某ボクシング狂社長からの電話について… あの7R終了間際の『悶絶ボディーブロー』がこれ | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?

アランブレットに亀田の左ストレート  …ドシュ!! アランブレット『ウギャァ!!』


…おぇぇ!! 吐きそう!!


<ボクシング:フライ級10回戦>◇26日◇さいたまスーパーアリーナ◇1万2000人 WBA世界フライ級8位亀田興毅(19=協栄)との試合を途中棄権した、前WBA世界ミニマム級王者ノエル・アランブレット(31=ベネズエラ)は医務室に直行した。3回途中で首の左側から左肩までに痛みを感じ、7回終了後にパンチが出せなくなった。担当医の検査では頸椎(けいつい)損傷の疑いがあるという。ボクサー人生初のTKO負けを喫したアランブレットは「7回のボディーは効いた。アグレッシブなところがいい」と完敗を認めた。ラファエル・モローン・マネジャーも「すごい選手。(WBAフライ級1位)アスロウムよりも強い」と絶賛していた。


 以上記事参照


 先日の1大イベント「ワールドプレミアムボクシング」のリングサイド席を分けていただいた某社長(…大変感謝しています)から久々の電話があった。そんで、面白い話になったのと、いい写真を発見したので、アメリカで戦う男?asanomscscs さんに見せたくなり更新しちゃいました。


社長「…観たんでしょ、会場で?」


HIGEGE91「はい、仕事になんなくって困っちゃいます」


社長「…しかし、あのボディーは凄まじかったね、入った途端、アランブレット『あれ、お帰りですか?』ってな感じで横向いちゃったでしょ?…キイタァっていうより、良く立ってたって褒めてあげなくちゃ駄目だね、あれはわかるね、あの苦しみは半端じゃないからね、ここしかないって場所に正面から突き刺さってるでしょ?…もうすかさずクリンチして膝ついちゃったでしょ?…無理だよ、あれはもう駄目…、わかるなぁ、俺もボクシングやってたからわかるんだよなぁ…」


HIGEGE91「…でも、7R終了間際でしたよね、なんとか『スリップ扱い』になって凌ぎましたよね、1分間のインターバルじゃ復帰できないですかね?」


社長「無理でしょ、モロに入ってるもの、1分間なんかじゃとても無理だよ、だから褒めてあげたいくらいだよ、よく倒れなかったってね、わかるなぁ、あの「そっぽ向いちゃう」感じ…」


 …地獄の責苦、という表現でも生温い?…というのが『悶絶ボディーブロー』といったところか?


 会場で見ていたHIGEGE91、アランブレットが横を向いた瞬間、『効いてる!!』とは思ったが、経験者の言葉を生で聞くと、その凄まじさは改めて感じる。 そう言えば、すっかり衰えた元世界王者・サマンソーチャトロンも強烈な『左ボディーフック』1撃だったよな。


 ああ、いつだったか映画スタッフで元ボクサーの美術部が言っていたっけ…。


元ボクサーの美術部「ボディーでだけは倒れたくないね、ボディーでダウンして負けるのだけは死んでも嫌だったね…」


 プライドと密接に絡み合う『ボディー打ち』…。鍛錬に鍛錬を重ね、鍛えに鍛え、硬く強固にすればするだけ、高まったプライドは『悶絶ボディー負け』に屈辱を感じる…ということなのだが、しかし、よくよくこのアランブレット戦の亀田の左ボディーストレートは凄まじいな。さらに、この触ってみたくなる5厘刈の後頭部がいい…(って話が逸れた)。


社長「…しかし、日本人で今亀田を倒せる奴はいるかねぇ?」


HIGEGE91「内藤大助!!」


社長「…厳しくない?勝てる気がしないなぁ」


…ぐ、いい勝負にはなるだろうが、亀田の強固なガードを突き破れるだろうか?大きな大外からの変則フックが炸裂するかもしれないが、その前にハンマーのようなボディーフックでリズムを奪われてしまいそうな…?


HIGEGE91「現・OPBF王者、返り咲いた小松!!」


社長「…いやぁ、厳しくない?」


 …ぐ、見た目よりもタフネスだがあの左ボディーフックが炸裂したら、それに攻撃力で見劣りするし、やっぱりあの『亀の子ガード』を破れる気がしないなぁ…。

HIGRGE91「…じゃぁって言ってもなぁ」


社長「やっぱり、坂田健史だな、根性が違うもんな、ボクシング自体は多少頼りなさもあるが、やっぱり坂田が1番善戦するんじゃないのかな?…さすがにあの『根性』には亀田もてこずると思うよ…」


 …そうだ、再びあのパーラに敗れたものの、初挑戦時、2Rで顎を割られても戦い通したんだもんな…。


HIGEGE91「…でも、同門ですし」


社長「…そうだったな」


HIGEGE91「…いずれにしても、日本人では敵なし感は漂ってきましたかね?」


社長「坂田が駄目なんじゃなぁ…」


 密かに、気になる男、日本フライ級1位・中広大梧って言う選手がいる。あの連続KO記録を作ってた高橋巧との無敗対決で勝利した広島の選手。生憎、観たことがないので何ともいえないが、まだ若そうだけど…。わかんないや。


HIGEGE91「…でも、パーラなら勝てそうな感じしますよね。しかし、ポンサクレックはどうかな?」


社長「ああ、ポンサクレックには今のままじゃ勝てないね、まだ打ち合いの末に勝ってないでしょ?亀田って…、そこがはっきり言って『未知数』なんだよな…」


 …つくずく、ファンとは全く『好き勝手な生き物』である。


 …しかし、経験者の語る『ボディーブロー』とはどの話も凄まじいものである。気合の足りないHIGEGE91も亀田選手に1っ発景気付けにお願いしてもらった方がいいんじゃないか?


社長の声「…やめときなよ、内臓破裂しちゃうよ、そのプヨプヨのお腹じゃぁ」


 ありがたく拝聴、天の声、御愛読感謝。


 つづく


 追伸、asanomscscs さん、今度是非、現役時代の『ボディーブロー』体験、聞かせて下さい。