ボクシングのWBA世界フライ級8位の亀田興毅(19)=協栄=に超破格のファイトマネーが用意されることが27日、分かった。協栄ジムの金平桂一郎会長(40)は、来年予定する世界戦のファイトマネーが1億円に達すると明言した。注目の世界戦は、父・史郎氏(40)が来春の開催に反対する姿勢を示しており、3月8日に世界前哨戦を行った上で、来夏にも世界の舞台に上がることが濃厚となった。
亀田の世界初挑戦にビッグマネーが提示された。金平会長はこの日、「昨日はよく考えて戦っていた。9戦のキャリアを考えればすごいこと」とアランブレット戦を高く評価した上で、来年の世界戦に関して「ファイトマネーは1億円ぐらいになる。それだけの価値はある」と明言した。
26日のアランブレット戦のファイトマネーは1500万円だった。この金額もノンタイトル戦としては破格だが、世界戦では文字通りケタが違う。一気に66倍にはね上がり1億の“大台”に到達。人気、将来性を含め、亀田への期待の大きさが金額となって表れた。
日本のボクシング界では、世界2階級制覇の畑山隆則のファイトマネー1億円(推定)が過去最高額とされている。これは01年、WBA世界ライト級王座の3度目の防衛戦時のもの。伝統のライト級王者だからこその金額で、世界戦において、挑戦者の1億円のファイトマネーは前例がない。
またこの日、世界戦略に若干の軌道修正があった。来年3月8日に予定される次戦が世界前哨戦となり、世界戦は来夏に先延ばしになることが濃厚となった。父・史郎氏は「(世界戦は)次はないやろう」と来春の世界戦を否定。“浪速の闘拳”が来夏、1億円のビッグマネーと世界のベルトを同時に手にする。
以上記事参照
…一昨日のアランブレット戦は確かに評価できる。金平会長やテレビ局、その他はいけいけドンドンなのかもなぁ…。しかし、ココへ来て父・史郎氏はそれまでこだわってきた『十代での世界奪取』をこだわらないと明言したと言う…。
勢いだけでは「奪取」は出来ても、まだ「究極的な伝説」にまでは到達できない…と言った判断。
モハメド・アリ、シュガー・レイ・レナード、マービン・ハグラー、トーマス・ハーンズ、ロベルト・デュラン、オスカー・デラホーヤ…等々、単なる名王者の更にその上、究極最強王者とはどんな王者なのだろうか?
余りにも熱心すぎて、見境なく『愚弄』『侮蔑』が溢れてやまない父・史郎氏だが、この判断は冷静で適切な感じがする。さらに、自分の息子である子供たちがかわいくないわけがなく、よくよく考えてみれば、このあたりの判断は非常に難しいものだ。単なる王者では駄目、相変わらず厳しくもアリ、愛してやまない分だけ、石橋も叩きたくなる…。が、もう1っ戦挟むのは妥当であろう…。このあたり、正念場の『マッチメーク』は難しいな。名のある、肩書きのある選手でないと盛り上がらないし売り込み辛い…、が、あまりに冒険的にもなれない…。今回の仮想・パーラって言うのは坂田の再挑戦にあわせての来日もあったし、過去、日本人が退けられているので因縁も含め、いい『テーマ』であった。
…では「次回のテーマ」は?
発表が待ち遠しいな。
…物欲、性欲、その他誘惑に負けないでがんばれ!!
…が、亀田亀田では嫌だ。越本隆志をもっと盛り上げたい。玄海のリュウ、34歳、その戦績は凄まじい。
越本隆志戦績 41戦38勝(17KO)1敗2分
東洋太平洋フェザー級王者 防衛7度
元日本フェザー級王者 防衛6度
…だ。このベテランの唯一の黒星は世界初挑戦時のノーウッド戦のみ。一方の王者は…?
チ・インジン戦績 33戦30勝(18KO)2敗1分
WBC世界フェザー級王者 現在防衛2度
…だ。こちらもベテラン30代だ。渋くて痺れるこの1っ戦!!
ふ、福岡開催だもんなぁ…。作戦を練るべし。
…が、今、その他のボクサーで世界挑戦が近いといえば、本望信人(WBA3位、WBC6位)か?しかし、弱点の瞼の手術でやや長期静養を余儀なくされ、8度死守した日本王座も返上した状態…。そして、名城信男だよなやっぱり。これは挑戦確定的だからニュースを待つ。
そして、我らが西岡利晃(WBA5位・WBC1位)でしょ、やっぱり…。
西岡利晃にはどうしても獲って欲しい。ぺドリト・ローレンテ戦を見直してた。2Rの幻のダウンシーン。HIGEGE91は凍りついた。嫌だ、そんなの嫌だ!! ってあれほどぞっとしたダウンシーンはなかなか経験ナイ…。あれから随分間隔があいているような…。すぐに挑戦とは行かないだろうが、前哨戦の話がそろそろ出てきておかしくない時期だよな…。
ああ、あのワールドプレミアムボクシングの長谷川KO防衛をリングサイドから眺めていた彼の背中が(…過去記事写真参照)が頭から離れない。切ないと言ったら御本人は怒るかもしれない…が、4度のウィラポンとの絵巻物のようなドラマ激闘を知っているものはそう簡単には諦められない。そういった背負ったドラマも含め、応援する人間も情感を肌で感じながら絶叫できると言うものだ。だから自信を持って突き進んで欲しい。更に熱く、その背中を押してくれる応援者がいることを誇りに思って欲しい。絶対に奪取できる!!
そう言えば、ウラジミール・シドレンコへの挑戦が決定して故障の末白紙になった福島学の世界再挑戦確定も待たれる。ニュースに因れば、シドレンコは無事防衛を果たしたようだから、近いうちないかニュースがあるか?
さらに、ホルへ・リナレス(…強すぎ!!)、サーシャ・バクティン(…巧すぎ!!)もいる。
でも、HIGEGE91は西岡利晃、がんばれ!! …なのだ。
御愛読感謝。
つづく