世界前哨戦…と銘打たれた亀田の次戦は? …よりも気になる佐々木基樹と名護明彦のセミファイナル | ボクシング&ロック野郎 higege91の夜明けはまだか?

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人生の曲がり角に遭遇したボクシング&ロック・マニアhigege91。暇を見つけてはホール通い。ああ、俺は戦っているか!? ああ、俺は俺の求める『俺』に近づいているのか!?

亀田 アランブレトをKO宣言

ボクシング軽量級のホープ亀田興毅(協栄)が8日、前世界ボクシング協会(WBA)ミニマム級王者ノエル・アランブレット(ベネズエラ)との10回戦(26日・さいたまスーパーアリーナ)を前に、大阪市内のジムでスパーリングを公開した。
 南アフリカの選手2人とそれぞれ3ラウンド。際立ったのは左ボディーで、2人目とのスパーでは腹部に強烈な一発を決めると、相手が悲鳴を上げて後ずさりした。
 順調な仕上がりに、亀田は「ようパンチが入ってた。(26日は)一発入れれば終わりやろ」。世界フライ級タイトルマッチ前哨戦と銘打つ次戦だが、いつも通りのKO宣言で自信を示した。


 …と、記事にある。そうだな、まぁ勝ってくれたまえ。しかし、最近そのあまりにも「ふてぶてしすぎる」悪意がどうも気に入らないHIGEGE91としては正直複雑である。

 

 元世界王者サマンを破り、OPBF王者ワンミーチョークを下して王座を奪った亀田に対し、挑発されたポンサクレックが言った言葉…。


 ポンサクレック 『ワンミーは豚のように弱い…』


 ああ、暫くこの台詞が頭から離れなかった時期がある。凄い台詞だ。…同郷のボクサーを『豚』とは…。


エニウェイ、亀田もイイが、セミファイナルの日本Sライト級4位・佐々木基樹だろう。日本、東洋を飛び越えて世界ランカーに挑戦である。対戦相手は同級WBA6位・ダウディ・バハリなるインドネシアの選手だ。

基樹ケンザン!!

 

 自意識過剰?な佐々木選手は好きな選手だ。昨日今年初めに行われた日本タイトルマッチ、対 木村登勇戦を見直した。ああ、R1のあのダウンさえなかったらなぁ…って勝負だった。しかし、死にもの狂いな『ダーティーファイト』といい、なりふり構わぬ反則寸前の『頭突き』といい、ここまで気持ちが伝わってくる選手だけに応援したい。R1、木村にダウンを奪われた後、接近戦からクリンチ、その挙句に王者木村を柔道のように持ち上げて押し倒したのだが、あれには『感動』しちゃいました。わかる!!負けられない、負けたくない!!…まさに執念のファイトであった。それにしても惜しかったよな。途中、バッティングを「故意」と裁定されて減点1を課せられてしまった。HIGEGE91の採点では94-94のドローであった。…が、公式のジャッジは、95-95、95-94、96-93の2-0で王者・木村の防衛成功であった。しかし、本当に僅差の内容であったのだが、木村の後半の『やる気のなさ』、『執念不足』な戦いぶりが見ていて嫌な印象だっただけに、余計佐々木に情が流れる…ってのもあったかもしれない。


 まさに、「喧嘩」に勝って「ボクシング」に負けた…って試合であった。


 …が、しかし、佐々木の後半の追い上げは凄まじく、完全に木村を圧倒していた。解せないのは96-93と採点したジャッジだ。こんなに「差」がつくのはおかしいと思う。でも、ドローがあっても、勝ちではないことも事実であるのでいたしかたあるまい。


 それと、先日サーシャ・バクティンのV8をホールへ観戦に行ったときに、リングサイドで佐々木選手と思いっきり「視線」がかち合った。なにしろ、この「目つき」である。がんばって!!…って言いたかったが、何見ていやがるんだこの野郎!!…って顔だったのでそそこさとその場を後にしたHIGEGE91であった。…が、ココはぜひともがんばって欲しい。そして、亀田亀田のボクシング界にあって、そのアクの強さならば決して負けない佐々木選手にはもっとアピールして夢を与えて欲しい。勝てば「世界」に近づける。…と、いってもスーパーライトと言えばメイウェザーにハットンなんですけど…。


 …で、先日の稲田選手防衛戦で、ホールで見かけたクレイジー・キムには感動した。なんだか毛糸の帽子を被り、バックパッカースタイルで、山登りから還ってきたようないでたちであった。素の3冠王者・クレイジー・キムはかわいらしい人であった。…で、そこを通りかかったジョー・小泉さんに挨拶をして、ジョーさんは「おめでとう」と一言言って立ち去った。HIGEGE91はホールの喫煙所でそんな光景を目の当たりにしたのだが、面白い瞬間であった。…キムと稲田は大学が一緒だったんでしたっけかな?


 …クレイジー・キムに写真をせびりたかったが、やはり怖くていえなかった。…が、そのクレイジー・キムの背後にいた臼井選手(…先日、日本バンタム級1位の木島に善戦した)になら写真をねだれるかな、と考えたが、気がついたら姿が消えていた。


 …とにかく、ホールに行くと別の意味で面白いことに出くわせるので楽しい。


…ん?話が逸れたが、佐々木選手には派手に勝って貰って(…多少汚くてもいいです、とにかく勝利あるのみ)、協栄ジムの先輩として、亀田を喰っちゃって欲しい!!


 そうだ、名護明彦(日本バンタム級6位)も登場するのだ。名護と言えば日本屈指の強打者として期待され 

 ながらもなかなか結果が出せない選手…。だが、ハンマーのようなフックで更なる飛躍を期待したい。対戦相手は同級の高吉勝之と言う選手だそうな…。がんばれ!!


つづく