10月半ばに、1冊の本が届きました。
「LA CAMPANELLA クライマー今井健司の軌跡」
この本を読ませていただき、
たくさんの方に愛された今井さんを想い、レポを書かせていただきます。
ネパール遠征・チャムラン北壁(7319m) に単独トライ中だった今井健司さんが
2015年11月3日に遭難し、行方不明になった。
上の写真は、アイスクライミングの講習をお願いした時のもの。
無重力のように、軽々と登って行く今井さんが、今でも頭に焼き付いてます。
キキちゃんを膝に乗せて、読書タイム。
因みに、、昨年なら2匹乗っても大丈夫だったが、
今はキキちゃんだけで、満杯。。
クロちゃんの時は、手で支えてあげないとモモからこぼれ落ちそうです。。
寒くなってきたので、朝のエサ時間が終わると、
「膝に乗る～。」としゃがんでる私によじ登ってくるキキちゃん。
おかげで、じっくり読書時間になりました。
「LA CAMPANELLA」・・山野井泰史さん、花谷泰広さん、宮田八郎さん、中島健郎さんなど
私でも聞き覚えのある山人からの寄稿。そして今井さんと共に過ごしてきた方々の
愛に満ちた文に、しみじみときます。
表紙のイラストは、成瀬洋平さん。今井さんっぽいはにかみの笑顔がそっくり。
「エヴェレスト 神々の山巓」の映画にて
山岳アドバイザー兼カメラマンと危険な個所では
今井さんがスタント？もされてたそう。
その縁で、岡田准一さんからも寄稿されてました。
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錫杖岳前衛壁「la campanella」 5.13b / 5P という難関のアルパインクライミングルート
今井さんが開拓しました。
とても美しいルートらしく、いつか目の前で見てみたいです。
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今井さんとの出会いは、アンズ隊員の紹介で、
14’１１月に湯川でクラック講習をしていただいたのが始まり。
今井先生のお手本 宇宙遊泳のように上がって行きます！！
ギアの使い方や、ハーネスの端の始末など細かく丁寧に教えてくれました。
今でも、ハーネスつけるときに最後にウエストベルトの端をゴムに通す時に
今井さんの顔が浮かびます。
暗くなるまで、めいっぱい教えてくれました。
楽しくってあっという間に時間が過ぎてしまったなぁ。
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15’1月には、岩根山荘でアイスクライミングの講習をお願いしました。
左端が天野和明さん、右端が今井健司さん
今井さんのデモンストレーション。
２等辺三角形が美しい。
この時も、日没ギリギリ？！
寒くなってきても、めいっぱいお付き合いくださいました。
ありがとうございました。
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↑１５’9月の小川山・マルチピッチ「セレクション」に行った時
には、、
ブルー＆イエロー隊員と、4人で登り切った後、、
懸垂下降で、岩場を降りて、、
取り付きまで歩いて戻り、
荷物を整理していると、今井ガイドと偶然お会いしたなぁ。
お客さん？のビレイしながらぬいぐるみのお礼を言われたり
それが彼との最後の思い出。
（この頃はまだ会社員だったので、倉庫にあったサンプルなど
お子さんに贈ったので。）
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その後、今井さんもいろいろ忙しかったり、
ネパール遠征があるので、今井さんが帰ってきてからの12月8日（火）に
今度はどんぐりちゃん達と一緒にクライミング講習をお願いしてた矢先に。。
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15’11月3日。遭難の連絡。。。
月日が経ち、、
黒戸尾根の七丈小屋で花谷さんが小屋番されてたので、
「The Real Climbing＃
で、花谷さんと今井さんが一緒に登られてたのを思い出して、
夕食後に、「The Real Climbing＃
ビデオ鑑賞会を開いてくれて、複雑な気持ちで見てたなぁ。。
まとまりませんが、、
純粋に輝く今井さんと、少しでもお会い出来たこと、嬉しかったです。
今井さん、、素敵なな笑顔を永遠に。