廃棄物処理コラム☆廃酸、廃アルカリの中和
<排出元向け>廃酸、廃アルカリの中和
以前のコラムでは、『熱風受熱型乾燥の種類と特徴』『伝導受熱型乾燥の種類と特徴』『乾燥機の種類と特徴:その他』をご紹介しました。今回は『廃酸、廃アルカリの中和』をご紹介します。
■廃酸、廃アルカリの中和■
廃酸、廃アルカリは埋立処分ができません。また、河川等の公共水域に排出するためには、pH5.8~8.6(海域5.0~9.0)にする必要があります。つまり、廃酸・廃アルカリを廃棄するには、この範囲に入るようにpH調整する必要があります。これを廃酸、廃アルカリの中和と言います。
続いて、廃酸、廃アルカリを中和する場合を中和剤添加量とpH変化の関係を示したグラフを中和曲線といいます。廃酸中に含まれる金属イオンを除去する必要がある場合に、金属イオンの種類によって水酸化物となって沈澱する最適pHが異なるため、pH設定値もそれにあわせる必要があります。
以上、廃酸、廃アルカリの中和、中和曲線でした。
■廃棄物の適正処理体系(体系図)■
以下の図は、適正な廃棄物処理の7つ方法とその体系図です。
<今までのコラムの一例とお問合せ先>
★熱風受熱型乾燥の種類と特徴
★伝導受熱型乾燥の種類と特徴
★乾燥機の種類と特徴:その他
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