カモン!! 起爆剤の巨大興行!! せめて、現役世界王者だけでも顔と名前が一致してほしいなぁ… | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?

asanomscscs さん 、ありがとうございます。鎖国的、排他的…これは今のボクシング界の代名詞?


亀田興穀の活躍は目を見張る。一方で、まだ19歳の興穀自体は、それを利用する企業、テレビ局等、営利的な何かに飲み込まれまいと苦しんでいるようにも見える。しかし、昨日はさいたまスーパーアリーナでの世界前哨戦、R3(確か…)

亀田は「アリシャッフル」もどきの足捌きを見せ、さらにアウトボックスが得意な元世界王者に対して『叫んだ』で挑発したのであるが、勝利後のインタビューで、

「…今日は『喧嘩祭り』やからな、盛り上げなあかんと思ったからな…」

との言葉が興穀の口から飛び出した。


 エンターテイメント性という見地から見ても、亀田興穀の存在感、責任感、さらに結果を見ても否定的には語れない。そして、自分を取り巻く浮かれた『環境』に対して、驚くべき『冷静さ』で受け止めているようにも思う。地に足のついた19歳、やはり只者ではない。


 この『チャンス』、『好機』をどのように発展せるか?生かすも殺すも『ボクシング界』の責任である。

つい最近の記事に『K-1、プライド等、総合格闘技に参加したものはボクシング界復帰はできない』みたいな取り決めが西日本で決定されたが、最初、まぁ、それも仕方ないか、とも思ったのだが、よくよく記事を見ると、トレーナー、またジム関係職にまでその規制は及ぶ…という。例えば、この間「K-1」で破れた鈴木悟は日本ミドル級王座を8度か9度防衛した王者だったわけだが、そんな輝かしい実績があるにも拘らず、「後継者の育成」も公には出来ない…と言うことになる。…最も実施はまだこれからのようだが、日本王者となっても「生活の苦しい」ボクサーにとって、こういった排他的、保守的な『傾向』が今後、どのように影響するのか?…とは言え、これは『鎖国的な傾向』の1例であって、必ずしも悪い決定ではないとも思う。そうでもしないと『権威』が守れない側面はかなりあるし、現に残念ながら鈴木も大東もテレビ中継の『ゴールデン枠』で惨敗してしまったわけだから…。


 そのくせ、某地域では『地元裁定』『判定不正疑惑』が発覚したりして、命を賭けて闘うボクサーの輝きに『泥を塗った』その振る舞いは永遠に消えなかったりするのだが…。


 しかし、現役世界王者が認知される程度の、子供たちが「チャンピオンベルト」にあこがれる程度のボクシングの世間的な『浸透率』は上げて欲しいなぁ。


 WBC世界バンタム級王者 長谷川穂積 WBA世界ミニマム級王者 新井田豊

 WBC世界スーパーフライ級王者 徳山昌守 WBC世界ミニマム級王者 イーグル京和


…ぐらいは『K-1』王者と同じレベルでは認知されて欲しいなぁ…(って志が低い!?)


 ポンサク&内藤 国歌吹奏

 …上の写真は『ポンサクレックVS内藤』の世界戦の『国歌吹奏』の場面だが、後楽園ホールもイイが、せめてテレビ中継しなくちゃ、『生』で…。世界戦ぐらいお茶の間で見れなくちゃ駄目!!地方のファンが観れないなんて最悪。また逆も起こる。例えば、「カスティーリョVS石原」なんて言うのも見れなかったし、年明けに行われる「池VS越本」の世界戦も関東圏では見れない公算が高し…。寂しい、あり得ない!!

 やはり、きっかけが要る。その種火はある。 

 「ワールドプレミアムボクシング」の大々的な慣例化、さらにデラホーヤも1枚噛む「ボクシングワールドカップ」、さらに「亀田興穀世界戦」を機にさらなる飛躍を期待したい。

特に『ボクシングワールドカップ』、これが最も炸裂度数が高い。長谷川と亀田が同じリングで『世界戦』…となれば、例え同じ日にサッカーのワールドカップで『日本戦』があったとしても、かなり闘えるんじゃないだろうか?さらに世界ランカークラスの5対5の対抗戦…という趣もついてくるわけだから、尋常ではない面白さはファンならずともまさに『垂涎』の涙モノの『歴史に残る巨大興行』とならざるを得ないし、嫌でも大注目されて『ボクシング確変状態!!(…こんなパチンコ表現は良くない?』なんだけどなぁ…。


 …でも、サッカーには負けるか、やっぱし。


 そうだ、みんな思い出して欲しい。なにが「憧れだった」って、やっぱり『世界チャンピオン』だったじゃないか。とにかく、1番強いのはボクシングの『世界チャンピオン』だったじゃないか。誰もが無条件で憧れ、その翌日は教室でその『熱戦』『激戦』を語ったじゃないか。例え、負けてもそこには『何か』があったじゃないか。

顔を腫らして闘うボクサー、KO負け寸前まで諦めないボクサー、そんな姿を見て僕たちは大きくなったんじゃないか。


 …あ、仕事が途中なのを思い出した。僕は今、映画のワンシーンのロケハン中で、『謎の水死体が浮き上がってくる河川敷』というのを探しているんだった…。


 …ショボンだ。


つづく