産業廃棄物の再生利用量は?減量化量は?最終処分量は?☆環境省資料より抜粋☆令和3年度(最新)における産業廃棄物
<排出元向け>産業廃棄物の再生利用量、減量化量、最終処分量☆環境省資料より抜粋☆令和3年度(最新)
前回や以前のコラムでは、『産業廃棄物の業種別種類別排出量、都道府県別種類別排出量』『産業廃棄物の処理状況、産業廃棄物の種類別の処理状況、産業廃棄物排出・処理状況一覧表』をご紹介しました。
今回は『産業廃棄物の再生利用量、減量化量、最終処分量』をご紹介します。
■再生利用量は?■
産業廃棄物の再生利用量は、排出量約370,568千トンのうち約196,947 千トン(全体の 53.1%)です。
種類別にみますと、再生利用率の高い廃棄物は、「がれき類」
96.4%、「金属くず」 95.9%、「動物のふん尿」 95.0%、「鉱さい」 91.9%です。
一方、再生利用率の低い廃棄物は、「汚泥」 7.2%、「廃アルカリ」 17.9%、「廃酸」 28.8%、「廃油」 44.2%です。
また、量的にみますと、動物のふん尿、がれき類、ばいじん、汚泥が多く、これら4品目で再生利用量全体のおよそ8割を占めています。
<産業廃棄物の再生利用量の種類別内訳>
■減量化量は?■
産業廃棄物の減量化量は、排出量約 370,568 千トンのうち約164,928 千トン(全体の 44.5%)です。
種類別にみますと、減量化率の最も高い廃棄物は、「汚泥」 91.7%、次いで「廃アルカリ」 80.2%、「廃酸」 69.6%、「廃油」 54.3%です。
一方、減量化率の低い廃棄物は、「がれき類」 0.7%、「金属くず」 1.2%、「鉱さい」 1.8%です。
また、量的にみますと、「汚泥」、「動物のふん尿」が多く、これら2品目で再生利用量全体の9割以上を占めています。
<産業廃棄物の種類別減量化率>
<産業廃棄物の減量化量の種類別内訳>
◆最終処分量は?◆
産業廃棄物の最終処分量は、排出量約370,568千トンのうち約8,693 千トン(全体の 2.3%)です。
種類別にみますと、最終処分率の高い廃棄物は、「燃え殻」21.6%、「ゴムくず」 18.5%、「廃プラスチック類」 15.6%、「ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器
くず」 15.2%、「繊維くず」 12.8%です。
一方、最終処分率の低い廃棄物は、「動物のふん尿」 0.1%、「汚泥」 1.1%、「廃油」 1.5%です。
また、量的にみますと、「汚泥」、「がれき類」、「ばいじん」、「ガラスくず、コンクリートくず及び陶磁器くず」、「廃プラスチック類」が多く、これら5品目で最終処分量全体
のおよそ8割を占めています。
<産業廃棄物の種類別最終処分率>
<産業廃棄物の最終処分量の種類別内訳>
以上
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☆『産業廃棄物の業種別種類別排出量、都道府県別種類別排出量』
☆『産業廃棄物の処理状況、産業廃棄物の種類別の処理状況、産業廃棄物排出・処理状況一覧表』
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