一般廃棄物&産業廃棄物の広域移動状況、広域ブロックでの広域移動量☆船井総研:NEW環境ビジネスコンサルタントコラム2024年
<排出元向け>一般廃棄物&産業廃棄物の広域移動状況、広域ブロックでの広域移動量
前回や以前のコラムでは、『産業廃棄物の20種類と『保管』の4種類&4種類の産業廃棄物の保管上の留意事項』『廃棄物(一廃/産廃)の収集運搬の実態』をご紹介しました。今回は『一般廃棄物&産業廃棄物の広域移動状況、広域ブロックでの広域移動量』をご紹介します。
■一般廃棄物の広域移動状況■
令和3年度、環境省資料によりますと、全国の市町村が民間業者等に最終処分を委託し都道府県外へ搬出した一般廃棄物の量(都道府県外搬出量)の総計は、22.0 万トンのようです。
地域ブロック別にみますと、関東ブロックが 15.5 万トン(都道府県外移動総量に対する割合:70.1%)で最も多く、次いで、中部ブロックが 2.9 万トン(同:13.0%)、以下、北海道・東北ブロックが 1.8 万トン(同:8.4%)、近畿ブロックが 0.9 万トン(同:4.0%)になっています。
<一般廃棄物の都道府県外移動量>
全国を7つの広域処理ブロックに分け、一般廃棄物の広域移動量を地図でみますと、関東ブロックから搬出された廃棄物が北海道・東北ブロック、中部ブロック、中部ブロックから搬出された廃棄物が関東ブロック、北海道・東北ブロック、近畿ブロックから搬出された廃棄物が中部ブロックへ多量に移動しているのがわかります。
<広域処理ブロックでの一般廃棄物の広域移動量>
■産業廃棄物の広域移動状況■
令和3年度、環境省資料によりますと、中間処理又は最終処分目的で都道府県を越えて広域移動した産業廃棄物の量(都道府県外搬出量)は全国計 4,190.7 万トンのようです。
ブロック別にみますと、関東ブロックが 1,747.4 万トン(都道府県外移動総量に対する割合:41.7%)で最も多く、次いで、中部ブロックが 715.4 万トン(同:17.1%)、以下、近畿ブロックが 711.6 万トン(同:17.0%)、北海道・東北ブロックが 335.8 万トン(同:8.0%)、中国ブロックが 285.5 万トン(同:6.8%)、九州・沖縄ブロックが 274.7 万トン(同:6.6%)、四国ブロックが 120.3 万トン(同:2.9%)になっています。
<産業廃棄物の都道府県外移動量>
全国を7つの広域処理ブロックに分けて産業廃棄物の広域移動をみますと、関東ブロックからの主な搬出先ブロックは北海道・東北ブロック、中部ブロック及び中国ブロックになっています。また、近畿ブロックからの主な搬出先ブロックは、中部ブロック、中国ブロック及び九州・沖縄ブロックとなっており、中部ブロックからの主な搬出先ブロックは、近畿ブロック及び九州・沖縄ブロックとなっています。
<広域処理ブロックでの産業廃棄物の広域移動量>
■広域処理ブロックの設定■
■廃棄物の適正処理体系(体系図)■
以下の図は、適正な廃棄物処理の7つ方法とその体系図です。
以上
<今までのコラムの一例とお問合せ先>
★『産業廃棄物の20種類と『保管』の4種類&4種類の産業廃棄物の保管上の留意事項』
★『廃棄物(一廃/産廃)の収集運搬の実態』
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