日本重量級ただ一人の「1ケタ」世界ランカー、日高和彦の東洋太平洋防衛戦迫る!! | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?

日高和彦、12・3 V2戦迫る

 

たくましいではないか…。これは応援しないわけには行かないでしょう。今年も残り少ない。1年の「もやもや」を吹き飛ばしてもらうには、この日高のOPBF防衛戦でKO防衛してもらうのが1番だ。


12・3 後楽園ホールだ。 最近ご無沙汰だな…。・・・・ってさいたまスーパーアリーナ行ってるジャン!!


…お、おす。…仕事、半日サボりました。すんません。


さて、本題に入ろう。


日高和彦 東洋太平洋ウェルター級チャンピオン WBC9位 21勝15KO4敗 27歳 左ボクサーファイタ


 対する挑戦者は前・同級チャンピオン。リターンマッチと言うわけだ。


レブ・サンティリャン(現3位) 21勝15KO2敗1分け ファリピン 28歳 左ボクサーファイター


 前回の王座奪取は4RTKOだった。序盤から「倒れろこのヤロー!!」と振るう日高がチャンスに追い詰め、劇的にブッ倒した。

日高和彦 行け、世界へ!!

 初防衛戦はドンドン・スルタン。これもまた「倒れろ、このヤロー!!」だった。これは7RTKO勝利だった。


 しかし、日高のこの「倒れろこのヤロー!!」戦法はドキドキするよなぁ。基本的に攻めまくって勝ってきたわけだが、大振りなのと、被弾も辞さない距離での戦い、さらにスタミナ配分をあまり気にとめないので、早い段階でチャンスの糸口を見つけないと見ているほうが恐ろしい…。


 …で、そのあたりを「計算」してこない訳がないのが前王者のサンティリャンではなかろうか?


 空転空転空転…、被弾、空転空転空転、被弾被弾、空転、被弾被弾被弾…ゼエゼエ、被弾被弾被弾…。


 …とならなければいいなぁ。確かに1撃で勝負の決するこの『ウェルター』…。


 先日の湯場忠志の敗北は記憶に新しい…。大曲の、カーン!!、ボカッツ!! ダウン!! …みたいなことが起こる「ウェルター級」だ。あれは記事にも書いたが「ゾッ」とした反面、「入場料分見てない?」な日本タイトルマッチだった。ロビーですれ違った初老のおじさんは苦笑いしていた。


 初老のおじさん「間に合わなかったの?俺…」


 両手にビールを持っていた。


 目のあったhigege91、黙って頷いた。 


 同郷のライバル湯場忠志の敗戦をパシフィコ横浜で観戦していた日高は、「ファンとして楽しみました」的な談話があったような…。ああ、ボクシングファン『垂涎』の『湯場VS日高』が遠のいた瞬間、残念無念を感じた人も多かったろうなぁ…。大曲、なんだよぉ、しかし、強烈なKOご馳走様でした。よくよく考えると、滅多に見れない凄い試合でした。…でももうちっと見せてほしかったなぁ…。1R3発のパンチ、3度のダウンでしたものねぇ…。初防衛に期待してます。さらに度派手に…って、これ以上派手はないか…?


 さて、サンティリャンが「頭脳的」に出てきて、長期的な戦いを挑んでくるとちょっとやばそうだ。…かといって、こちらがそれにあわせるのもどうかと思う。スタミナ配分完全無視は良くない…が、R1はとりあえず行っておくか? 「倒れろーこのヤロー!!」作戦で…。そんで、おや?と思ったら…、って、HIGEGE91は日高の距離を置いて戦っている姿を見たことがない。「倒れろこのヤロー!!」しか想像できない。…むむむ、一応ボクサーファイターってことで、フットワークも使うんだよな? …でも、突っ込んでくる日高しか想像できない。


 ・・・え?


 ・・・とにかく、防御は無視してはいけない。当たり前だが、なんとなくいつも「ひぃっ!!」って場面は良く見る。…で、メリハリだな。攻める時はビックリするぐらい攻める。攻めながら守らない。そうすれば「1撃」でまさかって終わっちゃうことはないと思う。チャンスは待つものではなく「作る」ものかもしれないが、ズシーンと重いこの階級、多少、警戒した方がいい。…見せ場を見極めるくらいの『ココロの幅』を持って臨んでほしい。


 …そう言えば、日高はどのRにも必ず「見せ場」を作るって言ってたよなぁ。それが彼のボクシング。お客さんを喜ばせることを知っている日高だけに、あの「湯場の秒殺陥落」を見ていた日高だけに、あんまり全編「倒れろコノヤロー!!」作戦で行き過ぎて、カウンターを喰らったり、スタミナを失って終盤力尽きる…ってことにならなければいいなぁ、と思う。


 予想は『日高の中盤KO勝ち!!』とするが、非常に見ているこちらも『恐い』ウェルター級である。


 クレイジー・キムと日高和彦が牽引する日本重量級…。貴重な存在である。応援する側も、この貴重な存在の後押しが出来るよう、ホールへ足を運ぶべし!!


 …しかし、HIGEGE91はホールへいけるか?予算が足りない。時間が足りない。や、やばい。


 ここは東名高速、日本平サービスエリアだ(静岡・焼津の方ね…)。ロケハン帰りの休憩中だ。今日は東名高速「集中工事中」だ。


ドコでどんな風に渋滞が待ち受けているか分からない。こうなったら、『倒れろ、コノヤロー!!」作戦で、被弾覚悟で懐に飛び込むほかない…。


ああ、明日は10時に茨城で約束しちゃったから、ガードを固めて「機を待つ」わけにはいかんのである。


寝る時間が、なくなる…。


 『倒れろ、コノヤロー!!』


…御愛読感謝。


つづく