圧倒的に上回るランダエタであるが、スタミナだけは無尽蔵ともいわれる「練習の鬼」亀田興毅の強打強振の前に捕まるのではないか…が、大方の見方か?
しかし、新井田豊とのミニマム級王座統一戦(ランダエタは暫定王者であった…)は見方によってはランダエタの勝ちでもおかしくないような内容であり、元ミニマムとは言え、いい角度でカウンターとなってパンチが入ればその逆も起こりえる…。
と言うのも、素人の浅い考察だが、固いはずの興毅のガードだが、ボウチャンに下から割られていたし、サウスポー・ランダエタの左アッパーカットはかなり危険なパンチに見えるので、これが序盤からはいり続ける…と、『打たれ強さ』に対して未だ「未知数」とされる興毅の耐久性が気になってくる。
名城の戴冠…は素晴らし過ぎるだけに、興毅にとってそれがプレッシャーにならなければいいなぁ…と思いますが、みなさんはどうお考えだろうか?
本物の世界王者を倒して世界王者となり、さらに4度も防衛を果たしていたカスティーリョを倒して世界王者となった名城信男…
と
人階級下の元暫定世界王者と、階級を下げて王座決定戦…に挑んで世界王者となるはずの亀田興毅…
両者のベルトの重さを比べるのは良くないとは思いつつも、ついついあれこれ口を挟んでしまうのがファンというものだが、決して『今』だけが全てではない…とこの際考えたい。
個人的には興毅への本当の評価は、せめて指名挑戦者(1位)との初防衛戦までお預けにしたいと思っているので、先ずは王座決定戦での確実な勝利…を願うものである。
3階級制覇…
夢は大きい。
しかし、ランダエタ、ミニマム級上がりとは言え、パンチがない…とは言い切れない。もちろん有利であるが、絶対…ではない。
顎はキッチリ守って欲しい。
JBC、今秋PABA加盟へ=IBF、WBOも視野に-ボクシング
日本ボクシングコミッション(JBC)が、国際ボクシング連盟(IBF)など、これまで非加盟だった団体に加盟する動きを見せていることが22日、分かった。そのさきがけとして、パンアジアボクシング協会(PABA)に加盟する方針。早ければ、9月に日本で開かれる世界ボクシング協会(WBA)の総会で、同協会下部組織のPABAへの加盟が認められる見込み。
日本のプロボクシングを統括するJBCは、これまでWBAと、世界ボクシング評議会(WBC)、東洋太平洋ボクシング連盟(OPBF)の3団体に加盟し、運営を続けてきた。しかし、このところ、WBAとWBCに加えて、IBFや世界ボクシング機構(WBO)がメジャー4団体として世界のボクシング界をリード。東洋圏でもPABAが勢力を広げ、OPBFとの2大団体の様相を呈している。
JBCはWBCの下部組織であるOPBFに加盟しながらWBA傘下のPABAには加盟しておらず、今回のPABA加盟の動きはこの矛盾を解消することにもつながる。JBCの関係者も「PABA加盟は避けられない状況になっている」としている。
JBCはPABAに加盟した後、IBF、WBOなどと将来的な加盟も視野に入れた交渉を続ける、としている。今後、日本の世界王者誕生の可能性が、WBA、WBCだけでなく、IBFやWBOにまで広がることになりそうだ。
(時事通信)
再び記事抜粋
おおお!?
ついにこのような記事が!?
世界的には今やWBA・WBC・IBF・WBO…の主要4団体は並列的である。
さらにそれぞれの団体の世界王者同士での『複数団体統一戦』…なども行われ、凄まじい盛り上がりを見せるケースは珍しくない。
先ずはWBA傘下のPABAを認める…となると、例えば後楽園ホールのロビーに並ぶ現役日本・東洋太平洋王者と並び、「PABA王者」が並ぶ…ということになるのだが、アジア地区最強…が同階級に2人!?…という違和感が起こりえるが、世界に打って出る為ならば『統一戦』を積極的に行えばいいし、活性化には賛成である。
クレイジ-・キムの複数ベルト同時保持は世界へのアピールであるが(日本・OPBF・ABCO)、世界へのきっかけ…となる新タイトルが認知されるのには時間が掛かるであろうが(ちょっと複雑に一般的には感じられるだろうが… 熱心なファンは別として…)、ちょっとわくわくしちゃいますね。
今や「実力」よりも『話題性』が注目を浴びるボクシング界…なので、『実力者の人気復権』!!! への第一歩となるチャンピオンベルトが増えることに関しては賛成である。
世界王者乱立…
に対しても疑問はあるが、積極的な団体統一戦がより一般的になればより「最強」に近づくので、僕は無条件に反対ではない…。
WOWOWエキサイトマッチでしかお目に掛かれなかった世界王者が日本にやってくるのは嬉しい。
…王者の権威が薄くなる
との見方もあろうが、ファンは自分の目で『真価』を見極めればいいし、統一戦が頻繁に行われるようになれば「話題性」もあるのでうまく進ませれば人気復活の起爆剤となるはずですね…。
何だかんだ言っても、「強い」のが王者であり、「穴王者」は存在しても「弱い王者」などは存在しない。
さて、皆さんのお考えはいかがな感じであろうか?
しかし、名城信男選手の王座奪取戦、早く観たいですね。
全国放送でないのはおかしいよな、やっぱり・・・
王座戴冠…の可能性が低かったからなのか?
人気低迷(…偏った人気は一部ありますが)がやはり原因か?
時間が経てばたつほど「鮮度」が薄れてしまいますね。
関東での放送は7月29日の深夜4:15から録画放送だそうですが、みーんなで「分かち合う」には残念な展開ですね。
越本の王座奪取も観れてない方多いのでしょうね。
初防衛戦のチケットが売れ残っている…などと悲しい記事がちょっと前に出てましたが、その後どうなったのかなぁ?
これも真面目に全国放送して欲しい。
本当の意味での人気復興、お茶の間で家族揃って世界タイトルマッチ観戦!!!…が究極である。
世界戦の次の日は、教室でシャドーボクシング…を少年はするものである。
これは行き過ぎか?
御愛読感謝
つづく