

ホッカホカのご飯をお椀に盛り付けること、何と言っていますか?
改めて調べてみると、「よそう」「盛る」「つぐ」など、さまざまな表現があるようです。
そこで「よそう?つぐ? ご飯を盛り付けること、何と言いますか」というテーマで都道府県別アンケート調査を実施しています。
選択肢は「よそう」「つぐ」「よそる」「盛る」「つける」「入れる」「その他」の7つ。
まずは、都道府県別の結果を見てみましょう。以下は、地域ごとに最も票数が多かった選択肢の色で、日本地図を塗り分けたものです。

最多は「よそう」で29地域を占めていますが、西日本では10地域で「つぐ」が優勢。
山口と長崎は「よそう」と「つぐ」が拮抗する結果となっています。中国・四国・九州では「つぐ」が主流のようです。
「盛る」は青森、秋田、新潟、長野の4地域で最も使われているようです。北海道、山形でも「よそう」に次いで多く、東日本で使用されることが多いといえます。
そのほか、群馬と栃木では「よそる」、沖縄では「入れる」が、それぞれ最多の票を集めたようです。
続いて全体の結果がこちら。

1位を占めたのは、やはり「よそう」で全体の約6割(58.8%)。続いて「つぐ」が16.6%、「よそる」が13.3%、「盛る」が5.6%という結果になっています。
日本地図では、西日本で「つぐ」派が多いという結果になっています。そうした傾向は得票率でも見えてきて、西日本(富山・岐阜・静岡以西)でつぐ派の割合は22.7%。全国の結果よりも、6ポイント上回っています。
沖縄のみで最多票を占めた「入れる」は、全体の使用率も1.8%と低いですね。こちらは妥当な結果だですが、群馬、栃木のみで最多の「よそる」が全体で13.3%を占めているのは驚きです。
なぜ「よそる」の使用率が全体では高くなるのか。
茨城、福島、埼玉、千葉、神奈川では「よそう」に次ぐ2位とないて、東京でも「つぐ」と並んで2位。
北関東を中心とした関東圏で使われているようです。
実際、関東圏だけの結果を見ると、よそるの割合は18.7%で、「よそう」に次いで2位でした。
ここで気になるのが、日本地図には登場しなかった「つける」という表現。一体どこで使われているのか。
愛知では「つける」派は10.5%。岐阜は25%、静岡10.5%となっています。
いかがでしたでしょう?皆さんは何と言っていますか~~~
私は「よそう」です。
