シャッ
シャッ
シャッ
小気味いい音を立てるペン。
オトナから子どもまで知らない人はいない
超定番の筆記具。
ぺんてる サインペン

小学校の先生が、
"赤ペン"として使っていたのを思い出す。

自作自演・・・
と分かっていても、
ハナマルはうれしいものだ♪
それにしても、この書き味。
病み付きになる。
筆箱の"一軍"に在籍する1本。
7番打者。
■実は・・・世界初!の水性サインペンだったりする

誰もが知る文具メーカー、
「ぺんてる」は1946年の創業。
当初は"美術教育"に力を入れ、
絵の具やクレヨンなどで数々のヒット商品を輩出する。
1960年に「ぺんてるペン」を発売。
筆記具分野への参入を果たす。
が・・・
「ぺんてるペン」は当時主流の"油性"マーカーだった。
そのため、
裏写りしたり、ペン先が太くて画数の多い漢字が書けないなど、
"紙に書く"用途に適しているとはいい難い筆記具だった。
そこで"ぺんてる研究室"が立ち上がる!
数年に渡って試行錯誤を繰り返し、
ペン先が細く
サラサラと軽いタッチで細い線が書け
裏写りしない
ペンを開発。
ここに"世界初"の水性サインペンが誕生する。
粘性が少ない水性インクをよく含み、
適度に吐出する中綿とペン先を作ることは、
簡単なことではなかった。
果てしない数の試行錯誤=世界初の水性サインペン
を生み出したのだ。
■アメリカ大統領もお気に入り!?

苦労を重ねて開発したサインペンだが、
すぐに売れた訳ではない。
販売開始当初は日本での売り上げがいまひとつ。
アメリカに渡り、
販路開拓に奔走した経緯がある。
その際、シカゴで行われた文具国際見本市へも出展。
来場者にサンプルとして「サインペン」を配布したところ、
"ある男"の手に渡った。
"ある男"・・・ とは、
大統領付きの報道官。
第36代大統領L.B.ジョンソン
は報道官が手にしていた見たこともないペンに目を留め、
"ためし書き"(笑)
一度に24ダース(288本)を発注した。
■宇宙へ飛んだサインペン
大統領が「サインペン」を手にした数日後、
"大統領が大量発注した日本からきた不思議なペン"として、
Newsweek誌に掲載!
アメリカ上陸1ヶ月で180万本の売り上げを記録する。
そしてついに・・・
NASAまでが「サインペン」の優れた機能性に注目。
無重力空間でもインク漏れせず安定した書き味を確保できることが分かり、
NASAの公式スペースペン
として宇宙飛行士の筆記具に指定された。
こうして「サインペン」は、
1965~66年に掛けて"ジェミニ6号"、"ジェミニ7号"に乗船。
宇宙へ飛び立った。

■あれ?不良品?ペン先に穴・・・
「サインペン」のペン先に穴を発見!

これって大丈夫?
インク垂れてきそうなんですけど~。
ダイジョウブ。
っていうか、これがないとダメ!
ペンの内外の空気圧を一定に保つための大事な仕組み。
ペンの本体からキャップを抜く時、
本体とキャップの間の空気圧は一時的に低くなる。
そのとき、
この穴がないとインクが中から引っ張られて、
飛び出してしまうんです。
<今日の教え>
大事にしよう、ペン先の穴
最後に赤ペンまとめてためし書き!


"紙に書く"ことを考えると、
やっぱり、「ぺんてる サインペン」の書き味が好きだ。
期待を裏切らないコストパフォーマンスにも頭がさがるばかり。
いつまでも作り続けてもらいたい逸品のひとつ。
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