ｈｉｇｅｇｅ９１はボクシング以外のスポーツ観戦は全くしない。
「…趣味はなんですか？」
などと質問を受けた場合、ｈｉｇｅｇｅ９１はこう答える。
『はい、ボクシング観戦です…』
「はぁ、格闘技好きなんですね」
『いいえ、ボクシングが好きなんです、他のものは興味がないです…』
などと、少し嫌悪感を表して返答する。
Ｋ－１、プロレス、その他の競技について質問されたら面倒くさいからだ。
今日話した方はサッカーファンだ。
早々と日本は敗れたものの、ワールドカップは常に日本国民の関心の的であった。
ｈｉｇｅｇｅ９１が密かに妬ましく感じていたのは言うまでもない。そこで、こんな質問をぶつけた。
『日本は散々でしたね、中田は辞めちゃうし、カリスマ不在になっちゃいますよね』
「…そうですねぇ」
ｈｉｇｅｇｅ９１、陰なる抵抗を示すも黙殺された…
もともと、サッカーファンはボクシングファンに対抗心など燃やさない。
その話題性、共通性、関心の高さ…等、老いも若きも男も女もある程度共有しているサッカーは凄い。
比べるな、競技自体が全く違うのだ…
彼らは日本を代表して戦っているのだ…
国家レベルの対抗戦なのだ…
などと自分に言い聞かせるも、ボクシング現役世界王者でさえ認知されていない現状を嘆いているｈｉｇｅｇｅ９１はついつい『敵対心』を燃やしてしまうのだ。
亀田がいる、ボクシング界には脅威の高視聴率男、亀田興毅がいるではないか!?
…と頭に浮かぶも、それはなんとなく口に出来ない。
その強さが虚像であるかも…
あのメンチ切りは褒められたものではない…
次男がリングで歌を歌うのも変だしなぁ…
そして、スポーツマンシップを引き裂くような発言と挙動を働く父・史朗氏…
結局、ｈｉｇｅｇｅ９１はそのサッカーへの『敵対心』をゴクンと飲み込む…
…ぐ
敗北感…を噛み締める。
個人対個人な競技であるボクシング…
日本代表的な意味合いもあるが、国家規模での戦い…とは言えないか。
徹底的に 『研ぎ澄ましあった』 男と男の真っ向勝負がボクシングである。
にも拘らず、結果、サッカーファンの前でひれ伏したｈｉｇｅｇｅ９１は心の中でうめく…。
…やはり、究極はボクシングだ。その『１敗』の重みが違う。ボクサーは常に自分の戦績を語られ続ける。
○戦 ○勝 ○ＫＯ ○敗 ○分け…
戦績とは彼の歴史でありキャリアを示すものであるが、サッカーはこれがない…。
ボクサーたちが各々の責任で背負ったその『戦績』…というものがｈｉｇｅｇｅ９１は好きだ。
嘘偽りのない、その『足跡』にｈｉｇｅｇｅ９１はときめくのだ。
その『１敗』を経てさらに強くなるものもいれば、逆に勢いを失って下降する者もいる…。
負けの多いチャンピオンが時折存在するが、僕はかなりときめく…。
凹んでも凹んでも這い上がってきたことの確かな『証』である…。
景気回復のためにも、「日本代表」にはもう少しがんばって欲しかったが、これが実力と言うものか・・・
しかし、ボクシングは今月末から世界戦ラッシュが始まる…
名城信男が世界王者になり、越本隆志が王座防衛を果たし、亀田興毅が決定戦を制するはずだ。
そうしたら、景気回復の起爆剤…となれるか？
景気!?
ボクシングで景気全体は厳しいよな。
厳しいが、サッカーには負けたくねェよな…。
負けてる？
そうか、まぁ仕方ない…が、負けたくないなぁ…
しっかりしろ、ｈｉｇｅｇｅ９１!!!
明日は後楽園ホールで３度目の世界挑戦の為に闘い続ける坂田健史の登場じゃないか!?
弱音を吐くな!!!
坂田選手もやってくれるさ、サッカーなんて比べ物にならない『ど根性』を見せてくれるはずさ!!!
さて、支離滅裂な更新になってしまったが、言わんとしていることはつまりこうだ。
坂田選手は世界初挑戦で２Ｒにロレンソ・パーラのアッパーで顎の骨を割られるも、頬の肉でその顎を支え、溢れる血を飲み込みながら１２Ｒ闘い通したのだ!!!
その『ど根性』が事実…ということだけで充分ではないか？
そうだ、弱音を吐くな、卑屈になるな、坂田選手に申し訳なかろうが…!!!!
はぁーい、その通りです、サッカー人気をもう妬んだりしません。
坂田選手がんばれー!!!!
御愛読感謝
つづく